最後の卒業旅行

8月15日。大阪城ホールでNMB48最後の1期生である白間美瑠ちゃんの卒業コンサートがありました。
出会いも別れも、嬉しいことも悲しいことも、たくさんの思い出が、メンバー一人一人に、一曲一曲に詰まっているからこそ、いっぱい泣いていっぱい笑った卒業コンサートでした。

そもそも、自分にとってのNMB48は2010年の『スター姫さがし太郎』という番組から始まりました。
SKE48とブラックマヨネーズのおふたりをMCにスタートした番組の大きな企画のひとつは、大阪・難波に新たに誕生する48グループに密着するというもの。それはまだグループに入ってもいない普通の女の子のオーディションに密着していくところからのスタートでした。



推しの卒業をきっかけに、離れた時期もあったけれど、ヲタク人生のほとんどを過ごしてきた場所であり、それは20代という時期のほとんどでもあるからなおさら心に刻まれていて、初めての経験や景色、ここで出会った方もたくさんいて、このグループに出会っていなかったら全く違う人生を歩んでいたかもしれないし、こんなにもアイドルを好きになることもなかったかもしれません。
他のグループを応援していた時期もあるけれど、こうして振り返ってみると積み重ねてきた歴史が違った。


「卒業旅行」


「Don't look back!」のカップリングとして収録されたその楽曲は、卒業のタイミングに度々歌われてきた「三日月の背中」以来になる1期生の楽曲で、様々な楽曲が後輩たちに歌い継がれてきたけれど、公式的に1期生が集まるのもこれが最後になるでしょうし、この楽曲ばかりはこれが最後の披露になるのかななんて。
こんなご時世の中、それぞれの道を進む1期生たちが、思い出の大阪城ホールに集い、NMB48としての長い長い旅を終えてステージを降りていく22名の姿を観て、このグループを好きになって、応援してきて良かったと心の底から感じたし、その場に立ち会えたことはいつまでも忘れられない一日として刻まれました。


そしてーー、8月31日。旅立ちの日。
1期生のみんなとはここでお別れになるけれど、同じ空を眺めてどこかで繋がってるはずだし、それは同じように旅立っていた卒業生もみんな同じで、いなくてよかったメンバーなんて一人もいないんですよね。
2010年10月9日。『AKB48 東京秋祭り』での1期生お披露目から3,979日。
兼任含め158人 現在45人(内3人卒業予定)くらいですかね。どの時代のどこを切り取っても最高だった!って言えるそんなグループです。

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これからは2期生が一番先輩となってグループを引っ張っていくことになります。偉大な1期生を越えるのは簡単なことではないと不安に思うメンバーかもしれない。けど、きっと大丈夫。

「1期生のみなさん全員が卒業されても、私たちはファンのみなさんを楽しませるだけ。それは変わらないので。これからもNMB48は止まらない」

そう強く言ってくれる素敵なキャプテンや、熱い想いと難波愛を持ったメンバーがたくさんいます。
7.5期生として加入したばかりの李始燕ちゃん、8期生オーディションも決まって、これからのNMB48を作るのは、今いるメンバーだから、新しいNMB48を作っていってほしいな。

こんなにも大好きだって言えるグループは後にも先にももう出会うことはないと思うから、今の、これからのNMB48が進む道を、この先目指す場所を、この先もずっとずっと見ていきたいし、目標である京セラドームだってきっと立てるって信じてる。


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