【備忘録】新しい音楽を自分で愛せれば
えー…
申し訳ないのですが、私はサカナクションというバンドのことを何も存じ上げない者です。
ただ2024.5.5に放送されたNHKスペシャルを見て、文字に起こさずにはいられなくなったので書き始めました。
なにかのきっかけでこの記事を目にされたサカナクションファンの皆様、すみません。
うつ病
サカナクションの山口一郎さんがうつ病を患っていらっしゃったことを、恥ずかしながらこの番組で初めて知りました。
番組冒頭、インタビューを受ける山口さんが「本当につらいから」と真剣な顔つきで言った時、その嘘のない瞳につい込み上げるものがありました。
うーん…。
なんか今ね。
私自身も山口さんと同じものを抱えているのだと大きな声で言うと、私の中の悪魔が「メンヘラ」「病気自慢」と私を責めてくるのです。
だから私自身がうつ病だとまっすぐに書けず回りくどい言い方をしています。
まあ、いつも私の記事を読んでくださってる方はきっとご存知だと思うので関係ないかもしれませんが。
悪魔は私のうつ病の症状のひとつです。
今現れているので、悪魔のこともそのまま書いてみました。
今回はそんな病気自慢かもしれません。
でもこれは私の個人的な備忘録ですので…すみません。
話を戻して。
その山口さんの「本当につらいから」という言葉には、ただただ私自身が肯定してもらいました。
悪魔からの「しんどいと思い込んでるだけだろ」「甘えだろ」という自分自身への呪いを解いてくれる言葉でした。
ありがたいです。
共感したこと
山口さんやその周りの方の言葉で共感したことをメモしながら見ていたので、備忘録としてそれをそのまま書こうと思います。
・朝まず絶望して、昼は身体的にしんどくて、夜はメンタル的にしんどい
・(サカナクションのメンバーの方に対し)余計なことを言ったり言われたりするのが怖く、一切連絡を取らなかった
・発症する直前はある種の躁状態、自分を洗脳してやっていた
・うつ病になって活動を休むことで世の中から離れていくことに恐怖を感じていた
・圧倒的な孤独と不安があった
「わかるー」と思いながら聞いていたのはこんな感じ。
もちろん活動の規模は月とすっぽん以上に違いますが。
逆に、これは違うなと思ったこともあって。
山口さんは
「うつ病になってから毎日『明日はどうか』と考えながら生きてきたから、今だけを見てライブができるのは幸せ」
とおっしゃっていました。
でも私は病気になってから未来を考えられなくなり、明日というものが見えていなかったので、そこは少し違う見方をしながら足掻いていたんだなぁと思うなどしました。
番組を通してのメッセージ
番組を通して山口さんが一貫しておっしゃっていたことが、嬉しいことに私の最近のテーマそのものでした。それが、
「『昔の自分に戻る』のではなく、自分が新しくなればいい」
ということです。
山口さんの言葉をもう少しお借りします。
「昔の自分に戻ろうではなく新しくなればいい。新しくなって生まれた音楽を自分で愛せればいい。」
ここで言う「音楽」とはいわゆる狭義の音楽ではなく、「人生」などの言葉に置き換えられるものだろうと私は思います。
生まれ変わった新しい人生のメロディーを、自分自身で大切にしていけたらいいよねというメッセージだと受け取りました。
そしてもうひとつ、
「うつ病に『いなくなれ』と言うのではなく、肩を組むくらいの気持ちで上手く付き合っていく方法をみつける」
ともおっしゃっていました。
なんと言えばいいか分かりませんが…
この2つのメッセージが刺さって抜けません。
うつ病は完治しないと言われます。
一生付き合っていく病気だとよく言われます。
途方もないことだと思っていましたが、こうして山口さんがミュージシャンである以前に一人の人間としてうつ病と向き合っている姿を見て、独りじゃないんだと思えたというか…
おこがましい、おこがましすぎる。
でもそうなんです。すみません。
私も上手くこの悪魔と付き合えるようになりたいなと思いました。
最後に
特にX(Twitter)の非公開アカウントのフォロワーの皆さん、いつも弱音をたくさん吐いてごめんなさい。
ネガティブな感情は文字媒体でも感染してしまうのに。
今日はさらにそれを公開記事にするということで、「うつ病だなんて大袈裟なんじゃない?」と自分を責める悪魔が出てきました。
(書いたのが初めてなだけでこの悪魔くんしょっちゅういるんですけれど。)
読んでくださった方に余計な感情が届いていないことを願います。
お時間があれば是非番組ご覧になってみてください。
番組の感想なんか教えていただけたら飛んで喜びます。
いつも以上に拙い殴り書きの文章を、最後までお読みくださりありがとうございました。
では。
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