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遂に完結!発表を終えた今、考えることとは?舘野ゼミ✖サンシャイン水族館コラボ🐠🌊🪸🦭

こんにちは。今回記事を担当する、舘野ゼミ3期生のサクラダです。こうやって外部の方も閲覧できる文章は高校の卒業論文以来です。至らないところもきっと多くありますが、是非最後まで読んでください。

そして、今回のグラフィック担当は同じく3期のえなです。ぜひ文章だけでなく、素敵な絵や写真にも注目してみてください。

ではでは、早速本題に移りましょう。

1. はじめに

今回のnoteの内容は、前回まで続いたサンシャイン水族館とのコラボの総括です。

私たちは、【ユーザーの感情パラドックスに着目して「新たな水族館の使い方」の考案せよ】という課題のもと、約一か月間にわたってプランを作成してきました。その過程であったり、それぞれのチームの苦悩だったりは、前回までのノートに書いてくれているので、ぜひそちらにも目を通してほしいです。今回のnoteがより一層面白いものになると思います。

そして今回のnoteのメインとなるのは、サンシャインプロジェクトの総まとめ、本社プレゼンでの内容です。私たちがサンシャインさんの本社に足を運び、社員の方へのプレゼンテーションを通じて、またこの活動全体を振り返って学んだこと・感じたことを皆様に伝えられればと思います。

2. 他チームの発表を聞いて

まず最初に、他のチームの発表を聞いて考えたことをまとめていきます。

もちろん自分たちも1か月間頑張りましたが、それは他のチームも同じなわけで、それぞれが作り上げたプランは素敵なものばかりでした。これは僕だけじゃなく、他のゼミ生、サンシャインの社員の方々もきっと感じてくれていたと思います。

プレゼンを通じて他の班のどこがよかったのか、自分たちには何が足りなかったのか、発表が終わったからこそ感じる感情や学びをうまくまとめていけたらと思います。

2.1. 他班の魅力

推し活テーマパークを提案しクライアント賞受賞の、「———キョリ60cm」チーム!
水族館で水鉄砲バトルを提案して学生賞受賞のサカナ4姉妹!

他のチームの発表も全部聞いたうえで感じた感情は、「うわ、行ってみたい!!」といったとてもわくわくする感情でした。

私たち舘野ゼミは、学部の他のどのゼミよりもクリエイティブで、個性豊かなメンバーが揃っている自信があります。
そのメンバーたちが1か月間ガチで考えたプランは、どれも本当に素敵なものでした。

水族館でラーメン食べようって班がいたり、水鉄砲で戦おう!!って班がいたり、はたまたオタクを本気でやろうぜって班がいたり、、、

ほんとに全部のプランを一つずつ紹介したいくらいです。どのプランも個性あふれて、水族館でそんなことするの!って意外性あふれるプランばかりでした。同じお題で、同じ場所を見学して考えたはずなのに、面白いくらいにみんな違うんです笑。

その中で思ったのは、「2期生(先輩方)の感情パラドックスへのアプローチが上手い」ということです。

なんか上手く文章化できないんですけど、自分たち3期生のプランよりも、先輩方の方がよりパラドックスを掴めているというか、着眼点が私たちとはまた別のところだったりして、それがオリジナリティを生んでて面白いなって。

これは何でだろうって考えたときに、先輩方の方が本質を捉える力があるのかなと。

何事も本質を捉えることって大事ですよね。これが出来なければプランはどんどん逸れていってしまうし、まとまっていかないと思うんですよ。だから、本質を見抜き、それに沿ったプランを作成していくってことが大事だし、それを実感させられました。

今回の例でいうと、私たち3期のプランはどれも「水族館を利用したときに感じた感情パラドックス」から連想させていたんですね。対して2期生は、「水族館を利用する”ユーザーの”感情パラドックス」に着目していました。

具体的には、私たちの班は水族館を回る中で感じた「もっと癒され続けたいけど、わくわくもしたい」といたパラドックスからプランへと連想させました。対して2期生の例でいうと、水族館を付き合って日が浅いカップルが利用することを想定して、「**相手に心を開いて距離を縮めたいけど定型文で取り繕っていい風に思われたい」**といったように、これから利用するであろう”ユーザー”を想定してプランを立てていました。

つまり、見学を通して感じた「過去の視点」と、見学を踏まえたうえでユーザーが感じるであろう「未来の視点」と着眼点が少し違ったんです。

勿論どっちかが間違いってわけではないです。ただ私にとっては「ああそうゆう思考もあったのか」と、自分の視野が広がったような気がしました。

これは今回全員の前で発表し、他チームの発表を聞いたことで気付けた学びなのではないかと。ただプランを作成し発表するだけでなく、他のチームと本気で競い合ってきたからこそ生まれたものだと感じて、今回のプロジェクトの意義を大いに実感できました。

