パニック障害と生きていく
4年前、パニック障害と診断された。
それは突然だった。
20代後半、働きながら歯科衛生士学校の夜間部に通っていた私は、いつも通り授業を終え、いつも通り帰宅ラッシュの電車に乗り、いつも通り帰路についていた。
いつも通り、電車がトンネル内に入る。
なんだか呼吸が苦しくなってきた。
おかしいな、息がうまく吸えない。
いつもと変わらない車内のはずなのに、今日は酸素が薄く感じる。
とても狭苦しく感じる。
心臓が破裂しそうな勢いでドキドキしてきた。
ドバドバと冷や汗が出る。
手足が震