見出し画像

とある文系大学院生の取扱説明書

noteの春の連続投稿チャレンジに、とても面白そうな記事が紹介されていました。自己紹介で「自分の取扱説明書」を書いている方がいらっしゃるよ、という内容で、爲末大さんのツイートがきっかけだそう。

紹介されていた取説の項目は以下の通り。


どうやらよくある「○○の質問」みたいなものとはちょっとひと味違うみたい。ともあれ診断なんたら、みたいなのも好きです。ここ数年とても短いスパンで流行の波が来るMBTI診断とか。
信じるとか信じないとか、当たっている当たってないではなく、そういった内容に答えている時や、その結果を見ている時というのは「自分のことを振り返って考えている時間」になっていて、それは決して悪いことではない気がします。
というわけで、私も早速やってみよう。

▶強み

①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か

外に出たらイヤホンで音楽を聴くこと。雑踏のなかでは、耳からの情報をできるだけ遮断します。
イヤホンを忘れたり、充電が切れてしまったりすると虚無です。

②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か

調べ物。ありがたがってもらえるけれど、なにか調べ物をすることに対する労力は労力と思っていない。

③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か

「自分に甘い分、人にも甘い」と思っていたけれど、友達に「きみのは他者に興味ないだけだ」と指摘されて、そうかもしれないと感心した。

④どうしても克服できない弱点は何か

自分の好奇心に弱い。
好奇心をくすぐられると、調べずにはいられないし、やってみないでは気が済まないので、いつか痛い目に遭うのではないかと思っている。

▶集団

①大きな空間でどの位置に座りたがるか

多くの人の死角になりたい。誰からも認識されたくない。
いっそ大きな空間にいたくない。仕方ない時は隅っこ。

②心地よい会食の人数は何人か

ふたり。
3人だと会話が2:1になる瞬間があると思って気になってしまう。4人以上だと場を回してくれる人を見つけて「話さなくていいか」と思ってしまいがち(かつ、発言のタイミングが難しい)だけど、黙っているのも楽しくなさそうに見えてしまうのもな……と思って頑張って話すから疲れる。
2人でおいしいもの食べながらゆっくりおしゃべりするのが好き。

③楽しくなさそうにしている人が気になるか

気になるというか、「楽しそうにしているけれど本当は楽しくないのかも」まで考えてしまう。

④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか

これは完全に相手との会話に入り込んでいるか否かによる。カフェとかでお互いのどうでもいい話(そういうキョリ感、目的は新作のドリンクを飲むこと)をしているときなんかは、めちゃくちゃ周囲の会話も入ってくるので、目の前のことに集中しようとする。
集中すると集中しすぎて周囲がなんにも聞こえなくなる。

⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか

ボスだろうと同僚だろうと友達だろうと説明できない。(そして今、ボスいない)
こういうところに他者への興味のなさが表れるのでしょうか。

⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか

会話が弾みやすいのはカウンターのように感じるけれど、カウンターは中に立っているお店の人の存在に緊張する。

▶コミュニケーション

①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか

しゃべるのがゆっくりなので、割り込まれがち。全く気にならないわけではないものの、まあいいやと諦めている。
意図せず自分が割り込んでしまった時(話し終わったと思ったなど)は、申し訳なさでもう二度と発言したくないという気持ちになる。

②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か

話しかけられること自体は嫌ではないけれど、それを中断して別の“今じゃなくてもいいこと”をやれと言われたら、「えー」とは思う。

③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか

権力の上下というより、相手がどのような態度を求めていそうかによって変える。

④子供と話すのは好きか

すき。母親には「きみ犬と子どもには好かれるよね」と言われてた。うん。

⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか

逆が多いかも知れない。何かを伝えたい時に、あまりにも単純な言葉だったり、感覚的な言葉ばかり並べてしまい「○○っていうことか!」と相手に理解してもらって「ああ!○○と言えばいいのか」となることが多い。みんなすごいやありがてえ。

▶欲

①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か

全然思い浮かばなかった。特にない。

②権力と影響力のどちらが欲しいか

どっちもいらないけれど、権力の方が上手に使えそうな気がする!(謎の自信)

③羨ましいと思う相手が持っているものは何か

羨ましいと思う相手、とは。世の中に素敵だと思う人、すごいなと尊敬する人はたくさんいる。けど、それが「羨ましさ」かと言われれば、そうではないな?

④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか

言える。それで誰かが傷ついたり、嫌な気持ちになったり、損をしない程度のものであれば。

⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか

イライラというより、言える相手なら「ありがとう言って!」と言うかも。
感謝の強要。

▶テリトリー

①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか

気になる。俺のものは俺のものなので、ちゃんと「貸して」って言ってください。貸すから。

②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか

状況にもよると思ったけれど(恋人が浮気相手をだましていた等)、どちらにせよ恋人かなあ。でも怒りよりも無かもしれない。
私のことを特別大事にしなかったという時点で、自分の人生にいらないひと判定になるのではなかろうか。想像だけど。

③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか

弟だったけど、とてもすてきな方と結婚したので、特にもう心配してない。(弟のパートナーに面倒見て貰えるので丸投げ、ではなく、弟はそのパートナーのために自分自身を大事にできるようになっただろうと思う。)
まわりのみんな自分よりちゃんと生活できているだろう人たちばかりである。私の心配には及ばないのだ。

④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか

私が家に招くほどの友人は、私がそれを許容できるタイプではないとわかっているので想像がつかないけれど、許容できるか否かで言えば、その場では乗り切るけれど許容しない。


おもしろかった!

実は、答える前に最初「永久保証と無縁な私の取扱説明書」というタイトルをつけました。かの有名な「取扱説明書」の曲にもある「永久保証の私」というワードが自分には無縁だなーと思い、これも1年後の自分が見たら結構変わるのでは?と思ってのことでした。
その根拠というのも、MBTI診断では3年連続「INFP-A」だったのですが、特徴説明なかで「今の自分のことは分かっているが、今後どうなるかは分からない」というフレーズがあって、ものすごく共感したからです。
今自分のやりたいことが、今後もそうであるか等、結構怪しいところがあります。(好奇心のせいにする)

でも、回答を終えてみて、自分にとっては変わらない部分が多いのかもしれない、なんて思ったのでした。
そんなわけで、「とある文系大学院生の取扱説明書」というタイトルに修正しましたが、文系大学院生感はとくにありませんね。
まあ、いま職業文系大学院生だからいっか。

マガジンでもまとめられていたので、いろんな方の取説見て見たいと思いました。

この記事が参加している募集

自己紹介

最後まで読んでくださり、ありがとうございます