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11月9日の日記

ドナルドトランプが優勝した。私は、自分の不遇を他人のせいにするしか能のないネトウヨに代表される人種も嫌いだけど、リベラル派のインテリ集団もくっさくて嫌いなので、香山リカとかネットのリベラルご意見番が嘆いとるのを見ると「ははっざまぁ」くらいは思う。でも、民主主義ってこういうことじゃんね。

政治を知らないので完全に感覚でしか話せんけど、なんかもう世界中がトランプを馬鹿にしていたので(「こいつなら安心して馬鹿にできる」っていう人々のあさましい優越もいけ好かない)、逆にunderdogだから肩入れした層がおるような気がするんよね。アンダードッグというのは、まるで勝つ見込みのない奴という意味です。あと、政治を1ミリも知らなそうな人でも大統領になれる国っていうアメリカンドリームを託した層とか。

こう書くとものすごい感情的な理由だけど、でもそういう想像をしてしまう。私は、トランプに投票した人の気持ちが分かるw

トランプ優勢になってゆく開票速報を見ながら思い出した、レディオヘッドのThe Bendsの歌詞の一節。

Just lying in the bar with my drip feed on
Talking to my girlfriend, waiting for something to happen
I wish it was the sixties, I wish I could be happy
I wish, I wish, I wish that something would happen
点滴打ちながらバーに寝そべって
彼女にこぼすんだ、何か起きねーかなって
”今が60年代だったらいいのに、幸せならいいのに”
”何か起きねーかな、あーまじ何か起きねーかな”

ってとこすかね。noteのこの引用機能、行じゃなくて段落単位でできんのん。

本当に「点滴打ちながらバーに寝そべって」いるわけないので、これはバーで「点滴」という名の酒をダラダラ注入しているルーザーを病人と呼んでいる隠喩だと思います。しかしこの時代の歌詞は、青いな!!!!!!

なんかまさにこれだなーと思った。何か起きればいい、起きてしまえってね、分かる分かる。閉塞感をぶっ壊してくれる何か、ゲームをリセットしてくれるような何かを待っとるんよね。これもまたトランプに投票した票にこういう層がおるような気がする。

「気がする」だけでよう書いたわ。

とにかく、Bendsの発売された95年から20年以上経ったけど、一般人の抱えるもやもやしたフラストレーションは変わらんなぁと思った次第です。今なら「80年代だったらいいのに」に書き換えても何ら問題なさそうだな。

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