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キングサリ・蝶羽れい 本人プロデュース生誕祭「REI♥HOLIC」 11/20の記録

2022/11/20本日の、今一番たのしいと思うグループキングサリ(詳細は下の記事参照)のメンバーの蝶羽れい生誕祭が池袋STUDIO MIXAで開催された。
彼女のセルフプロデュースによる病みかわワールド全開のもと、衣装、ヴィジュアル、演出、背景映像の全てがとても心に残るものであった(特にナース服は最高すぎた……!)
また、私がnoteに本記事を書こうと思ったきっかけは、彼女が以前twiterに綴った"はやく私もオタクに自分のこと何百文字とnoteに語ってもらえるアイドルになりたい、おやすみ"という言葉である。私は”どう見てもねうちゃんのオタク(れいちゃん本人談)"だが、今日は彼女の世界に感動したオタクの一人として、この多幸感にあふれた日の記録と、これは長文noteで残すべき!と思わせた多才なセルフプロデュースによる生誕ライブを成し遂げた彼女の一日を、ここに4000文字超えで記しておこうと思う。
れいちゃん本日はお誕生日おめでとうございます!
(タイトル画は下記から引用させていただきました)
https://twitter.com/kingsari_0430/status/1594342985420115972/photo/2)

前説:何百文字とnoteに語ってもらえるアイドルになりたい、と語るれいちゃんの世界

前文でも述べた、印象的な彼女のtweetである。

"何百文字と" "長文note"と書いたところがサブカルやインターネットに造詣の深い彼女らしさがあり、Twitterの140文字にもInstagramのストーリーにも収まりきらない彼女の大きな器を感じる。
現代において、人間は、特に舞台の上に立つアイドルは、誰かによって語られることで何者かになり語り継がれていくのだと思う。筆者はアイドルではないが、似たようなことを10代の頃に考えていたので彼女の気持ちにはとても共感した。ずっと私はある業界で名を残したいと思っており、いつか自分について書いてある記事が出るのが夢だった。時は経ってある大きな仕事が終わり、自分のことが書いてあるメディア記事が出た時、とても嬉しくて何度もスクショして読み返したり、家族に見せたりした。10代でアイドルの道を志し、"アイドル未経験、アイドル人生 1日め担当!" として初めてキングサリでステージに立ったれいちゃんにとっては、自分がアイドルとして語られる対象となることへの憧れは非常に大きかったのだろうと思う。
キングサリ  "キャラメリボーン"の好きな一節より(生誕セトリにもあり最高)

"ゾンビ化したアイドル 魔女になったインフルエンサー"
 "いいねの数 競って踊って 踊らされてるの?"

松永天馬作詞作曲 / キャラメリボーン

SNSの時代、"いいね"の数をただ追い求めるとゾンビか魔女になってしまうかもしれない。一方、唯一無二の存在としてnoteで語ってもらいたいというれいちゃんは、どこかサブカル的な批評性・文学性を内包した面白いキャラなのではと思っていた。生誕企画が告知された時に、そんな彼女の内面が覗けそうな生誕は、きっと面白い世界なんだろうなぁ……と内心期待していた。

生誕準備:ポスター・映像準備を懸命に行うれいちゃん

そんな彼女のキングサリでの生誕は、全てセルフプロデュースとして行われた。
ポスター、告知、さらには演出動画……なども、彼女が手を動かして生誕をプロデュースするという。そしてれいちゃんのTwitterからも、ジュビの様子は懸命に伝わってきた。
タイトルはREI♥HOLIC、ポスターのビジュアルはこちら。実に世界観が出ていて良い。

れい生誕 ツイートより引用 https://twitter.com/kingsari_0430/status/1589973566657024003

そして映像演出についても、課題や他のライブの準備もある中、わずか二週間で準備したという。とても臨場感のあるツイートがこちら。

aviutil久しぶりに聞いた。古のソフトかと思ったが彼女がご存知なのに驚いた。

動画編集はとにかく時間がかかる。
そんな中寝ないで懸命に準備を続ける彼女、間に合うか心配で内心応援していた……

そして無事動画編集は終わり、生誕を迎えられることになった!

