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サーバサイドエンジニア 4 年目を迎える #2022年のわたしと仕事

ふと note を見ていたら「あなたへのおすすめ」で#2022年のわたしと仕事という項目を目にしました。

新しい年をむかえるタイミングで、2022年の自分の仕事をふりかえってみませんか?成長を実感できたこと、仲間と一緒に乗り越えたこと、仕事を快適にするための工夫、現在の仕事や働き方について来年は変えていきたいと考えていることなどを募集します。

#2022年のわたしと仕事

年末のこの時期に何か締めとなる活動ができればと考えていた中、これはちょうど良い機会だったので、新卒からサーバサイドエンジニアとして今年で丸 3 年、来年で 4 年目となる人なりの「わたしと仕事」として振り返りを綴ってみたいと思います。将来この文章を見返したときに、ほぼ間違いなく恥ずかしい文章を書いていたものだな…と振り返ることになりそうですが、それはそれとして良い思い出となりますように…。
尚これは毎度のごとくですが、ここに示された意見はわたし個人のものであり、所属する組織を代表するものではありません

主な仕事

サーバサイドエンジニアと一言に言っても主語が大きい気がするので、振り返りを綴る前に主に私がどのような業務を担当していたのか(大人の事情で非開示にしなければならない点を除き)大雑把に紹介したいと思います。

私はあるゲーム案件に所属していて、そのサーバの運用、メンテナンス、パイプラインの作成や施策の調査対応などしていました。1 年目時点ではサーバへの新規機能/運用改善の開発を行っていたりもしていたのですが、ここ最近は運用面での対応が主で、指揮役を担うこともありました。

また、案件外の業務では新卒向けへの講習や新卒のチューター役をしていました。私の所属する社では各セクションに関わらず GitHub Enterprise(以下 GH:E)を業務上用いることが多いので、新卒向け講習では、企画/開発/クリエイター部門関わらず全員がある程度は使えるようになるための GitHub 講習を別案件の同僚とタッグを組み担当しました。また、開発セクション向けに、データベース演習と銘打って社でよく使われる RDB/NoSQL の講習も担当しました。

3 年目で成長を実感できたこと

このような業務の中で 3 年目であった今年度ではどのような成長ができたのか振り返ってみたいと思います。

障害発生時のマインドセット

サーバサイドエンジニアをやっていると(本来あってはならないですが)障害対応に追われることがあります。そして、そのような状況下では大抵素早く確実に間違いなく処置することを要求されます。サービスを提供する側としては当然ユーザ様ファーストで処置を考えるのですが、恒久対応ができるのか、暫定対応がそのときのベストなのか。それまでに積み上げてきた前例、経験やその時の一瞬のひらめきから処置を編み出す中で、非効率でないか、そもそも正しいのか等を完璧に検証する物理的時間は、障害発生時の状況下では大抵不足しています。それでも、すべてを予定時刻通りに完璧に修復し動作させなければ、サービスそのものの直接的な評判低下に繋がってしまいます。このような状況下での精神的ストレスは、ある程度の慣れがない限りそれなりのものでしょう(誤解を恐れず例えて言うならば、絶対に失敗の許されないプログラミングコンテストです)。

失敗は許されない💀

少なくとも私は新卒から参画し初めて障害対応にあたっていたときは、そのプレッシャーから正にテンパっていました。もし何か考慮漏れがあったら…この自分のエンターキー押下で大変なことが起きるかもしれない…可能な限りの検証は行なった…理論上は上手くいくはずだ…しかし何かが起きるかもしれない…Undefined Behavior…ああ…神よ…アーメン…🙏と願うこともありましたし、極度の緊張からか手汗でキーボードをヒタヒタにすることもよくありました。

溢れ出す手汗シャワー

しかし、3 年目の今季ではそれほどまでの緊張を(良い意味で)感じずに冷静に対処できるようになれた気がします。
これが何故なのかは自分でも明白には分からないですが、考えられる要素としては(身も蓋もないですが)やはり経験によるものだと思っています。といっても重要なのは、新しい学びを楽しめるマインドセットがその根本にあるのかなと思いました。
(私の観測範囲内で)ネットサーフィンをしていてよくみるエンジニアの成長曲線は指数関数的なのですが、これは様々なケーススタディを繰り返していくうちに、ある瞬間でそれらが 1 つにつながるときのことなのかなと私は捉えています。これにより、起きた問題への適切な対処法をパターン化することができますし、パターン外と思われるケースもパターン内のもので応用して対応できるようになってきます。すなわち、完全にパターン外のものが減ってくるのでこれが精神的な余裕を生み出し、新しい問題に直面したときの反応が「テンパる」から「楽しむ」に変わっていくように思いました。

