見出し画像

高いモノ、悩まず買ってもいいのかも

どこの富豪ですか?
っていうタイトルですが、富豪ではございません。平民中の平民、むしろ低収入の部類でございます。

元来わたしはブランド物に興味がないし、靴でもバッグでも1万円を超えたら「むぅぅ」と思う人間です。思いながらも、必要であれば買うのですけども。
5万円の時計を10年身に着け、「1年あたりいくらよ?コスパよすぎ!」と言われてもなお、「わたしなどにこのような高級品は…」とひれ伏す日々です。ひれ伏しながらも、毎日着けるのですけども。

そんなわたしが最近思うのは、タイトルにも書いたように「高いモノって、悩まず買ってもいいかも」ということ。
一見矛盾しているようにも思われますが、これにはわたしなりの理由があります。

基本的に高級品を好まず、そこそこの価格帯で満足して生きているわたしですが、「安物買いの銭失い」という言葉は知っています。
高校生だか大学生だかの頃、100円ショップの可愛らしいシールに心躍らせ、「ロフトに行ったら1枚買えるか買えないか(の値段)じゃんね」と思って2~3枚まとめて購入したことは、一度や二度ではありません。でも、そんなにまとめ買いをしたところで、使うあてもなく、「やっぱりロフトで1枚だけ選べばよかった…」と反省するわけです。

安物買いの銭失いについては、ただその言葉を知っているだけでなくこういった実体験もあるので、本当に理解できているつもりでした。

でも、特に美容ジャンルにおいてなのですが、ここ数年の購買傾向とフリマアプリへの出品状況を振り返ると、結果として「安物買いの銭失い」状態に陥っていたなあ…と思うことが多々あります。

お安い服、プチプラコスメ、それらは手が届きやすい分、安易に買ってしまいがちで、手放すまでの期間も総じて短い。
一方、ちょっと勇気を出して買った1万円の靴や、ビクビクしながら買ったエスティローダーの美容液…フリマアプリには出していないんですよね。ずっと大事に使っています。

「勇気を出して」「ビクビクしながら」などと言ってはいるものの、買うまでに悩んだ期間は、それほど長くありませんでした。わたしの場合、そもそもお高いものに不慣れだから、無謀な量や頻度で欲しくなることがなくて。
もちろん「欲しい」を本当に全量買っていたら、経済的には圧迫されますが、それでも、「欲しい!と思ったならばそれは買って良しのサイン」と言い換えて差し支えないレベルです。

だから、直感的な「欲しい」は大事にすべきだけれど、それはある程度、値の張るものに限った話だと思うようになりました。
プチプラの「欲しい!」は、ほんとうに安易に手を伸ばしてしまうし、結局使いこなせずに手放すことが多い。それに、もっと言うと、手を伸ばす以前の、目にする機会が多くて、「欲しい」気持ちへのつながりやすさもかなり高いと思う。

わたしは基本的に外出を好まないタイプだけれど、2020年の春先は、いま以上にどこにも行っていなくて。そのころの家計簿を見直すと、雑貨や入浴剤なんて何も買っていないものね。
「そもそも見に行かなければ欲しくもならない」を象徴する期間でした(売り手さんには申し訳なかった)。

そっか~、そうすると、お高いものも「見に行くようになれば」今よりもっと欲しくなっちゃうのかな。気をつけないとね。

んー、最後に表現を変えるのもどうかと思うけど、悩まず買うというよりは「自信をもって買う」と言った方が正確かもしれません。高いもの、自分には不釣り合いなんじゃないかって思いながら買うより、堂々と買って、大事に使っていきたいです。

年末なのでワードローブの見直しをしつつ、気づいたことをつらつらとまとめてみました。
それでは、また。

七志野さんかく△

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,254件

お読みいただきありがとうございました。みなさまからのスキやフォロー、シェアなど、とても嬉しいです! いただいたサポートは、わたしもどなたかに贈って、循環させていきたいと思っています。