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シティリーグ優勝構築紹介&マッチレポート れんげきウーラオス

はじめまして。すこたろうと申します。
普段はしがないサラリーマンとして働いています。
今年のGWからポケモンカードを始め、7月31日の埼玉(春日部)開催のシティリーグにて初のシティ参加をし、なんと優勝することができました。
本格的にポケカを初めて3ヶ月でシティ優勝できたのは当の本人が一番驚いています。


本記事は優勝デッキの紹介と当日のマッチレポートを、自分の記憶への刻み込みも兼ねて綴ったものになります。
全て無料にて公開しておりますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。


■1 使用デッキ

今回はれんげきウーラオスのデッキを使用しました。
デッキリストは以下画像の通りです。

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JCSでヨ◯ダタクヤ選手が使用していたリストや、YouTuberのT◯er4チャンネルさんが動画内で使用していたリストを原案にデッキを構築しました。

戦い方としては、まずはれんげきウーラオスとメッソンを2体ずつ揃える盤面を目指します。
サイドを先行されたところでくろおびやキバナを駆使してキョダイレンゲキを連続で2回撃ち、クイックシューターを絡めて相手のTAG TEAMやポケモンVMAXを2体倒すようなプランを取ることが多いです。
相手のベンチにミュウがいる場合はヨガループでミュウを倒してエクストラターンを取るパターンを探りつつ、サイドを効率よく取れるプランを探していきます。

細かい採用理由等はデッキ詳細解説にて説明したいと思います。


■2 デッキ選択経緯

前提としてJCSで黒馬バドレックスのデッキが優勝し、その次の週のシティリーグ等でも黒馬の優勝報告が相次ぐなど、黒馬優位の環境がしばらく続いており、黒馬に弱点を突かれるれんげきウーラオスは数を減らしている印象でした。
そのため、れんげきウーラオスへの警戒が以前よりやや薄れているような感触があり、握るのに適したタイミングではないかと考えました。
また、れんげきウーラオスは不利マッチの少ないデッキであり、対応力も高く多くのデッキに勝率6割以上が見込めることから、初参加のシティリーグで不意に考慮外のデッキと当たったとしても柔軟に対応していけると思ったのも理由の一つです。

さらに、黒馬バドレックスの隆盛により、ブラッキーVMAXが入ったデッキや、スイクンをはじめとした頂への雪道が複数枚採用されるデッキが増えていると感じました。その影響で黒馬デッキは難しい戦いを強いられ、あまり上位に増えないだろうと予想しました。

こうした理由かられんげきウーラオスのデッキを使用しようと思いました。
環境予想を大外ししている可能性もあったので、当日は本当に緊張しました。ですが、予選では黒馬と当たらなかったので結果的には選択は正解だったと思います。
※大会後にジャッジの方が今日は黒馬とスイクンがシェアのトップ2だったと言っていたので、環境予想は外れていましたね。同日開催のシティリーグでも黒馬が勝っていたので、一度も踏まなかったのは本当に幸運でした。


■3 デッキ詳細解説

◎ポケモン 22枚
れんげきウーラオス 3-3
インテレオン (3-1)-4-4
このデッキの核です。本当はれんげきウーラオスVは4枚入れたかったのですが、枠の都合で3枚になりました。

チャーレムV 1
エクストラターンが弱いわけがないので採用しています。
実際ヨガループを決めたのは1回だけでしたが、ヨガループを警戒した動きを強要できるので、採用するだけで脅威を与えられる1枚だと思います。

デデンネGX 1
あまり使う機会は多くないですが保険で採用しています。
特に言うことはないです。

ナゲツケサル 1
キョダイレンゲキの総ダメージが240→300になるため採用しました。
望遠スコープではない理由は、ポケモンの方が持ってくる手段が多いことと、複数体のれんげきウーラオスにバフをかけたいこと、こいつでスタートしても特に弱くはないこと、などからです。