生誕ライブ当日:れいちゃん色に満ちた池袋の街

当日は雨模様だったが、池袋のイルミネーションも青で、街全体がれいちゃんの生誕を祝っているようだった。私はコンカフェ界隈は詳しくないのだが、なんとなく池袋というとコンカフェのイメージがあり、れいちゃん生誕に似合った街でもあるような気がした。

生誕会場は池袋STUDIO MIXA4階。特別に用意された映像演出ありの会場。

そして素敵な本人考案の生誕Tシャツ(閻魔ちゃん曰く実にサブカルで良き)の中、ライブ開演を迎えることとなる。

ライブ本番:れいちゃん考案の病みかわステージと動画演出の良さ

そして生誕ライブが始まった。広いフロアは一面青のサイリウムの海である。
メンバーが登場した瞬間、私は度肝を抜かれて、声なき歓声をあげた。
なんとメンバー全員が黒十字+ロングスカートのナース衣装、れいちゃんはメイドっぽさもあるフリル付きメイド衣装!!病みかわ全開で超可愛い!!😸
(ナースと注射が超好きなオタクなので個人的な癖にも刺さりまくった)

そして始まった一曲目はアイノホンノウだが、驚いたことに、ステージの背景にVJ付きで世界観あるイメージと共に、歌詞がシンクして流れる演出であった。これが彼女のサプライズ!

一つ一つ大きくなる歌詞の流れ方ひとつとっても、彼女のカルチャーであろう最近のボカロや歌い手の動画感もあって今風のセンスを感じた。私は特別映像はライブとは別のメッセージなどかな〜と想像していたら、まさかライブパフォーマンスに被せてくるとは思わなかったので斬新な発想に驚いた。これも彼女作成とはまことにすごい……
そして二曲目の生生しろよ、三曲目のキャラメリボーンという松永天馬さんの名曲がムービーと一緒に続いた後にMCに入った。歌詞入りは1曲目だけであったが背景だけでもすごいと思った。

そしてMC,今日は どう考えても可愛い担当、アイドル人生85日目 蝶羽れいです! との担当の元、彼女の思いが語られた。
(MCなどは走り書きと記憶をもとに書いてるので違ってたらすみません)

"本日のライブはREI♥HOLIC、れい中毒!
れいが好きな病みかわな世界観を表現するように、病院とナースをもとにしたスカート衣装、そしてれいのルーツのメイドとコンカフェ文化をもとにメイド感ある衣装も手作りで用意しました!生誕だと色が使えるのでれいの衣装は水色ベースに蝶々のリボン(後ろを向く)そしてメンバーはロングスカートの水色ナース服です"
"映像演出は2週間で急いで作りました!最初のアイノホンノウで2週間のうち1週間を使ってしまった……"

蝶羽れい生誕ライブ, MCの概要(記憶もとに再現、違ってたら筆者の責なのでお知らせください)

丁寧な言葉で病みかわとメイド、水色や青へのこだわりを語っていて胸に残った。
彼女のオタクから聞いたところだと、れいちゃんが当初のアー写でライブをしたことはなくて、デビューライブの直前に髪型を青にしたそうだ。その理由は、自分はアイドルではない唯一の未経験で歌も自信がないが、とにかくグループの個性として目立ちたいから…という。そんな胆力と勢いのあるところも彼女の魅力……とオタクは語っていた。
今日の衣装の裏話を聞いて、そんな青と水色、そして前世のメイドという、彼女のルーツへのこだわりが現れた衣装が素敵だった。

MC後は、警察犬・シリアルガールなどの勢いを増す曲で盛り上がった。
"盛り上がる曲なので映像を見るよりもまず楽しんでください!"とのことだったが、警察犬には"猛犬注意!"のエヴァ的な危険アラート、シリアスガールには注射器の映像演出など、曲にマッチしたVJのセンスがまた良かった。注射器でお注射されたいね。

