The Wars Of Roses 0

昔、タイトルのような名前のゲームがありました。

今の人たちからすると何が楽しいか訳が分からないと思うけど、少しだけお付き合い下さい。当時は楽しかったんです。

これは遠い昔2005年頃、世の中はまだまだガラケーの人しかいなかった時代のお話。と言うよりIphoneの初代が発売された頃と言うとイメージがしやすいでしょうか。

今では当たり前のようにありますが、その当時、3Dゲームやインターネットを使った通信ゲームなんてものがほとんどない時代でした。

そんな時代でもインターネット(ブラウザ)を使ったゲームがありました。

その中の一つがタイトルにした「The Wars Of Roses0」と言うゲームです。

そのゲーム内容を非常に分かりやすく説明すると、

1分間に1回ボタンをクリックするゲーム

でした。

今の時代にその部分だけ切り取って聞くと、クソゲー確定だと思います。


ゲームの概要

プレイヤーは最低限の装備しかない状態、最弱のジョブで始まりの街サーブに降り立ちます。

戦闘には初級、中級、上級があり、しばらくは初級で戦闘することになります。

そして結構な頻度で死にます。死ぬと所持金が半分になります。

そんな状況から装備等を整えて安定して戦闘に勝てるようにする作業から始まります。ちなみに戦闘ができるのは1分間に1回のみです。

この戦闘によって経験値がたまり、レベルが77になると転職ができるようになります。昨今のゲームからするとジョブチェンジと言うと分かりやすいでしょうか。大体、1回の転職に3時間くらいはかかっていました。

そして、転職を30回近く行うと勇者になることができます。勇者は最強の職業ですが、初めての勇者は最弱の勇者です。能力値には限界があり、最初の勇者では結構な確率でカンストします。

その能力値の限界を突破するために継承があります。継承許可証を誰かから貰って継承します。ちなみに、継承は勇者しかすることができません。

継承をすると、最初の職業からやり直しになります。その繰り返しで強くなって行くゲームです。

オンラインの要素は?

ここまでの話だとオンラインの要素が全く無いように見えてきますが、もちろんそんなことはありません。

まず、このゲームには国という概念があります。最初は無所属国民なのですが、他国に入国し国民になることができます。国に属すると国民の人々とチャットや掲示板でコミュニケーションをとったりすることができます。

また、国同士で戦争をすることもできます。そうです。プレイヤー対プレイヤー(PvP)で戦うことができるのです。このPvPができるのは15分に1回でした。

この戦争で勝ち抜き強大な国を作ること。これがこのゲームの醍醐味でした。

また、国を作ると独自の街を作ることが可能で、独自の街で装備品を作ったりすることもできました。なので、ユーザーがゲームの一部を拡張できる。そう言った楽しみもありました。

ゲームを拡張できる。これは今聞いても面白い要素だと思います’。

他にも書きたいことはありますが、真面目に書くと倍以上の長さになりそうなのでいったんここでとめておきます。

まとめ

改めてこのゲームを今、やりますか?と聞かれると、必ずNOと答えます。

今は昔に比べ環境が整っており、他のゲームの方が断然面白いです。

しかし、こういったゲームが時代時代に存在していて新たな時代のゲームが生まれ、より面白いものが生まれていきます。

色褪せぬ名作というのは良く言われますが、色褪せる名作。

他の作品に色を譲り渡した名作というのもあってもいいと思います。

後日談・・・

このゲームでWebページを制作していたことからITに興味を持ち、大学に入り、現在ITエンジニアとして働いています。

このゲームは、私の人生に影響を与えた思い出深いゲームとして今でも心に残っています。


ここまで拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に、10万戦超えは無駄じゃなかった。と当時の私に伝えたいです。

#心に残ったゲーム


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