ミュウ 1
ミラーを意識した時にはこのポケモンを入れざるをえないと思いました。
れんげきウーラオスに超有利なデッキ以外には標準搭載されているような感覚があります。

◎トレーナーズ 30枚
クイックボール 3
レベルボール 2
しんかのおこう 2
ポケモン通信 2
デッキ枠がカツカツのためギリギリまで枚数を削りました。
手札でインテレオンがかさばりやすいため、それらを山札に戻せるポケモン通信は有効ですが、1枚で完結できるしんかのおこうが個人的に好きなので、結果2枚ずつの採用としています。

あなぬけのヒモ 2
もともとは1枚採用でしたが、ボスの指令を1枚削って2枚にしました。
このデッキにおいて、ボスの指令を撃つ目的としては「相手の正面のポケモンV・GXをベンチに下げてキョダイレンゲキで150を当てる」ことが多く、それならあなぬけで事足りるだろうと考え枠を増やしました。

エネルギー転送 1
ジメレオンからエネルギーに触れるカードとして1枚採用しています。

回収ネット 2
もともとはポケモンいれかえが入っていた枠でした。
しかしながらジメレオンを使い回す動きが強いこと、うらこうさくのインテレオンを立てた後に回収してベンチを空けたい場面が多いことから回収ネットを採用しました。
非V・GXのポケモンがバトル場にいる場合は実質ポケモンいれかえなのも強いと思います。

ツールスクラッパー 1
最近はインテレオンのクイックシューター+チャーレムのヨガループの対策として隠密フードやおおきなおまもり、タフネスマントが流行しているため、それらを剥がせるカードとして1枚採用しました。
予選でニンフィアVMAXのリボンバッジを剥がしてサイド3枚取ることもできたので今の環境では強いカードかなと思います。

リセットスタンプ 2
相性不利なデッキに対してはサイドを先行させてからこのカード+頂への雪道で動きを止め、巻き返すプランを考えているため、多めに2枚の採用としました。

ふうせん 1
最後までUターンボードと迷った枠です。
ですがれんげきウーラオスにも付けたい場面があったこと、Uターンボードの手札に戻る効果の恩恵を感じづらかったことからふうせんで落ち着きました。

くろおび 1
サイドが負けている時はれんげきエネルギー1枚でキョダイレンゲキが撃てるようになります。このデッキはいかにキョダイレンゲキを連打するかに勝敗が左右されるので、必須枠だと思いました。

博士の研究 3
マリィ 2
ボスの司令 1
エリカのおもてなし 1
うらこうさくで引いてこれることも加味して、ドローサポートはやや少なめになっています。
手札にインテレオンやれんげきエネルギーがかさばり、トラッシュしたくない場面も多かったため、手札をトラッシュしなくてもたくさんドローできるエリカのおもてなしを1枚採用しています。

キバナ 1
JCSの配信卓でヨ◯ダタクヤ選手が使用されて一躍注目を浴びたカードかと思います。
前述のくろおびと同様、エネルギー0枚の状態からキョダイレンゲキを起動できるので必須なカードだと思います。
また、オクタンを採用していないこのデッキではれんげきエネルギーをサーチできる唯一のカードでもあります。

水の塔 2
入れ替え手段をかなり削っているため、デッキの潤滑油として必要不可欠だと感じ、2枚の採用としました。

頂への雪道 1
主にパーフェクション系のデッキや黒馬バドレックスに対しての対策として採用しています。
しかし、無闇に貼ってもスタジアムを貼り替えられたり、マーシャドーのリセットホールで割られたりするので出すタイミングは考える必要があります。
おそらく最終盤にうらこうさくのインテレオンからリセットスタンプと併せてサーチして相手に押し付けるのが一番強いと思います。

◎エネルギー 8枚
れんげきエネルギー 4
特に言うことはありません。

基本闘エネルギー 4
基本エネルギーの枚数は結構調整を重ねましたが、エネルギー転送を採用した状態だと、5枚だと絡みすぎて3枚だと大事な時に引けないため4枚に落ち着きました。
この辺りの感覚は個人差があると思うので、自分で回して良い塩梅の枚数を掴むのが大事だと思います。