そしてキングサリの曲が終わり他のメンバーが退場した後、もしかすると直接彼女が語るのは初めてかもしれないれいちゃんの生い立ちが、彼女自身の口から語られた。

"元々私はメイド喫茶で働いててアイドルになりたかった。可愛いアー写のふわふわしたアイドルが良いなぁと思っていて、アンスリュームのライバルグループの応募を見て応募しました。そしたらパチンコ屋の宣伝のようなギラギラしたアー写(笑)のキングサリに入って、イメージとは少し違ていたけど頑張っています。
今はデビューから半年ぐらいかな?あっという間で、応募したのが去年の12/26だからちょうど一年経ちました"

蝶羽れい生誕ライブ, MCの概要(記憶もとに再現、違ってたら筆者の責なのでお知らせください)

"元々歌は得意じゃなくて、高校の時の音楽の授業は終わってから泣いちゃうくらいでした……  だから歌は被せがある感じのふわふわしたグループに入ろう!と思ってたら、キングサリは実力派のグループで被せもなし、とにかく歌がたくさん求められるところになった。今は一週間に一度ボイトレに行って歌を頑張っていて、嫌いだった歌も好きになって自分の声を聞いたら結構可愛いじゃんと思えました!"
"ソロ曲の時間、今日はマイクは、マネージャー特製の点滴と献血マイクスタンドを用意しました。それでは聞いてください、ハート型ウイルス!"

蝶羽れい生誕ライブ, MCの概要(記憶もとに再現、違ってたら筆者の責なのでお知らせください)

声なき声で湧くフロアとともに、ソロ曲が始まった。
ハート型ウイルスでは、蝶がヒラヒラしながらハートの形を作り、心電図のように動くエフェクト付きで、世界観のマッチがすごかった。
次の曲は、ボカロ曲のメランコリック。これも彼女らしい世界観のあるビデオエフェクトで感動した。ボカロ世代に刺さる選曲としてフロアが沸きまくっていた。

最後にキングサリ曲のアンコール、そしてメンバーが戻ってきた後写真を撮り、彼女のこの言葉で生誕祭ライブは閉められた。

ずっとデビューの頃から青だらけの会場でライブしたかった。
ステージから見える青いちょうちょの海が幸せです!
本当に幸せな生誕祭でした!ありがとうございました。

蝶羽れい生誕ライブ, MCの概要(記憶もとに再現、違ってたら筆者の責なのでお知らせください)

その後は素敵な青いフラスタの前での特典会。フラスタやケーキのポーズは彼女が好きなハルヒらしい!可愛いイラストと一緒に特典会で元気いっぱいの彼女に会えた。

おわりに:生誕おめでとう!

アイドル人生の第一歩を歩み始めたばかりのれいちゃんの生誕祭。
とても幸せで楽しい空間だった。そしてさらに感動したのが、彼女が懸命に準備したプロデュース力と世界の完成度である。まるで彼女が好きなハルヒが映画を撮り、みくるをプロデュースするかのような行動力で、動画に演出に衣装に周囲を巻き込んで実行したに違いない。
私は病みかわ大好きなので刺さりまくったし、VJをダンスに合わせるという発想とその世界観、そしてそれを手作りで2週間で準備したところもとても感動した。
彼女は若干20歳になったばかりである。この凄い才能を内に秘めた彼女がプロデュースする世界は、是非今後も見てみたいと思うし、そんな彼女のこれからのアイドル人生を今勢いのあるグループのキングサリで今後も見守れるのはとても幸せなことだと思う。
そして、 "noteで語られるのが夢"と書いていた通り、れいちゃんのオタクの方、キングサリのオタクの方がさらにnoteを書いてくれると素敵だと思います!是非興味ある方は数百文字からでもお願いいたします。
最後に…… れいちゃん生誕おめでとうございます!!


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