たっぴー

思い出。時々、想ってることの記録。忘れっぽいので忘れないために。

たっぴー

思い出。時々、想ってることの記録。忘れっぽいので忘れないために。

最近の記事

2023年 春に思うこと

人、というものがよくわからない。 正確に言えば、私以外の他者という存在がよくわからない。 それはずっと私の心に引っかかっている問いだ。大学一年の頃から、日々モヤモヤしていたことをエッセイとして下手な文章にまとめていた。自分と他者との境界線のこととか、哲学対話をしていて他者という存在に気がついたこととか、誰かとわかりあうということ、とか。 他者が嫌いで、そして大好きだ。1人にして欲しい、関わってこないで、放っておいて、と思う一方で、他者の存在に救われ、他者を想い、そして他者

    • Chat GPT

      Chat GPT というものがある。スマホのSiriが目覚ましく成長したようなものだ。(でも上手に説明できないのでちゃんと調べてください。) 名前には聞いていて実際にやったことはなかったけど、この間、知人から紹介された講演会に行ったとき、話の本筋から脱線したプレゼンターが紹介していた。 プレゼンターが大きなスクリーンの前に立ち、パソコンのブラウザでChat GPTを開く。 自身の名前を入れると、見えない誰かがキーボードを打っているように、文字が軽やかに踊り出す。どうやらその

      • 先生やってみるかってようやくなった話

        いろんな理由があって、学校の先生になるための勉強をしながら、学校の先生になりたくないな、と思っていた。 デンマークの大学に、半年間留学していた。 留学のプログラムの一つに教育実習があって、田舎の公立小学校に、約2ヶ月ほど実習に行っていた。 とは言っても、小学校3年生の教室の片隅で椅子に座り、じーっと教室を観察し続けるだけなのだが。授業は基本的にデンマーク語で何を言っているのかさっぱりわからないし、デンマークの教育だからなんかすごいのかも、と思って行ったけれど、実際は思ってい

        • 数秘

          いつも、数秘7と数秘9の間で彷徨っている。その間はひどく混沌としていて、自分でもどっちに行ったらいいのかはわかっているけど、わからない。 数秘という、インド発(?)の占いみたいなものがある。誕生日や名前から、数秘と呼ばれる番号を割り出し、その番号それぞれに説明がついている。例えば、数秘7は合理主義で完璧主義、数秘9は柔軟で寛容、相手に合わせるけど相手に興味は案外ない、数秘2は協調性があって聞き上手、悪く言えば受身・・・などなど。そして、「考え方」「行動」「周りからの印象」と

        2023年 春に思うこと

          「死」は「無」を意味するか。

          「ニヒリズム」という言葉があるらしい。 定義を調べたわけではないし、人から聞いただけなので、今から行う私の解釈が正しいかどうかはわからない。が、とりあえず書いてみようと思う。 日々を生きていく中で、または非日常の中で、 何かが私のなかで、蠢いて、私を徐々に蝕んで、離れないことがある。 「死」である。 何をしていても、「結局私って死ぬんじゃん」といつも思う。 もちろん、生きていて楽しいことや幸せを感じることはたくさんある。そういうとき、私の心は最大限にそれを楽し

          「死」は「無」を意味するか。

          りんごのパンケーキ

          朝、目が覚めた。めずらしく晴れて、相変わらず少し肌寒い。 りんごのパンケーキを焼いて食べた。 いつもはオートミールのレンチンだけど。 今日は、学校も部活もバイトも、何もかもが無い。 文字にすると、まるで完璧な朝なのに。 今までだったら、晴れた空に、りんごの パンケーキに、 小さな幸せを見つけていたのに。 今まで、私を取り巻く社会の流れは強く、考える時間がなかった。 でも今は、水の中にひっそりと漂い、次にどの流れに乗りたいか、乗るへ

          りんごのパンケーキ

          全くもってわからない「わかりあう」ということ。

          私も含めると3人で、女子会をしていた。アルコールの力も相まって、確かその時は、お互いの恋愛観の話になった。 好きなタイプは。今の恋人は。っていや、そもそも恋愛の好きってなに。 私以外の2人は、考え方が逆になることが多い。 好きなタイプは、一緒にいて楽しい人 / 安心する人・ 今の恋人は、ずっと一緒にいる / 特に好きとかは言ってこないし、言わない。 一方が、「えぇ!なんでなんで、わからない!!」と言って、もう一方が答えようと口を開く。しかし、うんうんと唸りながら、2人と一緒

          全くもってわからない「わかりあう」ということ。

          吐きだす

          そいつは、いつも来てほしくないときにやって来て、ほんとうに来てほしいときには来てくれなかったりする。 たとえば、授業中。課題の最中。楽しみにしていた講演会。ずっと読みたかった本を読むとき。こうやってnoteになにか書いているとき。 哲学対話をやっているときにさえ来て、もうそれはほんとうに恐ろしかったし、あとから猛烈に情けなくなった。 そして、いままで裏切りすぎたのか、一時期は来てくれなくて、布団の中でじっとそいつを待ちながら、気がつけば朝、ということも一度や二度あった。

