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iPad Air4 と Amazon と 私

前回の記事に「不運と生きる」ということを書いたのですが、本当に私、ツイてないんですよ、色々と。
大きく悲しいこともあるけれど、それより地味に不運なことが多くて、それが続くと結構なHPを削られるんです。
ここ最近あった不運なことで、「ああなんて私らしい」という出来事があったので、昇華の願いも込めて書くことにしました。

前提として

私はインターネットでの買い物が、下手です。
間違ったものを注文したりすることもままあるのですが、それより多いのが、不良品によく当たる。特に電子機器関連。

以前Amazonで、携帯・腕時計・イヤフォンなどを複数同時充電できるものを買ったときも、同時充電は全くできないわ、普通に1台だけ充電しようとしてもずっと充電・非充電を繰り返して携帯がファンファンファンファン鳴っている。
クチコミも見て、そのクチコミもサクラかどうか調べて、何日も調べては悩んでを繰り返してやっと買った商品が不良品。
しかも交換非対応で返金のみだったので、また1から調べねばならず、心が折れて今でも私は大量の配線と戦っています。

そんな感じで、割と悩めば悩むほど変なものが届いたり、不良品に当たったりする。
けどこの時はこれだけだったので普通に笑い話だったんです。
いや、これから書くことも笑い話ではあるんですけどね。
ただちょっと連続でいろいろ起きすぎたので、いよいよ笑ってらんないっていうか。
今回はそれを書いていきます。


iPad Air 4

先日、iPad Air 4を手に入れました。
ずっと欲しくて買うか悩んでいたので(だいたいの高性能電子機器は宝の持ち腐れになる)、誕生日を機に購入。本当に嬉しかった。
この子と快適に過ごすために、もちろんApple Pencilも買って、帰ったらすぐに使えるように画面に貼る保護フィルムもその日のうちに購入しました。
家に帰って、埃がつく前に出したらすぐフィルムを貼って、早速今晩から数段レベルの上がった日々の始まりじゃい!とワックワクしていました。

そしてその日の夜から、今日まで、地味に私の不運な日々が始まったのです。


【不運①】保護フィルム

そうして家について、いざ貼るぞ!と意気込んでフィルムを貼ったらば、
まさかの、

不良品

説明書通りに貼って、表フィルムの上にある最後に剥がす表面シートを言われた通りに剥がしたら、それが画面にくっつくための接着のりの部分につながっていて、のりまで取れて、最終的にただのiPadサイズのプラスチック板が残りました。ほんとただの板。なんの役にも立たん。

埃から守るために風呂場でそれを繰り広げていたのですが、ただのプラスチック板が出来上がったときには思わず「え!!!!」と大きい声出ました。
場所が場所なもので、虚しくエコーまでかかって。

とりあえず急いで、買ったときにiPadに付いていたシートを泣く泣く元通りに貼りました。
今夜から素敵なiPad生活〜なんて浮かれていた数分前の私よ。


【不運②】ガラスフィルム

そんなこんなで保護フィルム事件があったその日の夜、急いでAmazonでガラスフィルムを注文しました。
なぜガラスフィルムにしたかというと、iPhoneの保護フィルムを、ガラスフィルムにしてから圧倒的に本体画面バッキバキが無くなったからです。
だから私の中でガラスフィルムに対する信頼はめちゃくちゃ厚い。
なので、不良品保護フィルムが使えないとなった時も、「神様がやはりガラスにしろとおっしゃっている」と自分にいい聞かせて(無宗教)、気を取り直してAmazonで注文したのです。

ガラスフィルム自体は問題ありませんでした。
ただ、一つだけ誤算だったのは

Apple Pencil めっちゃ滑る。

手書きで書くときとにかくツルッツル滑って文字がうにゃうにゃする。
学生時代、ノートに書いた自分の字が気に入らない、という理由だけでそのページを破って何度も書き直していた私、このツルツルのせいで綺麗に書けない文字がマジでイライラするわけです。
滑るからペンを強く持たないとうまく書けないので、とにかく手が痛い。。。
でももう剥がすわけにはいかないし。
私の手がもげるのが先か、私の手がツルツルに慣れるのが先か。
いやきちんと調べなかった私も悪いんですけどね?
でもクチコミにはそんなこと書いてなかったんだもの…(言い訳)。
どちらにせよ、またも出だしは挫かれたまま。


【不運③】キーボード付きiPadケース

裸でこんな高価なものを持ち歩く勇気はないし、何せよとにかく私はものを落とすので、もちろんケースはマストです。
それと、iPad系の1つネックだったのは、画面上のキーボードの操作が苦手だということ。
なので、キーボードとケースが1つになったものを買うことにしました。

Magic Keyboardなど最新の純正のものにも憧れましたが、高い。
本体買っただけでも財布の中が疲れたので、キーボードとケースはもっと安価で、ほどほどなものにすることにしました。

これまたとにかく調べて、Amazonのレビューも穴が開くほど読み、YouTubeでのレビューも参考にして、「これならええやろ!」と鼻息荒く購入ボタンを押しました。

想像がつきますよね?
ええ、不良品でした。

ケース自体は問題なかったのですが、肝心のキーボードが無念の塊。


全体的にキーの感度が異様に高く、いつも通りのタイピングをするとめちゃくちゃ誤打になる。
例えば、「おはよう」と打ちたかったのに画面には「おおおおおはああっっよおおお」みたいになる。

でもまあ、これは、私が子供の頃タイピングを覚えたソフトが「北斗の拳」のタイピングゲームで、ホアタタタに合わせてノリノリで打って覚えたせいで、もしかしたら人よりタイピングが強いのかもしれないから、優しく慎重に打てば良いだろう、と自分に言い聞かせることにしました(無理ある)。

