夢の中での出来事#1
ある日、僕は普段夢など見ないのに夢を見た。
真っ暗で何も見えない所に僕はいた。
「ここどこだろ...」
辺りを見渡しても真っ暗で何も見えない。
しばらくすると、暗闇に目が慣れてきたのか少し見えてきた。
「どこかの、部屋?」
物置部屋だった。
扉を開けて出てみるとそこは廊下だった。廊下も暗い。窓のようなものも一切無かった。
不気味だと感じ外に出ようと出口を探そうと廊下を歩き始め、曲がり角を曲がる。
効果音「ギシギシ..」
急に床がボロくなっていた。
恐る恐る進むと床に大きな穴が空いていた。。
下を少し覗くと、また同じような床がうっすらと見える。
「ここ、2階だったんだ。」
2階には出口のようなものはない。
「降りて探そう。」
そう思い、穴を使って1階へ降りた。
後ろから光が差し込んでいた。
「!!窓!出られるのか!!」
後ろを振り向き、光が差し込んでいる窓へ。
しかし鉄格子だった。出れるような隙間もない。
諦めて、奥へ続く暗闇へ歩いた。
2階の穴があった場所を通り過ぎ真っ直ぐ進んだ。
すると、何かが詰まっているゴミ袋がちらほらと廊下の端に出てきた。
「なんだろうか。でもあけるのはさすがに...」
先へ進む。
どんどんゴミ袋の量が増えていく。
すると、
効果音「ベチャッ!」
何か液体のようなものがこぼれていたのか、踏んでしまった。
「最悪だ。なんの液体だろう。」
よく見てみると赤い液体だった。ドロっとしていた。
そしてもう一度辺りを見渡すと、何百人もの人間の首から上が切られた状態で転がっていた。
「.....」
鳥肌が立つ。
中には目を見開いたままの首もあった。
早くここから離れたいと思い。出口はないかと進行方向の暗闇の奥を見る。
すると、、
「なにか見えるぞ。...とびら?」
遠くからだと見えにくいが扉のようなものが見えた。
そして誰かがその扉の向こうから呼んでいる気がした。
「誰?誰かいるのかな。」
僕は気になり歩いていった。おもむくままに。
だんだん呼びかけている声が消えていく。
扉の前に着いた。その扉は、鉄製の頑丈な扉だった。
「回転させて開けないといけない扉か。」
開けようとさらに近づく。。
そこで気がついた。
「!!!開けちゃダメだ。首切られる。」
恐怖心を取り戻し光がさしていた方におもむろに走っていった。
そこで僕は夢から覚めた。
怖くて怖くて仕方ない。起きても心臓が激しく鳴っていた。
なんであんな夢を見たのだろうか。今も不思議に覚えている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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