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母、オーバーヒートする

不登校児2人と2歳児。生活のやりくりと学校とのやりとりに奔走し、家庭内の余裕のなさは夫のイライラにもつながり、抱え込みすぎて私はついにオーバーヒート。

私は実家の居心地が悪いと思春期以降散々荒ぶり反発し、最終的には家出をするように結婚したため実家には心配かけまいと弱音は吐きづらい。でも、行き場所がない。八方ふさがりで、このまま子どもたちと川に流れてしまおうかとまで追いつめられ、まずは姉にSOSを出しました。

すると、姉はすぐに母に連絡を入れてくれ、母は「とにかく一度帰っておいでと。」まだ素直に帰ると言えなくて、「大丈夫。まだ頑張れる。」という私。「あんたの大丈夫は大丈夫じゃないから、とりあえずおいで。」という言葉に、子どもたちと実家に身を寄せることに。

「ちょっと考え直したい。」と、旦那に伝え家を出ました。旦那は、突然の出来事に思えたらしく、それくらい家族の状況がわかっていなかったし、察するなんて彼には神業、私も伝える事をしていなかったなと今振り返ると思います。もちろん当時はそんな余裕もなく…

実家に行ったはいいけれど、これからどうしたらいいかなんてわからない。

学校に「生活が回らなくて実家にサポートしてもらうために実家に身を寄せました。車で30分ほどなので、登校することがあればそこから送迎します。」と伝えると、学校から返ってきた返事は「生活の拠点がここにないなら転校を考えて下さい。GW明けにはどうするか返事を。」というあまりにも無情な応答でした。

なるべく学校とも関係を悪くしないようにと、対話を重ねて関係づくりをしてきたと思っていましたが、思わぬボディーブローでした。

ひと昔前の私なら、感情的になってそんな学校二度と行かない!と閉じたところですが、子どもにとって何が最善かを私なりに考えて、学校という組織の実情として受け止めた自分に「大人になったな~!」

つづく



※話は変わって今…

昨日の午後、一人で留守番していた次男。帰宅すると、どうやら留守番中にお向かいのお家で外構工事があったらしく、家の前の私道に車や人が出入りして工事の音や声がしていたそう。「怖い人だったらどうしよう、強盗に来たらどうしようと怖くて怖くて大変だった~」と心穏やかではないお留守番だったそうで。

一通り話を聞いて、「それは大変だったね。お疲れ様。(本人が自分で希望して留守番していた)」と声をかけ、私も疲れて帰宅したので夕飯にかきたま汁を作ってもらおうとお願いしたら、快く引き受けてくれたものの手元が狂って水溶き片栗粉をガス台にぶちまける。私の心の糸が切れる。でも、わざとじゃないのはわかってるし、思いっきり怒るところじゃない。でも疲れてる。掃除が増えた。泣きたい。。。子どもたちが家にいる間中大なり小なりこんなことが毎日起きる。休まらない・・・

疲れとイライラと一気に色々混ざって負のオーラ出しまくりの私に、それを察して落ち着かない次男、真顔でつぶやく。「僕は狂犬病かもしれない…」

ネガティブな感情が吹っ飛ぶほど衝撃だった(笑)

「狂犬病!!!!!何で????」

詳しく聞くと本を見せてくれて、狂犬病の症状に「不安が強くなる」と書いてある。「それ以外の症状は当てはまらないから違うとは思うんだけど…」ここで爆笑してしまったら、彼のプライドが崩壊すると思ったので「大丈夫だよ、犬と触れ合う機会はないし犬に噛まれてもいないし。今日はいろいろ歯車が狂っちゃったからそれで不安が強くなっただけじゃない?」とサラリと流す。(フリ)

面白すぎて私も衝撃的で一人で消化しきれず、次男がお風呂に入ってる間に長男に「狂犬病だと言ってるんだけど(笑)」と言うと、「んなわけあるかい!!そもそも狂犬病は日本では今はもうほぼ根絶されてると言われてるし。」という言葉に「ワハハハ!!」と笑い飛ばして終了。

語録が増え、子育てってなんて面白いんだ~~と思うエピソードでした。さて、気持ちを切り替えて。今日も良い一日を。


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