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うらないのはなし

人生で一回だけ、占ってもらったことがある。
神戸にいるおじいちゃんで、ご高齢なので、今行かないと、次に生きているかわからないという、切羽詰まった事情があったのだ。



当時は好きだった人のことで悩んでいて、でも何か悪いことを言われて悲しくなるのも嫌だったので、何を聞こうか迷ったけど、とりあえず、あの〜わたし、お嫁に行けますかね?と聞いた(笑)



生年月日を教えると、ホロスコープを書くためなのか、分厚い辞書みたいなものに手をかけたんだけど、開く前におじいさんは、



お嫁?いくいく!いくよ!



と食い気味に言ってきた。
…おん?まってくれ、まだ何も始まってないじゃないか、感想か?感想なのか?



その後素早くホロスコープを書いたおじいさんは、あ〜大切なこと言うね、お嬢ちゃん近いよ、と言われ、あ、そうなんですか、ほっとしました、と答えた私。



その後、なんか気になってる人でもいるの?と聞かれたので、いるにはいるが、あんまりいい感じがしなくて…連絡もしてないし、もう取らないんじゃないかと…とほほ…(落ち込むわぁ…)と言ったら、




連絡?くるよ、くる!
この人気分に波があるんだよ、(生年月日を教えたw)気になる時と気にならない時のね、だからまた連絡は来るよ、お嬢ちゃんがうまくそれに付き合えるかどうか。仕事は真面目にするしね。結婚する可能性もあるけどん〜他にも出てくるね。



(…ほほう、わかりみが深すぎる)



ちなみに結婚も考えてた元彼と別れてすぐだったので、別れたことは伏せて、この人はどうですか?(また生年月日教えたw)と聞いてみたら、




あ、この人は…(察し)
的な話が始まり、散々聞いた後で、あ、実は別れたんで、なんかよかったです、あはは!みたいになった。あれは笑った。



正直いい人だったので、え?と思っていたんだけど、1ヶ月後に全く別の人(占い師じゃない)同じようなことを言われて、おじいちゃんの怪訝な表情と言葉たちは、よりリアリティを増したのである。




そして1年半くらい経ち、相談した男はいいツレになり、フリーな私はたまにおじいちゃんの予言を思い出す。おじいちゃんの言うこと当たってたし、占いの精度も高いんだろうけど、多分あの年齢まで占い師してると、占い以外の勘がビンビンに冴えるのではないかと思う。




人にたくさん会っていると、何となく人物像が掴めてくるんじゃないかと思う。特殊能力ではなくて、数打ってるうちに段々わかるんだと思う。だいたい、人の問題はよく見える。自分のことは全然わからない。




いつ起こるかがわからないし、起こらないかもしれないし、未来は見えないから不安になるんだけど、感覚的には私は誰かのお嫁さんになると思う。結婚=ゴールとか、考えてるわけではなくて、結婚して子供ができることに、たぶん私に必要な経験がありそうだからだ。修行と言ってもいい…



結婚や子供を持つことを、多分経験する必要がある人間だと思うのだ。人生の一つのテーマというか、なんというか。



結婚する予感はしてる、けど、それがいつかは分かんない。
今んとこフリーだし、そんな人現れるかわかんない。
それで今見えない未来に絶賛凹み期中なんだけど、多分この占いも当たるんじゃないかと思っている。




#占い #恋愛#結婚#当たる

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