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た展23’夏を振り返って

みなさんこんにちは!3期生のみなぼです。

私がこの舘野ゼミnoteにおいて文章を書く役になったのは、なんと、初めてです______照。

照り焼きになりそう!なところですが、この秋旬の焼き秋刀魚になれるよう、精一杯綴って参ります故、どうか最後までお付き合い下さいませ。

さて、今回は9月1日、2日に開催された「た展」について振り返っていきます。


1.た展とは

た展というワードをサラリと聞いたことがある皆さんも、初耳学な皆さんも、展示会に足を運んでくださった皆さんもいらっしゃるとは思いますが、ここにて一度た展とは何かをご説明いたしますね。

た展とは、立教大学舘野ゼミナールが開催する展示会です。ゼミ生が個人研究を発表する場であり、それぞれの「好き」に全力で向きあうことのできる機会でもあります。これまで複数回展示会は行っておりますが、「た展」という名前で始まったのはなんと2023年冬が1回目なのです。少しずつ「た展」が認知されてきて嬉しい限りでございます。

「た展」やゼミ生の「個人研究」についてもっと知りたい!という方は以下のページで詳しく紹介しているので是非チェックしてみて下さい!

2. た展'23夏 コンセプト


今回の展示会でお配りしたパンフレットのデザインです

まず初めに、今回のた展に参加して下さいました皆様、本当にありがとうございました。来場者の方からのフィードバックなど、コミュニケーションを通して得た新たな気づきが多く、来場者の皆様がいてこその展示会だと言うことを強く感じた今回のた展でした。

さてさて、夏のた展ですが、「盾矛-タテホコ-」をコンセプトにやって参りました。タテホコの由来ですが、舘野ゼミは「世の中の無理ゲー課題を、逆手にとって解決する」というミッションを掲げており、日頃から「矛盾」の考え方を大切にしています。そんなTHE・舘野ゼミなコンセプトを核に「盾チーム」は1日金曜日、「矛チーム」は2日土曜日と、2日間に渡る展示会が開かれました。

盾矛は文字通り、盾は自身を守るもの、矛は他者に振りかざすものです。展示会における研究テーマとしても、盾チームは、自身について深く考え、それぞれが「私」という人間を捉える中で生まれた問いが多く、逆に矛チームは外界に目を向け、思想の中に留まらず、他者に伝えたいという思いを持つものが多くなっています。

「盾」と「矛」の2つの色ですが、ゼミ生それぞれの個性が溢れる展示が混ざり合って織りなす世界で、来場者の皆様が新たな視点や価値観を見つけ、創造意欲が掻き立つような、胸のどこかがざわざわするような、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいなと個人的には思っておりました。

3.2日間に渡るた展当日の様子をご紹介!

先程ご紹介した通り、た展2023’夏は2日間でそれぞれ2チームに分かれて展示いたしました。ここからは、盾チーム、矛チームそれぞれの展示会当日の様子をお伝えしていきます!ワクワク!

3.1.タテ

2023年9月1日(FRI)🛡️盾チーム展示

コンセプトは「jardin de fleurs」(フランス語で花畑)。ゼミ生一人一人の個性ある研究テーマを、集結させた今回の展示会はまるでお花畑みたいに素敵!というところから誕生したコンセプトです。ゼミ生が、自分の個人研究テーマにあったお花と花言葉を設定しており、お花と研究内容とのつながりも見どころでした!当日は会場にお花がたくさん咲いていてとっても素敵でした🌷


盾チームの雰囲気はどこか柔らかく包み込んでくれる。ありのままの自分を曝け出しても、優しく受け止めてくれるような、そんな素敵な場でした🌸また、学術的なLS研究だったり、盛り上がりのあるWSであったり、それぞれの個性が発揮されつつ、アカデミックな形に落とし込まれていて、、濃かったです!!

3.2.ホコ

2023年9月2日(SAT)🏹矛チーム展示

コンセプトは「瀑」:滝が川に流れ落ち、激しく水飛沫を上げる様。漢字の意味である滝が醸す静かながら厳かな雰囲気は、自己に対して発揮される内なるエナジーと、自己表現という外へのパッションの対比を表しています。当日の会場では、入り口に滝を連想させるオーガンジーカーテンが垂らされていたり、チームメンバーの服がブルーで統一されていたりと、会場全体からコンセプトがひしひしと伝わってきました🌀


4. 展示会っておもしろい

ここまで、た展23’夏についてつらつらと振り返って参りましたが、皆さんいかがだったでしょうか?気になる!面白い!と思って下さったそこのあなた、冬も開催予定ですので是非是非お越しくださいませ♡

ここからは非常に個人的な語りになってしまうのですが、展示会って面白いなあ、素敵だなあと感じたのでシェアしてハッピーになりたいと思います。 私にとって個人研究って、展示会って、いわば遊び場みたいなもの。今の時代、自分の「好き」にここまで真剣にぶつかれる場ってとても貴重だと思うのです。

ゼミ生のはやて君が「便利すぎる世界で不便を楽しむ」と言うキーワードで研究をしているらしいのですが、舘野ゼミという場を体現しているようで非常に興味深いのです。世の中のいろいろなものがシステム化されて、効率化されて、私たちの生活はどんどん便利になっていきます。けれど、ただ便利が追求されていっただけの世界にいる私たちは果たして幸せなのでしょうか。

私は、舘野ゼミが遊びながら学ぶことを大切にしている理由を最近になってやっと体感している気がするのです。
遊びながら学ぶって、言葉にするのは簡単だけれど、本質を掴んでそれを体感することって、本当に難しい。
自分の好きを追求することが何になるのか、社会的に必要なのか、わざわざ世の中に向けて発表する必要があるのか、そんなことをダラダラ考えていた私だけれど、実際にこの1年間、自分の中にある目の前の「やりたい」に素直に真摯にぶつかってみたことで、仕事は、自分の課題と社会の課題が重なるところにあるのではないかと感じるようになりました。
だからこそ、外側の指標だけでなく、自分の中の葛藤に向き合うこと、何かに触れた瞬間に生じる心の変化や、その源に意識を傾けることで、自分の中から生まれてくる「力」を知ることが大切なのではないでしょうか。

これからの時代、自己目線、他者目線から真の自己理解をしていくことが重要だと言われていますが、私は舘野ゼミという場を通してそれを学び、実践できています。「自分の遊び場」のようなものをいろんな所に作り、ただ、無我夢中でやること。
まずは自分を丸ごと投入して、やってみて、その中で感じたり、考えてゆけばいいはず。うまくできなくていいし、様になっていなくていいから、今できること、力が出ることをどんどんやっていけばいいのではないでしょうか。足掻いたり藻がいたりしているうちに、気がついたら何かができていたり、少しは様になっていたり、次の局面を迎えていたりするんじゃないかと思う。

そんなことをしている内に、いつしか振り返ったらそれが道になっているものなのではないでしょうか。

なぁんて、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

フォイッ!

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