見出し画像

MUSIC BLOOD マカロニえんぴつ「Vo.はっとりに影響を与えたアーティスト」 2021年4月9日放送回

“Z世代から多くの支持を集めるマカロニえんぴつ。バンドのボーカルを務める "はっとり" にスポットを当てて、彼に影響を与えたアーティストを掘り下げます。彼に受け継がれる音楽の血とは?“

ナビゲーター:田中圭 千葉雄大
ゲスト:マカロニえんぴつ

田中「マカロニえんぴつの皆さんが嫉妬するアーティストは誰ですか。」

はっとり「あいみょん。」

“今から4年前。部屋の掃除のためコロコロをしているとラジオから流れてきたのは...あいみょんの『君はロックを聴かない』。はっとりはあまりの衝撃に粘着がなくなったことにも気づかず、曲が終わるまでコロコロをし続けた。そしてはっとりは、驚きの行動に出る。“

田中「コロコロやってる時に聴いたんだ。」


はっとり「なんか触りだけ、あっいいなと思ったら結局最後まで聴いてた。まさに気持ちを奪われるというか。」


田中「本当に衝撃を受けてDMを送ったと。」


はっとり「いけないですぇ、すぐDM送ってね。読んでもくれないだろうし、ただもう自分があまりに感動したから自己満足ですよね。返ってこないだろうなと思ってたんですよ。読んでももらえないと思うし。と思ってたら、その時のあいみょんちょっと暇だったんでしょうね。DMをチェックする時間があったのか『ありがとうございます。』と返してくれて、『マカロニえんぴつ知ってますよ』と。それから飲みにいってくれましたね。」


田中「DMを送ったことによって一気にばーっと縁と縁が繋がって、いまではそれこそ対バンが実現して、やっぱ行動するって大事ですね。」


はっとり「想いを伝えるってのは大事かもしれないですね。」


田中「さぁ、というわけで。マカロニえんぴつが一番影響を受けたアーティストは誰ですか。」


はっとり「僕のステージネームの由来にもなっているバンドです。ユニコーンです。」


“中学1年生の時、ユニコーンの音楽に触れたはっとり少年は、奥田民生フリークに。アルバムやライブDVDを買い漁り、年中民生生活。するとはっとりは憧れの奥田民生に近づくため驚きの行動に出る“

田辺「影響っていうより、もはや奥田民生さんになりたいんでしょ?」


はっとり「民生さんになりたい!ほんとに。やっぱ好きの最上級ってなりたいだと思うんですよ。」


田中「やっぱそれは他の皆さんから見ても影響大きいなと思います?」



田辺「髪型も奥田さんの影響でしょ?」


はっとり「それもユニコーンの後期、解散する前からソロデビューにかけて。割と重ためのセンター分けだったんですよ。かっこいいなと思って真似して始めたんですけど。」


“さらにユニコーンの3rdアルバム『服部』が好きすぎて、名前を『はっとり』と名乗り生活“

田中「ちなみに本名は?」


はっとり「河野です。」


田中「全然違うじゃないですか。」


田辺「大学で初めて自己紹介された時、はっとりですって言われましたね。半年くらい本名知らなくて。」


田中「もうはっとりだもんね!」


はっとり「下の名前誰も聞いてこないんですよね。事務のお姉さんだけ河野くんって呼ぶんですよ(笑)」


田中「はっとりさんですが、奥田民生さんと2年前に初対面。大号泣したある事件があったそうです。」


今から2年前、ユニコーンとマカロニえんぴつが大阪のイベントに出演。その時はっとりは、出番直前の奥田民生に挨拶をした。すると、『知ってるよ。君面白いよね。』奥田民生が服部のことを知っていたことに号泣。そしてステージに上がったユニコーンが歌ったのは、名前の由来にもなった『服部』を披露。すると、舞台袖で見ていたはっとりに対して、指をさしてくれた。そこで、あの時のことを本人に聞いてみた

奥田「バンドの存在は知っていましたが、まだはっとりが本名じゃないとか、細かいことは知らなかったんで。まぁでも挨拶程度だったと思います最初。『服部』やったのも群然だったと思いますんで、よかっったなと思ったから指さしたんだと思います。」


奥田民生の血が受け継がれていることをどう思っているのか

奥田「そうやって言われると嬉しいものですけど、そこでまたマカロニえんぴつを若い人が聴いて、影響を受けてということを繰り返していくんでしょうから、その流れの一つにいられるのは幸せなことかなと思います。」


はっとり「いまだに、マカロニえんぴつってワードを発しているのが嬉しくてしょうがない。」


長谷川「どんな方に対しても饒舌なはっとりくんが、言葉を失ってたんですよ。見てた側だけど、その時に胸が熱くなった。」


はっとり「言ってることも噛み噛みでカタコトで...あんなんなるくらいだったら、DMにしとけばよかったと思いますよ。」


全員 「(笑)」


はっとり「そのあとも民生さんとインタビューで対談をする機会もいただいたんですよ。その時の最後に『本当はおれに会いたくなかったんでしょ?だっておれジョン・レノンめちゃくちゃ大好きだけど、会いたくないもん別に。神様のように祟拝してる人なら会わなくて良いもんだと思う。』と仰ってて。はぁ、ちょっと図星だなと。最初にお会いした時、会えたより "会ってしまった"の方が大きかったんですね。スッと大きな夢が叶ったので、このためにやってきたのになぁって、なんかよく分かんない当時の思い出がフラッシュバックしました。」


ユニコーンへの憧れに突き動かされ、音楽を続けてきたはっとり。30年の時を経て、受け継がれる音楽の血がありました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?