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『リーガル・ハイ』を見て弁護士を目指した高校生のはなし

こんにちは。サカセルで自習室管理講師をしている大学院生です。

これを執筆している時点では、夏休みも終盤に差し掛かってきており、少し暑さも和らいできたと感じる日々です。投稿されていることはもう少し先かもしれませんが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

夏休みは、多くの方々にとって一年のうちの一大イベントであり、例えば夏フェスがあったり、花火大会やお祭り、甲子園などなど、様々なイベントがあります。

そして、それはこれを読んでいらっしゃるであろう受験生の皆さまも例外ではありません。受験生にとって、夏休みは“勝負の夏”などと題され、様々な講習が組まれるなど、受験に向けて弱点を補強し、レベルアップする機会と捉えられています。

私も、“勝負の夏”を何度も経験してきました。特に、本格的に大学の受験校を決め始め、そこに向けた勉強をし始めた高校3年生の夏休みは、毎日12時間以上勉強をするなど、今までの人生の中でも1・2を争う勉強量だったため、とても思い入れがあります。

今日はその、12時間以上勉強することになった理由、すなわち大学の受験校についてお話していきたいと思います。

お付き合いくださいませ。それでは参りましょう!

高校2年生までは医学部を目指していたが...

前提として、私は高校2年生まで理系に属しており、医学部を目指していました。というのも、それまでは特にやりたいこともなく、「同級生の多くが医学部を目指すから」「理系の方が将来役に立ちやすいから」という漠然とした理由で目指していました。

しかし、その頃、暇つぶしで見ていたあるドラマをきっかけに自分の将来の目標が変化します。そのドラマは『リーガル・ハイ』という法廷ドラマでした。このドラマをきっかけに、巧みな話術と法律を用いて依頼人の要望を叶えていく弁護士への漠然とした憧れが生まれました。そして高校2年生の終わりに、実際に弁護士の先生方の主催する法律シンポジウムに参加したことで、将来は法律にかかわる仕事をしていきたいと考え、法学部に行って法律を勉強したいと思うようになりました。

その結果、高3で文転し、法学部を目指すことを決意しました。

将来の夢から逆算で受験校を決定

将来の夢が漠然なりにも決まったため、受験校も自ずと決まっていきました。すなわち、「法律家」を目指すうえで有利な大学がどこかを基準として大学の受験校を選びました。

私が、当時自分で調べてみた結果では法律家になるにとって有利な大学は、東大、京大、一橋、早慶、中央でした。

私は、文転組だったので受験に必要な社会の知識が遅れており、同時に学力もお世辞でも良いとはいえる成績ではなかったため、志望校レベルに見合う学力をなんとかつけようと“勝負の夏”を過ごしました。

結局、私は受験校として、東大・早稲田・中央を受験し、中央のみ合格しました。
文転して、社会を1年で仕上げなければならないのにもかかわらず、社会の記述が二科目ある東大を受験したのはかなりのチャレンジでした。模試の結果をみても社会が一つで良い京大の方がどちらかといえば相性が良かったのに、東大を受験したのは、高校1年生の頃に東大と京大のオープンキャンパスに行き、東大の本郷キャンパスに通いたいと強く感じたからでした。

第一志望校に行けなくても最良の選択肢に

結果として、大学は中央大学に進学しましたが、今思えば自分にとってすごく良い選択だったのではと思います。

“法科の中央”と名を馳せた時期もあるように、中央大学は学内で法律家を目指す学生を支援する環境がかなり整っていました。具体的には、中央大学OBOGの法律家が実際に司法試験を目指す学生の勉強をフォローするシステムや、法律家を目指す学生専用の自習室、加えて、法律家を目指す学生への充実した給付奨学金制度などです。
この中央大学の充実したシステムのおかげで、大学院では東大に進学することができ、現在も法律家を目指しています。

このように、自分のやりたいことが決まれば自ずと受験校も決まってくるものです。ですから、皆さんも毎日いろいろなことに触れて、自分のやりたいことを探してみてください。

自分のやりたいことが決まっていれば、たとえ第一志望に進学できなかったとしても、進学先が最良の選択肢になりうるはずです。

それでは、皆さんのそれぞれの“勝負の夏”を有意義にお過ごしください。応援しています。

個別指導・家庭教師の
自律学習サカセル

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