稲垣諭著『大丈夫、死ぬには及ばない』

稲垣諭(2015)『大丈夫、死ぬには及ばない』学芸みらい社

冒頭の大学生のリアクションペーパーが印象的であった。

本書全体を通して、執筆者が大学の講義などで出会った大学生のリアクションペーパーや体験談、メールなどを軸としている。彼/彼女らの体験を基に、執筆者の現象学からの見解が示されるのである。

何が面白かったのかを端的に表すとすれば、「見たことのない世界を垣間見た気がする」ということである。

(相対的に)何不自由なく生きていけることに感謝せざるを得ない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?