◎採用しなかったカード
オクタン
間違いなく「立ったら強い」カードではありますが、結局ジメレオンやインテレオンを優先することが多いことやレベルボールに対応していないこと、ナゲツケサルを採用した関係でベンチ枠がカツカツなことなどを踏まえ不採用としました。

ジラーチGX
ベンチに置くと超弱点がなくなるカードです。
超タイプの仮想敵筆頭となる黒馬バドレックスに対して抗えるよう採用を検討していましたが、黒馬に勝てる展開というのはバフ込みキョダイレンゲキ2発が間に合う展開なので、ジラーチの有無で勝敗が左右されることが少なく、むしろ自分の動きを強くした方が勝率が上がると感じたため不採用になりました。あと頂への雪道ともアンチシナジーです。
個人的な意見ですが、こういったメタカードの採用はデッキパワーを下げてしまうため、自分の動きの強化に徹した方が結果的に強くなることが多いと感じています。俗に言うフルパワー理論ですね。

望遠スコープ
ナゲツケサルの項で述べましたが、複数体にバフをかけられるナゲツケサルに軍配が上がりました。
両採用するとクロバットVやデデンネGXをキョダイレンゲキ1発で取れるようになるのですが、このデッキにおいて相手のクロバットやデデンネはHPを少し残しておいてヨガループで倒してエクストラターンをとる動きを取ることが多いので、上記のポケモンを1発でとるバリューが薄いと感じたため不採用としました。


■4 当日マッチレポート

◎予選リーグ
1回戦 炎パーフェクション&ブラッキー 先攻 勝(4-0)
じゃんけんで負けたが相手が後攻を選択したので先攻でスタートしました。
此方れんげきウーラオス、彼方ミュウツー&ミュウGXスタートで手札にボール・サポートなしという絶望的な展開でしたが、頂への雪道があったのでプレイしエネ手貼りエンド。
すると相手もサポートがなかったようでエネ手貼りエンドの展開。
2ターン目にれんげきエネルギーをつけひゃくれつラッシュを打ったところ、相手が打開できずそのまま勝つことができました。
正直デッキ相性で言えば不利マッチだったため、事故で拾えたことはとても幸運でした。

2回戦 ニンフィアガラルファイヤー 先攻 勝(6-4)
序盤にキョダイレンゲキでテッポウオを取ることで相手のテンポを遅らせることができました。そのため相手のベンチにポケモンが並び切らず、ニンフィアVMAXのダイハーモニーをれんげきウーラオスVMAXが耐えたため、なんとかサイドを取り切ることができました。
最後にツールスクラッパーでリボンバッジを剥がしたニンフィアVMAXを取ったことでサイドを3枚取れたのでツールスクラッパー採用がプラスに働いたのは嬉しかったです。

3回戦 スイクンガラルファイヤー 先攻 勝(6-2)
先攻1ターン目にれんげきウーラオスにエネルギーをつけてエンドできたため、2ターン目にキョダイレンゲキを撃ってチルットを取ることに成功しそのまま押し切りました。
終盤に160ダメージ乗ったクロバットVにクイックシューターを当てれば勝ちの盤面で、お相手がマオ&スイレンでクロバットを回復するムーブを取ってきたので若干焦りました。
しかし、返しのターンでトップかられんげきエネルギーを引くことができ、クイックシューター込みのキョダイレンゲキでクロバットを倒すことができました。
実は前のターンにもキョダイレンゲキを撃っていたのですが、その時にナゲツケサルを持ってきてベンチに置いておけば1ターン早く勝てていました。
明確なプレミをしたのでかなり反省しています。