だがしかし、困ったのは deleteキー。
押してもないのに消しやがる。
触れただけで感知して消しやがる。
押したらば余計なところまで消しやがる。

他にも、タッチパッドも感度良好すぎて、ちょっと触れただけで飛ばしておいたマウスポインタのところにあっという間にカーソルがぶっ飛んで、そこにさらに触れただけのdeleteが作動して変なところを消して、さらにさらにまたタッチパッドのソレでまたカーソルがぶっ飛んで、「一体どこがどう消えたの」とポカンとしいている間に事件が次々に起きる。

もう、さすがにいろいろ起きすぎて、なんならキーボードに何か強い意思すら感じて、笑うしかありませんでした。


【不運④】ペーパーライクフィルム

不運②で書いたように、ガラスフィルムがアホほど滑るので、家電屋で見つけた「取り外し可能のペーパーライクフィルム」とやらを買ってみました。

これが、画面が多少歪むというか、見づらい、という難点はあるものの、概ね良好でした。
上からペーパーライク→ガラス→本体なので、多少の感度も下がりますが、全然大丈夫。だって困ったら外せば良いんだもの。
やっとここらで落ち着いたな〜と思っていたのも束の間、私に完全なる幸せなど程遠かったのです。

扱いにも慣れた数日後、ペーパーライクをいつも通り外そうとしたら、なんだか妙に画面がクリアなわけです。

そう、ガラスフィルムごと剥がれた。

あんなに苦労して貼ったガラスフィルムが一瞬で剥がれて、その刹那に入り込む埃たち。
「えっ!??おぃぃぃぃぃぃぃぃイィぃぃぃぃい!!!」
そう叫んだ後、半べそになりながら本体とガラスについた埃をペタペタとマステで取りながらまた貼り直しました。
けれどもちろん完璧に戻るわけもなく、あちこちに若干の浮きと埃は入ったままです。

昔からこのフィルムを完璧に貼るという作業が得意かつ真剣に向き合ってきたことだったので(アホ)、埃が目につくということのストレスったらありません。
今もこれを打ちながら画面の隅にある埃が憎くてたまらない。


【不運⑤】Apple Pencil グリップ

Apple Pencil は問題なく使えました。
ダブルタップでペンと消しゴムを変換できる機能も大助かりで、「さすが純正ですね」という感じだったのですが、1つ難点だったのは、筆圧が元々強いので、手が痛くなるんですよね。

なのでこれまた調べて、某漫画家さんもおすすめしていたグリップを購入。
もちろん第2世代対応商品です。

届いて早速装着して、まあめちゃくちゃ楽になったかと問われればそうでもないですが、着けないよりはだいぶと良い。
じゃあ何が不運かって?

ダブルタップ機能の感度、激落ち。

こんな落ちる?!ってくらい感度が鈍くなりました。
反応があったところを次にまた狙って叩いてもうまくいかない。
これが地味〜〜〜〜にストレスになる。
というか、トントントントンしている間に画面上タップした方が早い。
これじゃあ第2世代である意味よ。
レビューじゃそんな苦言誰も書いてなかったじゃない……。
改善方法が見つからないまま、とりあえず一生トントンしてます今も。


【不運⑥】新しいケース

新しいケースを購入した理由は、前回買ったケースはiPadをノートとして手書きで使いたいときに斜めに置けず、ベタ置きするしかなくて体勢的に疲れるので、それができるものに変えたかったからです。
後、前回のケースが結構重たかったり、Apple Pencil の充電の反応も微妙だった、というのもあります。

これまたもちろん調べて、値段的にも内容的にもシンプルなものを購入しました。
物自体は全く問題ありません。
今そのケースを使ってiPadを置いてこの記事を書いています。
じゃあ何が問題かって。

グリップつけた Apple Pencil が収まらねえ。

カバーの留め具の間にペンを充電しつつ収める、というよくあるタイプの商品なんですが、グリップを付けたせいで、留め具が届かない。
留め具が届かないから結局 Apple Pencil は不安定に取れやすくなっている。
つまりこの不運が続けは近い将来、いや、数日後には私は Apple Pencil をどこかで落とすと思うんです。
Apple Pencil 収まらない方々、どうしてます?誰か答えをくれませんか?


まとめ

冒頭に書いたように、iPad Airは誕生日に購入したので、全て約10日ほどの間に起きたことです。
自分の計画ミスという点ももちろんありますが、不良品もあったりと、やることなすこと裏目に出るんですよね。
1つ1つは大したことなくても、立て続けに起きるとじわじわと心を抉っていく。誰にも何にも言われてないのに「生きる価値なし」と言われている気持ちになる。つらい。
そして何よりつらいのは、こんなふうに失敗を繰り返してチリツモでいろいろ買っているうちにMagic Keyboard買える値段になるんちゃうってことです。
そうなったときは1人静かに泣くことにします。

これが不運と生きる私の日常です。
割とこんなのしょっちゅうあります。
ときどきこんなふうに書いて、ネタにすることで昇華できたらなと思います。
誰か笑ってくれたらありがたいです。


ちなみに

不良品だった保護フィルムとキーボードは業者に連絡したら交換してもらえました。
キーボードの業者さんはどうやら外国人の方のようで、メールのやりとりの文面の日本語が「良いでございます」とか「ご返信をいただけないでございませんか」とか、一生懸命丁寧なのだけど、微妙に可笑しくて可愛らしかった。
この連続不運の中で、唯一心がほぐれた時間でした。
不幸の中にも小さな幸せを探していきたいですね…と薄っぺらい人生の格言みたいなことをしみじみ感じてしまうのも、心がすり減っている証拠です。

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