褒められたときの返し方

人に褒められたとき、その返し方を間違ってしまうと、相手や周囲からの自分への評価が一気に下がる。
なんとも理不尽なトラップだ。
酷いと嫌味のときもあるし。

そこで、私流の褒められたときの上手い返し方について説明していく。

「謙遜」の発言はやめておく

まず、典型的に謙遜と言われるような、「そんなことないですよ」「私なんて」みたいな返しはやめておく。
相手が褒めてくれたことへの否定になりやすいし、「いやいや、そんなことは」の応酬になると、収拾がつかなくて互いに面倒だからだ。

また、本当に自分がすごいと思われているときに下手に自分を下げてしまうと、相手や周囲に「じゃあそれより下の私は何なの?」と思われてしまう。
嫌味に謙遜を返してしまった場合は、「あいつ本気にしてるよ笑」とか言われるし。

相手の気持ちを受け取る、喜ぶ

だからといって、褒められた内容をそのまま受け入れすぎるのも、ちょっと傲慢な感じに受け取られてしまう。面倒なことに。

だから、褒められた内容ではなく、相手が褒めてくれたこと自体や、褒めようと思ってくれた気持ちを喜ぶようにする。
「ありがとう」「褒めてくれて嬉しい!」
「気にかけてくださって嬉しいです」
みたいな感じ。

この返しは、嫌味にも効く。

結果でなく過程や努力の話をする

本当に良い結果を褒められたときに限るが、
「頑張りました!」
「必死にやった甲斐がありました!」
と返す。

「できた自分はすごい」ではなく、「頑張ったのでどうにかできた」「できたことが嬉しい」という意味にとられるので、傲慢と思われない。

「これからも頑張ります」とも言っておくと、話題を未来のことにすり替えられる。

相手を褒める

「お優しいですね」
「嬉しいです、褒め上手ですね!」
「〇〇さんに褒めていただけるなんて」
「〇〇さんのおかげですよ」

取り敢えず褒めておいて悪いことはないので。
嫌味にも効く。

ふざける

褒めというトラップをうやむやにする。
但し、言い方と場面と相手と自分のキャラによって受け止められ方が変わるので注意。

「そんなに褒めて、何か裏があるんじゃないですか?」
「人生で一番嬉しいです!」
「自分でもすごいと思ってました!」
「私ですからね、当然ですよ」
「これでうんこも漏らさなかったら完璧なんですけどね……」

嬉しくない「褒め」の受け流し方

・恋愛に持っていくための「かわいいね」
→「よく言われます!」(あなたは特別でない)
→「おじいちゃんにもよく言われました」
   (恋愛の意図じゃないですよね!)

・他の人を下げての褒め
→「いやいや、そんなことないですよ……」
   (この場合だけは否定しておいた方が良い)

・過剰な褒め
→「そんなに褒められたら恥ずかしいですよ」
→ふざけたり褒め返したり話題を変えたりする

まとめ

褒められるのは基本的に喜ばしいことだが、悲しいことに、嫌味だったり、傲慢さを読み取られたりするトラップがある。
適宜、上手く返していこう。

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