4回戦 モクナシダダリン 先攻 負(2-6)
3回戦同様、先攻2ターン目にキョダイレンゲキを撃つパターンに持ち込めたものの、相手も後攻1ターン目スーパーグロウから入る上々の立ち上がりでした。
後攻3ターン目にはミュウミュウが完成し、れんげきウーラオスを取られる苦しい展開に。
4ターン目にボスの司令で裏を縛りつつなんとかターンを拾いにいく展開になったのですが、ジメレオンのうらこうさくで持ってくるカードをリセットスタンプと頂の雪道で迷った末、リセットスタンプを選択した結果、ポケモンいれかえを引かれそのまま負けました。雪道だったら勝てていたのか・・・

この段階で全勝者が2名となり予選が終了しました。
私は3勝1敗の中でオポネント最上位の3位で予選を抜けることができました。


◎決勝トーナメント
1回戦 不戦勝
相手のデッキに不備があったため、1回戦敗退扱いとなり不戦勝でベスト4に進出しました。素直に喜べねぇ・・・
後々聞いたところによると、もしきちんと対戦していたらお相手のデッキは黒馬バドレックスだったらしく、当たっていたらかなり厳しい戦いを強いられていたはずなので、こういうところでも今日は持ってるのかもなあと思いました。

準決勝 悪パーフェクション 先攻 勝(6-0)
相手がゲッコウガ&ゾロアークGXスタートでかなり苦しい立ち上がりだったので、キョダイレンゲキでニューラを取りつつ、最後にゲッコウガ&ゾロアークを取るプランでいこうと考えました。
最初の手札に頂への雪道があったのですが、下手に貼るとマーシャドーで割られかねないため、貼るのを我慢して1ターン目を終えました(今流行っている悪パーフェクションのデッキはマリィが入っていないことはわかっていたので、手札は流されないだろうという判断も含めて良いプレイだったと思います)。
その結果相手の方がポケモン通信でマーシャドーを戻してベンチを展開し1ターン目を終えたため、2ターン目に満を持して頂への雪道をプレイしました。
すると予想通り相手が止まってくれたので、ヨガループを絡めて相手に何もさせずに勝つことができました。
先攻かつ初手の手札がかなり良かったのに助けられてはいますが、個人的には会心の試合でした。

決勝戦 モクナシダダリン(予選4回戦の方) 後攻 勝(1-0)
相手のデッキは判明していたため、スーパーグロウの対策で後攻を選択しました。
初手の対面は此方デデンネGX、彼方サルノリとお互い事故り気味のスタート。
相手の1ターン目はサルノリにエネ手貼りエンド。此方はボールがいくつかあったので、れんげきウーラオスとメッソンを立てたものの、サポートとエネルギーは引けずにエンド。
この時点で後攻選択した意味ないやんけ!wwwと心の中でツッコミを入れていました。
相手の2ターン目、サルノリをバチンキーに進化、エネを貼ってえだづきでエンド。
この時点で手札にれんげきウーラオスVMAXとしんかのおこうが手札にあったため、しんかのおこうでジメレオン→うらこうさく→博士の研究でエネルギーと入れ替え手段を引いてくれば勝ち!

運命の7枚ドロー・・・

その中には闘エネルギーとあなぬけのヒモ!!!

そのまましっぷうづきであっけない幕切れを迎えました。
ジャッジの方曰く、これもまたポケモンカード。

こうして初出場のシティリーグは色んな「持ってる」を重ねた結果優勝することができました。


■5 終わりに

ここまでご覧いただきありがとうございました。
全部お読みいただいた方は、今回の優勝が結構幸運に恵まれた結果のものだと言うことがわかっていただけたのではないかと思います。
ですが、この優勝をまぐれにしないためにもこれからも精進を続けていこうと思っています。
CSPも100pt手に入ったので、このポイントを無駄にしないよう次シーズン以降のシティリーグやチャンピオンズリーグにもどんどん参加していこうと思います。

今後は自分のアウトプットの練習も兼ねて、大会のレポやカード・デッキ考察なども定期的に投稿できたらと思っていますので、もしご興味ありましたら次も読んでいただけると嬉しいです。

では、ありがとうございました。
どこかの対戦会場で当たることがあればよろしくお願いします。

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