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言霊ってあると思う。


4月になり、看護師嫌いのわたしも、ついに3年目を迎えました。プリセプターも、勉強会の企画も任され、あと11ヶ月なんてすぐ過ぎるんだろうな〜と、退職の未来を楽しみにしています。

たまたまこのnoteを読んでくれた看護師さんには、理不尽が無くなり幸せが訪れることを願っています。


さてさて、表題にある通りですが、言霊というものをわたしは信じています。


自慢ではないけれど、どちらかと言えばわたしは有言実行タイプだと思う。実現できないことは言葉にしたくないからだ。かっこ悪いし。

だから言霊を信じられるのかもしれないけれど、少なくとも潜在意識からコントロールしてほとんど洗脳みたいに、可能性を広げることはできると思う。


ここからはこのnoteを書くきっかけとなった、わたしの近況を勝手ながら記します。


まず、看護師1年目の夏前、看護師を3年経験して退職し、パートとして保育園の看護師をしながら演劇・音楽の夢を追いかけることになった大学時代の3年上の先輩と、ご飯に行ったところが始まり。


看護師は3年経験して一人前、という謎の風習を信じて、わたしは入職当初から3年で辞めることを当たり前のように考えていて。


実際に3年で辞めた先輩の話は、当時様々な理不尽と戦っていたわたしには夢の世界のような話だったことを覚えている。

そこで、職場の看護師の先輩がワーキングホリデーに行くために退職したという話を聞いたのである。
これが本当の始まりで、結論から言うと、わたしはワーキングホリデーに行く準備を始めることになる。


当時のわたしはパスポートすら作ったことがない、世界地図を見て5ヶ国程度しかわからない、とんでもない田舎者だったのに。

ビザという言葉もテレビの中のものだったし、ましてや外国なんて言語も違うし治安も悪いだろうし、旅行で1回くらいは海外に行ってみたいな、なんて思っていたのに。

先輩に、田舎者だと思われたくなくて、ホラを吹いたのである。


「ワーホリ!聞いたことあります。わたしもワーホリ興味あったんですよね〜!」



自己肯定感が低すぎて、外国にでも行けば価値観も変わって自分を好きになれるだろうか。オープンマインドで嫌なことは嫌と言えるようになるだろうか。人目を気にしなくなるだろうか。

そう思ったこともあったけれど、なんせ両親も兄弟も外国に行ったことがない鎖国的な家庭で、まさか末っ子の自分が外国に行こうなんて、思いもしなかった。



先輩とのご飯の後から、ワーキングホリデーについて調べ始めると、知的好奇心はくすぐられ、どんどんどんどん興味は湧いてきて、友達と将来の話をする度に、「ワーホリに行くんだ」とほざくようになる。


加えて去年の11月、よく行っていた社会人バスケサークルで、ワーキングホリデーで来日しているカナダ出身の友達ができるのである。


外国の人と話すことなんて、家の近くのスーパーの会計の時くらいで、英語でやりとりするなんて無縁なはずだったわたしに。

それはわたしにワーキングホリデーをより身近に感じさせる出来事だったし、彼が誘ってくれた友達の集まりはワーホリ経験者が何人もいて、偶然にも勝手に、様々な経験談を聞くことができたのだ。



言い始めてから早1年半が経った今現在、実際にエージェントさんと語学学校を決めるところまで来ている。

正直1年くらいは、やりたいことがあって将来を具体的に考えている自分がかっこいいと見栄を張って、「ワーホリに行く」と言いたいだけだったと思う。

しかし、言い続けたおかげで本当にわたしの将来が具体的になり、少しは寿命が延びたのである。


やってみたいことでも、なりたい人間像でも、とりあえず言葉にしてみる。そうすればいずれ自分自身に洗脳されて、変われるのではないかと思う。


卵が先か、鶏が先か。わからないけれど、ここまで言い続けたわたしに心から感謝したいと思う。


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