2.2. 自分たちには何が足りなかったのか

私たちのプレゼンです^ ^

一つ前でもいっぱい書いたように、他の班の発表を聞くことで様々な学びがありました。それを踏まえたうえで、自分たちの班に足りなかったものというのをここから書いていこうと思います。

はじめに結果を言うと、私たちの班は優勝には至らず、ビリではないもののどこか悔しさが残るような結果でした。

では、なぜ私たちの班が優勝できなかったのか、振り返りも踏まえたうえで感じたことを書いていきます。これは私たちの班に限らないものだと思うし、このプロジェクトに限らない学びなのではないかと思っているので、ぜひ読んでください。

遠回りすることの重要性

これが私たちの最大の課題です。過去に戻れるならこれをしっかり見直します。

ではなぜこれが重要なのでしょうか。それを私たちの送った過程を踏まえて説明します。

今回のお題は「ユーザーの感情パラドックスに着目した,,,」であるのに対して、私たちは面白そうなアイディアから逆算してプランを作成しました。そうです、お題の前提をすっ飛ばして面白そうという私たちの”感情”のみからプランを作っていたのです。

もちろん面白いプランであることは大切です。しかし、ここで土台作りを一度無視してしまった為、後々そこに舞い戻ることになってしまいました。作品は完成してるけど、中身スカスカみたいな状況になってしまったことで、プランの完成度が下がってしまいました。

「3匹のこぶた」と似たような話かもしれませんね。しっかりと時間をかけて、土台から作った人が最後には成功するのだと実感しました。先回りするだけじゃなく、遠回りをすることも重要なんだと、今回のプロジェクトを通して学びました。

2.3. 全員優勝?!

他の班の素敵なところ、自分たちの足りなかったところをここまでまとめてみましたが、これらは一か月間本気で取り組んだ結果であり、どの班も完成度はとても高かったように思います。

これは実際に舘野先生もおっしゃっていて、自分たちのやってきたことは間違いではなかったのだと感じることもできました。

そんな中、サンシャインの社員の方の講評を頂いた時に素敵な一言を頂きました。

「結果的に順位は付けましたけど、私的には全員優勝をあげたいくらいです」

一言一句引用できたわけではないですが、こんなニュアンスのことを話してくださいました。この一言は、賞も獲得できず、順位も振るわなかった私にとってはとっても報われるものでした。

他の班の方が良いプランを作っていたかもしれないけど、自分たちも1か月間何回もミーティングして頑張ってきたし、最後までやり切ったし、自分たちのプランも好きだし、、そんな僕にとって、その努力を認めてくれたようなこの一言はとっても嬉しいものでした。また、こんな素敵な言葉を残せるのっていいなって勝手に感じてました。

これが社員の方にも伝わってるといいな笑。

いろんな苦労もありましたが、最終的にこの一言のおかげで素敵な気持ちでプロジェクトを終えることが出来たと思うので、本当に感謝しています。

3. 活動全体を振り返って

ここでは、1か月間の活動全体を振り返ってみて、発表が終わった今だからこそ感じることだったり、学んだことだったりをまとめていければと思います。

私の主観だったり、私のチームのことだったりが多くなってしまいますが、許してください。

3.1. やっぱり悔しい!!

活動を振り返ってみて、まず思うのは「悔しい」という感情でした。

一か月間本気で取り組んだし、何度もミーティングを重ねたからこそこれを感じてしまうんですよねきっと。途中結構行き詰ってしまったり、メンバー間の認識が合わなかったり、就活も始まってそもそも予定が合いにくかったりと多くの困難がありました。

そのうえで今回プランを作り上げ、発表を終えたことには達成感を大いに感じました。終わった時には満足したし、「やっとおわったあああああ」って言葉がたぶん口にから出ていたと思います。

ただ振り返ってみると悔しさも残ります。結果的に自分達は勝てたわけではないので。

あの時こうすればよかった、ここをこうしとけばよかった等々いろいろ思うところはありますが、もう終わってしまったので、すべて後の祭りです。
こういった後悔を抱かないように、努力や準備が必要なんだと実感しました。

勿論自分たちも本気でやり切りましたが、結果的にまだまだ改善の余地があった訳で、他の班は同じ期間でもう少し完成度の高いところもありました。これはチームとしてだけじゃなく、個人としてもです。

ただ今回のこの「悔しさ」を踏まえて、成長につなげられるかがまた大事なステップなんだと思います。同じようなプロジェクトの際にはこういったことに気を付けようって意識できるかがきっと重要なのではないかと。また他のことにも応用して、部活動、就活、その他個人の活動でも、「悔しい」想いを抱かないように、準備と努力をしようと前に進む為の糧にもできたと思います。だって、できることならなんでも気持ちよく終わりたいですもんね笑。

3.2. 自分の役割を理解する

突然ですが、みなさんは組織で活動するときにどのような役割を担うことが多いですか?

