見出し画像

224.6 Silvi 1300

先月、5月の10日ごろのことだ。
姉から富士フイルムのSilvi 1300というカメラをもらった。

2007年4月に出荷が終了しているカメラ。2007年は今から17年前。
つまり私が15歳の頃まで出荷されていたカメラ。
15歳、中学3年生の頃といえば、ふたつ折りタイプの携帯のカメラ機能と、写るんですしか知らなかった。世の中にはこんなカメラがいたのか。

上記サイトによると2002年まで製造されていたらしい。
時を遡って知らない文化に出会っている。

そんなSilvi1300だが、姉曰く、壊れて動かなくなったらしい。
ならば分解してみたいからくれないかと聞いたところ、もらえた。
黒猫の手によってはるばる茨城から送られてきたSilvi1300。
さあ分解分解とわくわくしていたら同居人が「電池を変えてみたらどうだ」と言ってきた。
電池入れてみた。ボタン電池。
動いた。
あれま。

動いたならば使わねばなるまい。
姉にカメラが復活したことを伝えたところ、そのまま使ってくれ、とのことだった。話を聞くと、動かなくなってから、姉も電池を変えてみたらしい。しかしその時は動かなかったのだとか。接触不良だろうか。
カメラと同梱されていたフィルムを使って、とりあえず撮ってみることにした。

試しにズームで撮られるトリ
遠くから撮られて不審そうな顔をするトリ
着物の柄・フラッシュあり
チュールのフリル・逆光・フラッシュなし
ガラス・フラッシュあり
カメラのモニターに表示される日付が欠けていて正確な日付が入力できない
マクロモードがちゃんと動作する
いちど、撮り終えた後に裏蓋を開けてしまい、感光させてしまった。
感光したフィルムがどうなるのか知らなかったため、黄色と赤のきれいな色が出てきて驚いた。
これはこれでいいと思うけども、なるべくやらないように次回から気をつける。

問題なく撮れた。
フラッシュも作動するし、ピントも合うし、マクロモードも使える。
フィルムさえちゃんと入っていればカメラが全部やってくれて楽ちんである。
ただ、たまに、動かそうと思ったら電源が入ったり切れたり、突然シャッターが押せなくなったりといった動きがあった。
その度に「ああ、もうダメかなあ」とため息をついて、数分すると突然治る。
なんなの?

修理とか出せないのかなァと思って調べてみたけども、修理に出すより状態のいい中古品を購入した方が安そうだった。

とりあえずは、完全に壊れるまで使ってみる。
動作が不審だから、大事な場面には使わないと思うけども、毎日のちょっとしたことを残していきたい。

Thank you for everything, sis! You're the best!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?