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2024.5 フイルム

先日、X(旧Twitter)で以下のツイートをした。

言ってみるもので、親切なフィルム有識者の皆様からDM、Twitter、LINEでいくつかのフィルムをお勧めしていただいた。
そのうち、お勧めの声の多かったこのフィルムをとりあえず買ってみて使っている。

果たして私のポンコツさと若干動作の怪しいPENTAXのフィルムカメラでこのフィルムのポテンシャルが引き出せるのかはわからないが、先達が勧めてくれたものなら間違いはなかろう、と思い使ってみている。
ちなみに、ネットで購入ボタンを押すときにそのあまりのexpensiveさに「1枚100円!!!1枚100円!!!(送料込み)」と白目で叫んでる自分がいた。
デジタルカメラは初期投資に3桁突っ込んだとしても毎日撮れば実質タダなので安いものだが、フィルムは1枚ごとに課金されていく。

カシャッと頼りないシャッター音が響くたびに100円。
撮れても撮れてなくても100円。
私の毎日の昼食代が約150円。
私が先日購入したアアアアアアアアアアがアアアアアアアアアアアア円。

物の価値を決めるのは絶対に自分。
あなたが買わなくても私は買う。それだけの話だな、と改めて思った。

先日、このフィルムを入れたカメラを持って人物撮影に行った。
メインはデジタルで、フィルムで数枚撮らせていただいた。
非常に恐ろしい思いをした。何枚かフィルムで撮りますと告げて、ピントを合わせてる時間がまず怖い。ピント本当に合ってるのか?シャッターボタンを押した後も怖い。今撮れてなかったら少しでも相手の時間を頂戴した意味がなくなってしまう。申し訳なさすぎる。
加えて、1枚100円というのが脳裏をよぎる。今、本当に100円ぶんの気合いを入れて撮る場面を選べたのか?今本当に撮って良かったのか?
怖すぎ。

実は、これまで白黒フィルムに対する憧れが結構あった。
2年くらい前からカラーフィルムで日常の写真をちょこちょこ撮っていたが、いつかフィルムで撮るのが上手くなったら白黒フィルム使ってみよう、と1年前くらいから思っていた。
そのうち、そもそも自分に上手くなる気配がないのに気づき、そんならもう使っちまうか!と考えて今に至る。

使ってみなければわからないことしかないし、使ってみたら使ってみたで怖い。
今のところ、自分がとても楽しんでいることを実感している。

先ほど、白黒フィルムの現像代とプリント代を調べたらこれまた白目になった。
貴族の趣味か?
庶民生まれ貴族精神育ちの人間としてコツコツやっていこうと思う。

最後に、カラーフィルムで撮ったお花の写真を載せておく。

白黒フィルムには光と影しか映らないらしい。
今から現像が楽しみで仕方ない。

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