蒼の彼方のフォーリズム - BLUE HORIZON - #3
「それでなんか裏切られたーみたいな気持ちとか、勝手に感じちゃってて。ねえお母さんどう思う? わたしもうほんとよくわかんなくなっちゃってて」
「真白……」
「わかったの?」
ぱっとお母さんに向き直るわたしにお母さんは微妙な表情を浮かべたまま、
「……それ、本当にお母さんにしてもいい話?」
わけのわからない返しをされた。
「なに? どういう意味?」
「だからその……ね、たとえるなら、階段を昇っちゃったみたいな」
ガシャーン!!
不意に、思いがけない方向から陶器かガラスが割