まあ、これは単に「仕事は 3 年もすれば慣れる」というよく聞く言葉を体現しただけといえば(悲しいかな)そうなのかもしれません🙃

(人間への)負荷分散能力

2 年目くらいまでは、私は任されたタスクを誰かにお願いすることは(ほとんど?)ありませんでした。勿論仕様や設計思想、社内ツール等、自分だけでは考えつくことが難しいことに関する質問は、タスクに着手するよりも前に積極的に行うようにしていたのですが、その後の着任後、誰かにタスクを渡すということは(自分の手持ちが溢れそうになっても)なるべくしないようにしていました。これはその方が早いし、自分が頑張ることで他の人が空いた分他のことに着手できると思っていたからで、この考えが常に間違っていたかというと、そうではないと実は思ってはいます。しかし、それとは同時に、自分でタスクをこなせる能力と、人に適切にタスクを渡す能力は同じくらい重要とも考えるようになりました。

指揮監督のイメージ

これは、自分の立場的にも指揮をとる機会が増えてきたことによるものとも思いますが、タスクを他人に渡すことで負荷を分散しそれぞれが並列に各タスクに集中して取り組むことで良い結果をもたらすことがあるという(よく考えてみれば当然の)ことを経験のうちに実感するようになったからかもしれないですね。

仕事を快適にするための工夫

次に、前述のような業務の中で、仕事を快適にするためにした工夫について紹介してみたいと思います。

フルリモートワークと休暇の過ごし方

昨今の情勢もあって、業務のほとんどは在宅のフルリモートワークで行っています。これは私が新卒から入社していままでずっとそうなので、出社して会社の中で業務をするということが今までほとんどありませんでした。これは、一般的な社会人と比較すると少し特異なのかもしれません(物理的にサーバをごにょごにょする必要があったりするときくらい)。

良い休憩も仕事のうち

この状況下だと人にもよるかと思いますが、私の場合、家にいることが必ずしも休暇ということにはならなくなってしまいました。仕事をする空間と休暇をとる空間はわけた方が良いとよく聞きますが、実際そのとおりで、空間そのものが業務と結びついてしまうと、その空間でリラックスするのが難しくなってしまうのです。
そこで、休暇の日では意識的/積極的に外に出るようにしたり、部屋を変えて作業をするようにしてリフレッシュすることを心がけていました。しかしながら、外に出るということはそれだけのコストが掛かることも確かなので、来年は外出することがなくともリフレッシュできるような工夫をみつけたいですね。

良い椅子

これは多くの人から同意が得られることだと思うのですが、デスクワークに良い椅子は必須だと思っています。硬い椅子で作業を続けることは痔のリスクを高めますし、もたれかかれるような構造の椅子は腰をサポートします。私は 3 年間 akracing のゲーミングチェアに座って業務をしていますが、いまのところ体への不調はとくに出ていません(ただし張地がレザークロスのようなものだと徐々に劣化するので注意)。

良い冷暖房器具

良い冷暖房器具は QOL 向上に直結します。特に私が使っていて高コスパだなと感じたのは、パネルヒーターです(鉄板素材のものではなく、表面が布生地になっていて毛布等を被せても大丈夫なもの)。足元に配置することで、デスク下をこたつのように温めることができます。
在宅ワークは、逆に自分で労働環境を整えなければならない分、労働基準法に則らない環境で働けてしまうので、細かい点で注意していく必要がありますね。

よい音楽と香り

音楽を聴くことで生産性が向上するかは、人によりけり(作業内容にもよりけり?)かと思いますが、私の場合慣れた作業をするような場合は音楽があると気分も落ち着き、精神衛生が保たれる感覚があります。しかし、歌詞があるようなものだと耳についてしまうというのと、何の音楽を流すかを選ぶのに神経を払いたくはないので、lofi hip hop radio というライブストリーミングをよく聴いています。読者の皆様からも、何かおすすめの作業 BGM がありましたら教えていただきたいです。

また香りは集中力や生産性の向上を助けるとしばしば聞くことがあったのでホワイトムスクというリードディフューザーを使っています。

来年に向けて

前述のとおり、来年は外出することがなくとも、家の中でリフレッシュできるような工夫をみつけたいですね。また、来年からは個人的に新しい生活が始まるので、身を引き締めつつ、好奇心と冒険心を忘れずに生活が送れればなと思っています。

2022 年も、もうあとすこし。
それでは皆様、良いお年を。

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ここまでお読み下さりありがとうございます。最後に私の活動を多くの方に認知頂きたく、各種リンクをご紹介させて頂きます。
まず、私の活動の中心拠点期なポータルウェブサイトが下記となります。こちらには各種リンクの掲載の他に、技術ブログと日常ブログの二本を日々執筆しております。

また前述のとおり、普段は職業サーバサイドエンジニアとして従事していますが、日々色々とソフトウェアを自作したり、OSS への貢献を行ったりもしています。その活動内容としては GitHub アカウントをあたっていただければと思います。

また、オンラインメディア掲載などを通じたインフルエンサー事業も開始いたしました。ご掲載や商品紹介等のお仕事依頼ございましたら、下記アカウント DM までご連絡頂ければと思います。

また、活動を応援して下さる方を募集しています。もしよろしければ、コーヒー 1 杯分からチップを投げていただければ幸いです。

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