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為政者の悪魔(番外編七夕🎋)

リンはダルそうにして言った。
『ほんっと最近暑いわね〜。そうだ!そろそろ七夕じゃない!そうめん食べましょ!』

ジンはリンに呆れて言った。
『この暑い日によく食欲あるね。僕は食欲無いな、でもそうめんなら食べれそうかな。』

大臣
『はっはっは。かき氷もご用意しましょうか?』

リンは元気よく食べたい!と言って、
『ジンもかき氷好きでしょ!早く食堂に行きましょう!』

ジンはリンに引きずられて食堂に行った。

『わぁ!!』
ジンとリンはかき氷を見て歓声を上げた。

かき氷の上にシロップだけでなく、フルーツも彩られていてとてもキレイだったからだ。

リンはいただきますと言って美味しそうに食べている。
『うーん!やっぱり夏はかき氷よね!』

ジンも一口食べてみた。
甘いシロップと爽やかなフルーツが美味しかった。
『美味しいよ、シェフいつもありがとう!』

シェフは恭しく言った。
『大変光栄でごさいます。』

大臣もニコニコとして言った。
『良かったですなぁ、ジン様、リン様!ところでお二人はいつ結婚なされるのか?』

ジンとリンは思いっきりむせた。
『ちょっと!大臣いきなり変なこと聞かないでよ!せっかくかき氷を味わってたのに!』

ジンも大臣に揶揄われていると知りながらも、図星だったのでドキッとしていた。
『本当だよ大臣、まだ先のことだよ。』

大臣はまた笑って言った。
『まぁ若者を揶揄うのは年寄りの特権ですからな!はっはっは!』

ジンは呆れてはぁ〜っとため息をついた。
『リン、願いごとはどんな事書くの?』
リンは堂々として言った。
『これからもずっと美味しい物を食べる事よ!』

ジンはえ〜!と言って全然ロマンチックじゃないと言った。
『僕との結婚は?僕と一緒にいたくないの?』
リンはふんっとちょっとバカにして言った。
『それは二番の願いごとよ。』

ジンはまたしてもえっ!となった。
『願いごといったい何個書くの?』

『10個は多いかもしれないから5個に減らしたのよ!これくらい叶えて貰わないとね!』
リンはちょっと不満げに言った。

ジンは神さま大変と思ったが、まっいっかと大臣達とリンと七夕を過ごした。


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