組織を進行するリーダー的な存在?積極的に意見を出すアイディアマン?それともただみんなに任せるだけのフリーライダー?

私は自分の役割として、チーム内でフィードバックを行っている際に仲間の一人に言われた「コメンテーター」という言葉がとっても腑に落ちました。

みんなの意見に対して自分の意見をしっかりと伝える。反対意見だったり、不明点があればそれも伝える。そんな「コメンテーター」になってしまうことが多いことに気づきました。

この役割の良し悪しはさておき、みなさんは自分の役割だったり、特徴だったりを理解できていますでしょうか。

これ、実は結構大事なことだと私は思います。勿論組織のメンバーによって、環境によって変わることもあると思います。ただこの「メタ認知」的な要素がとても重要だと思うんですよ。

客観的な視点から自分を理解することで、自分の役割を全うできるし、上手く立ち回れるのではないかと思います。また、足りてないものが見つかればそれを補う努力にもつながりますし。

就活だと、グループディスカッションで自分の役割を理解できてなくて邪魔してしまうようなひといたりしますよね笑。

こういったことを防ぐためにも、メタ的な視点から自分の役割を理解しておくことは必要だと思います。またそれを理解するためには、組織の中での自分を振り返ってみることや、私のように他人に助言を貰うことでそのヒントを得ることが出来るのではないでしょうか。

4.感情パラドックスとは

すみません、結構長いこと書いてしまっていますが、最後に今回のお題でもあり、舘野ゼミが大きく取り扱う「感情パラドックス」について触れて、このプロジェクトの振り返りとさせていただきます。

「感情パラドックス」に関しては、以前のノートで説明されているので皆さん理解しているはずですよね。もしまだの方は第一回のノートを読むことを推奨させて頂きます。

4.1 無数に散らばるパラドックス

私は今回の活動を通して、生活の中にパラドックスが無数に散らばっていることを改めて理解しました。だって、水族館に行っただけで8班それぞれがちがう感情パラドックスを感じているわけですから。水族館に限定しなければ、もっともっと無数に存在していることは明らかです。

例えば今の僕だったら、「ゆっくり休みたいけど、やるべきことを進めたい」今の感情、つまり短期的には疲れたから休みたいけど、就活やnoteの〆切等、長期的に考えると今のうちにやるべきことを進めたい。という風に、もうこのレベルになればパッと今の感情パラドックスを見つけて、説明することもできます。

こんな矛盾がそこらへんにいーっぱい散らばっているんだよってことを理解することが重要だと思います。これらをしっかりと認識して、その存在を受け入れることが必要なんです。

これらを受容することで、どちらか一方を目指すのではなく、二者択一の思考を持ち合わせることにつながり、素敵な生活を送ることが出来るのだと思います。

4.2. 人間ってめんどくさいけれど愛らしい

こういった「感情パラドックス」を無数に持つ人間って、やっぱりめんどくさい生きものだと思うんです。だって、「あれもしたいけどこれもしたい」って欲張りすぎませんか笑。

水族館に行ったって、魚たちを見て癒されたいのに、それだけじゃなくて何か刺激も欲しいってやっぱり欲張りだと思うんです。けど自然とそういう感情を抱いてしまう生きものなんだと思います。

舘野先生も著書でおっしゃっていましたが、だからこそ人間は、「めんどくさいけれど愛らしい存在」なんだと思います。様々な矛盾を抱えるめんどくさい存在ではあるけど、それも人間らしくて愛らしい部分として受容することが重要なんです。

水族館に行って自分の「感情パラドックス」と向き合い、また他者の「感情パラドックス」を聞き入れることで、その理解をより深めることが出来たと思います。

また今回のプランのように、一見二者択一に見える「感情パラドックス」を両立させるための方法を見つけ出す力が、今後困難に遭遇した際に脱出するための手がかりになるのだと信じています。

6. おわりに

今回のnoteではサンシャイン水族館コラボの最終回として、本社でのプレゼン・また全体を振り返ってみて学んだことや考えたことをまとめてみました。ゼミとして初めて企業とコラボした、大規模プロジェクトであった為、苦労もしましたが、そのうえで学びや発見も普段以上に多くありました。

またやっぱり最終回であるが故に、書きたいことも多く、あれもこれもと書いているうちに文章が長くなってしまいました。まとめきれていない部分も多くあったと思いますが、私たちの活動だったり、考えだったりが少しでも伝っていたら嬉しいです。

最後になりますが、ここまでご覧いただきありがとうございました。

次もきっと担当のゼミ生が素敵な文章を書いてくれるので楽しみにしていてください。

文: 立教大学経営学部経営学科3年 櫻田颯太
絵: 立教大学経営学部国際経営学科3年 酒井愛菜

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