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戦友になれる日|feat. ちゃこ`s 成功のもとストーリー

はい!BIGHIGHです!社内コンテント「〇〇は成功のもとストーリー」の表彰式が間近に迫ってきました。準備のたかわら、ほかのメンバーの記事から着想をえて記事を書かせてもらっています。今日は、ちゃこの「戦友になれた日」をオマージュして書いてみたいと思います。というか、これまでのオマージュ記事はこれを書くためにやってきたことなんですが。笑

第1章 出会い

出会いは最悪、までは言い過ぎとしても、あまりよくなかった。なんて書くと、よくあるラブコメマンガみたいだけど。笑

上司に連れられるまま行ったお寿司屋で、M事務局の担当となる彼女を紹介してもらった。

M事務局はかつてボクも3年間(その立ち上げから)やっていた、ハイブロー層をターゲットとするゴルフイベントの事務局だ。3年やって、「このまま1年のほとんどがとられてしまうこの仕事を同じようにやっても、自分の成長速度が鈍化してしまう。イベントの上長として任せてもらえる立場か、この仕事をはずれるかしたいと考えている」と伝えたところ、離れることになった仕事だ。

その翌年、ボクの先輩の2人がボクの代わりに担当となったが、2人とも1年もたずやめてしまった。

そして、白羽の矢がたったのが彼女だった。

「いやあ、きみ、よろしく頼むよ~

お酒の勢いも手伝って、陽気で愉快な性格の彼女にフランクに肩をたたかれたとき、

「大変なの、分かってないんだろうな…

まだまだ未熟なボクは、自分がしてきた仕事を軽んじられた感じがして…なんとなく気持ちにかげりを覚えた。小さい人間だ、ほんと。

きっと、耐えられずにやめてしまうんだろうな、と思っていたのだ。


第2章 見直した

その数ヶ月後、M事務局のまわりのスタッフからの評判はあまりよくなかった。一緒に働く人からいろいろなことを聞いた。指摘している点はもっともなことばかりだったが…もう一方で、ボクは感想は少し違う感想ももっていた。

見直したのだ。(偉そうだけど)

彼女はイベントの仕事、その立場ははじめて、泣きながらでも、迷惑をかけながらでも、それを乗り切ったことに、正直すごいと思った。前任のイベント経験が長い社員ふたりは、ふたりともその職をあきらめたのに、だ。

みなの感想も分かるけれど、まわりのひとと違うのは、ボクだけがその立場の大変さを経験していたこと。だから、彼女がイベントの仕事が初めてでそれを乗り越えたことに、ものすごく驚いたし、それがまず、すごいことだと思った。

ボクはそのイベントの担当を離れた身。直接口出しをすることは基本的には禁じられていたが、何かの助けができればいいなと思っていた。

第3章 限界

うちの会社は、教育や研修が面倒…という、ひどく怠慢な理由で、新卒や若手を採用していなかった。細かくはここでは省くが、その方針に異をとなえ採用をおこない、教育という新しいタスクと通常業務をこなしながら、会社に少しずつ新しい若い力が定着してきた。仕事の幅も、量も増えていった。

その一方、M事務局には人が定着していなかった。

毎年、事務局員がやめてしまう。候補が見つからず、紹介もしていたが、やめてしまう。なので、直接担当でない若手社員が電話の対応をすることもしばしばだった。

「なんで、やめてしまうんですか?なんで人を早く見つけないんですか?電話にたびたびでるとやっている仕事が分断されてしまうんですけど…

「うちの会社は役職がないので、あるのは先輩後輩だけ。命令する権限はない。あくまで、お願いだ。会社として考えるなら、四の五の言わず協力してほしいが、自分の責任とるなら協力しないのも自由だと思うよ。

そして案件ごとの仕事の仕方は社員の分断も生んでいた。それぞれ自由とは聞こえがいいが、無関心にもなりえる。いざというときの協力で足し算にはなるけど、掛け算にはできない感覚があった。

仕事は広がって、スキルアップも確実にしていたが、会社における立場においては限界を感じていた。若手からの疑問も、会社としてのマネジメントができる立場にならないと解決できない。

根底にはイベントをよくしてお客様にもっと喜んでもらうこと。

仕事はもちろんクライアントに喜んでもらっていたし、会社の業績もよくなってきていたが、次を目指すには、会社の体制も含めて、限界がきていた。


第4章 成功のもと

諦めなかった。それが彼女の成功のもとだった。
M事務局。クライアントからも、代理店からもしっかりと信用を勝ち取って、その仕事はしっかりと続いていた。諦めなかったこと、継続したことが成功につながったのだ。でも、労働環境はあまり変わっていなかった。

ボクは少しだけ、マネジメントができる立場になった。まずは信用を得る必要があった。自分の経験を総動員して、表彰式を変え、Mの仕事を成功させた。代理店とクライアントからの評価を得た。

しっかりと、その業務や環境をマネジメントしていくためには、、あとは、彼女…、ちゃことの関係だ。

社長にいろいろと相談するといろいろと、絶対に無理だ、やめておけ。と言われた。

確かにそうだった。ボクは、論理的・合理的を絵にかいたような人間で、ちゃことは真逆。目的をストレートに伝え、指摘するしか能がないボクなので、それは時に軋轢を生む。いくらすごいと思っていてそれを伝えても、行動で示したとしても、その欠点がすべて帳消しにしてしまうのだ。

思わず「頭わるいなあ」と言ってしまったことがあった。ちゃこ様、本当に申し訳ないです。いくらイベントを成功させても、これじゃあ、ダメだよなあ。せれーのにも指摘されたし。。。

でも…

noteを始めたことで、話題ができた。
話題ができるから、コミュニケーションが生まれた。
コミュニケーションが生まれたから、共感が生まれた。
共感が生まれるから理解が生まれた。

そう、ボクの成功のもとは、

コロナで、このnoteだ。

そしてチャンスが生まれた。

二人で行くのはほぼ初めての飲みは、たくさんの今までの想いを話して、涙がでるほど楽しくて、浴びるように飲んでしまった。(ちゃこは記憶がなくなって、玄関で寝てしまったらしい)

そして、少しずつ、本当の意味で仕事をする体制にしていった。

一緒にする仕事では、頼りになる姿も、まだまだ成長できる姿も見せてくれる。だから、ボクもさらに応えてあげたいと思う。一緒に戦うために。

イベント業界は、壊滅的。うちの会社も。

この状況を乗り切ったときがひとつの成功なのだとしたら、その時がきっと、ちゃこと、そして、みんなと、本当の意味での「戦友になれる日」なのかもしれない。(BIGHIGH)






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