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時をかける少女ならぬ、キャパをこえる坊主に出会った年末の話

12月といえばここ数年、
クリスマスよりM-1の方が楽しみになっていることに今回のM-1を観終わった後に気がついた。

友人宅でそれなりの肉をこさえて
満を持して観たM-1 2021、どれも沢山笑ったのだけど個人的にはモグライダーが突き抜けて面白かった。
登場人物みんながWIN-WINになる幸せなネタなのも、大好きだった。

なにより大一番のショーレス、しかも初の決勝で絶対に出トチれないとなると、綿密に練習した台本どおり100%のパフォーマンスを目指すものなんじゃないかなって思う中、超アドリブをかます肝の座り具合にたまげた。

バッチリ段取りは飛んで、どうみてもパニックなともしげさんと、転び方次第で0にも振れるような相方のアドリブに全ベットして、冷静にその場を150%の笑いに料理している芝さんとのハレーションがむちゃくちゃおかしくって、神社のくだりあたりでもうなんか目がチカチカした。

私の中でこの昂りは2009年元旦、おもしろ荘で見た「ハライチ」のノリボケに出会った時の衝撃と似ていた。

人生でお金を出して、お笑いを見たのはハライチが初めてだった。

2009年から3年ほど劇場に通っていて、
当時のトークライブは、今となっては「ハライチのターン」のプロトタイプだったように思う。
岩井さんママが劇場内でファンに「幼い頃の勇気の写真」を見せてキャッキャしていたり、毎回B5ノートびっしりのファンレターを用意している熱狂的な澤部さんの名物ファン以外は、である。

私の中にいるデッカチャンが、突然鼓笛を鳴らす。
気付いちゃった気付いちゃった わーいわい!

モグライダーはともしげさんがボケ、ネタをつくる芝さんがツッコミ。
ともしげさんが持ってくる謎の「事象」に対して芝さんが課題を与えていく。
ハライチはボケ、ツッコミこそ逆だけれども、
ネタをつくる岩井さんが、ランダムにワードを投げかけて澤部さんにその場で課題を与えていく。

ともしげさんしかり、澤部さんしかり、
「キャパを超える坊主」が好きという特殊な性癖の扉を開けたのが今年のM-1だったのかもしれなかった。

次の坊主は、モグライダーともしげさんや。

M-1のフィーバーはまだまだ序盤、
先週末はM-1ツアーのチケット争奪戦がトレンド入りをしていたが、モグライダーだけを観るなら月1のマセキ芸能社事務所ライブはドン・キホーテもびっくりの情熱価格1,000円なので出演しているうちに観ておきたい。

まさに毎度トレンド、毎日メディアで引っ張りだこで、2年前のぺこぱの勢いを彷彿とするブレイクのように感じる。

今後のモグライダーの活躍が、
より華やかなものになりますように。

他にもあなたの知る「キャパを超える坊主」があればぜひ聞かせていただきたい。


M-1 2021 敗者枠で決勝に進んだハライチについても、10年の月日もあり、まとめて言うには想いが多いので、また別枠で書きたいと思う。

画像引用:https://nikkan-spa.jp/1808242

【パンキッシュガーデン】
2/8(火) バーガンディレッド
■15:30開場 16:00開演
■18:30開場 19:00開演
前売\1,000(税込)当日\1,200(税込)
http://www.maseki.co.jp/live/burgundyred
ミニホール新宿Fu-
住所:新宿区歌舞伎町2-45-5
TEL:03-3208-9028

10年ぶりのお笑いライブに行ってきます!

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