          旅 Backpack FESTA 2022

          BackpackFESTA 2022 っていうものに参加してきた。 (詳細はぐぐってください。説明がちょと面倒なので笑 https://bpf.tabippo.net/2022/) 知り合いが紹介してくれて、へぇ、面白そ、くらいの反応だったのに、 その知り合いが「めっちゃ良いよこれ!!」っておしまくるから、んじゃ行ってみるかー、くらいの勢いだった。 会場に入った瞬間思った。 うわ、私これ来る場所間違えたかなー汗。陽キャの集まりや・・・キラキラ系の大学生とか若い社会人が

          旅 Backpack FESTA 2022

          私は私を知りたい。 最近よくそう思う。 年が明けてから、読書するようになった。 クリスマスに、プレゼント交換をしたのだが、そこで本をもらった。「そしてバトンは渡された」。 読んだあと、ああなんか物語って良いなー、と、そのくらいの感じだったけど、そこからなぜか、その一冊だけでは終わらず、小説を読むようになった。 結末に涙する小説も、ハラハラドキドキなミステリーも、最終的に「?」みたいなSFも、気持ち悪いけど惹かれる物語も、もっと読みたい。 そう思った。 ーーーーーーー

          石を置く。

           昨日の夜、大学の友達と哲学対話をした。今回は、その記録である。  昨日の問いは、 「考えるべき?石を置くべき?」  大学のとなりに、小さな喫茶店がある。美味しいコーヒーをだす。喫茶店だからまあ当たり前かもしれないけど。  そこの喫茶店のマスターが、とてもいい。噂でちょっとやばい人とも聞くが(内容は秘密)素敵な方だ。コーヒーを一心に追い求めてきたんだろうなあと思う。2席しかないカウンターに腰掛けて、人もまばらだったりすると、よく話をする。人生のこと、勉強のこと、進路のこと

          石を置く。

          ホラー映画

          久々に、ホラー映画を見た。 ホラー映画なんて見るつもりは全くもってなかったのに。 人と一緒に自宅で夕飯を食べたあと、少し時間があるから、じゃあ映画でも見よ、となった。最近感動してないなあ心がぶるぶる揺さぶられてないなあ、だから泣ける映画が見たい、とか思っていた。 なのに、見ようと言ってきたのはホラー映画。「貞子VS伽倻子」 ああ、むりむりむり。怖いもん。ただでさえ、寝不足続きで心身ボロボロなのに、こんなん見てどうするっていうの。精神削られてしまうわ・・・・・ でも、反論

          ホラー映画

          ぶつかること、ぶつからないようにすること

          衝突は怖い。相手を傷つけてしまうから。相手が大事であればあるほど、それは怖い。 なぜ怖いのか。 それは、今まで自分たちが築いてきたものが壊れるから、というよりも、 これからの自分たちの関係が壊れるから、かもしれない。 もし今後、何か自分の身に大変なことが起きたとき、どうして良いのかわからなくなってしまうからかもしれない。 どうしようもなくなって、ただ苦しいとき、こいつに相談すればいい、こいつだったら話は聞いてくれる、こいつに相談したい、という「こいつ」を持つことの安心感は絶

          ぶつかること、ぶつからないようにすること

          ゼミ決め

          昨日、来年からどのセミに入るか、希望調査のアンケートがきた。 うちの学科は、教育が基本ではありつつも、ゴリゴリ教育系、文化系、哲学系、色んな種類のゼミがある。 考えるまでもない。哲学系に入りたい。うん、入る。 ゼミの希望調査アンケートに聞かれる。「現在関心を持っている探究テーマをできるだけ具体的に記入してください。」 私の今の関心は何ですか。 ——————————— 関心があることは、哲学です。 なぜかというと、 ・・・なぜ? なぜ、なぜ、なぜ、 理由はなぜ

          ゼミ決め

          ゆっくりゆっくり

          パン屋さんで買ったピーナッツバターを、食パンに塗って食べたくて、山切の三枚入りの食パンを買った。つい30分くらい前の出来事。 普段は山切なんて買わないし、ましてや三枚入りなんて、コスパが悪いと思って買わない。でも近所のドラッグストアで30%引のシールが貼っていたから買った。うん、いい買い物。勝手に得意げになる。 帰宅。 手洗いうがい。トースターにパンを入れる。 いつも焦がして、あーあ、って思いながら食べるから、絶対焦がしたくないから、きっかり2分。 2分間待つのがも

          ゆっくりゆっくり

          爆涙 世界って美しい

          この前、哲学対話の最中、初めて泣きたくなった。 前回のエッセイにも書いたみたいに、最近、「思考しない感覚、すらしない感覚」に襲われるときがある。 「これ、わかる?」と聞かれて、「わかる」と答えられるし、「わからない」とも答えれらる。「わからない?」と聞かれても同じような2パターンの答え。「AとBどっちがいい?」と聞かれて、どっちでもいい、と答えるような感覚、「人は生まれるけど死にます」という不条理にさえ、「へー」と答えるような感覚。心、ここにあらず。生きているような感覚も

          爆涙 世界って美しい