「悪魔の子」意訳
ヒグチアイさんの「悪魔の子」聴いて、感じた自分の気持ちを「」の中に綴っています。
鉄の弾が 正義の証明
貫けば 英雄に近づいた
その目を閉じて 触れてみれば
同じ形 同じ体温の悪魔
僕はダメで あいつはいいの?
そこに壁があっただけなのに
「何がどう違ってても、外見が違くても、結局元を辿れば皆同じ。皆生きたいだけ。」
生まれてしまった 運命嘆くな
僕らはみんな 自由なんだから
「僕らは皆自由。産まれた時から檻の中にいるけれど、その可能性は無限。自由に産まれ、自由に死ぬ。」
鳥のように 羽があれば
どこへだって行けるけど
帰る場所が なければ
きっとどこへも行けない
「帰る場所がない者はただ彷徨うだけ。いったいどこに行くと言うの?帰る場所がなければ、どこへ行ったって同じことだ。」
ただただ生きるのは嫌だ
「ただ生きるだけなら生きている価値はない。」
世界は残酷だ それでも君を愛すよ
なにを犠牲にしても それでも君を守るよ
間違いだとしても 疑ったりしない
正しさとは 自分のこと 強く信じることだ
「君を信じている僕を信じている。どうせ無くなってしまう世界なんてどうでもいい。僕は君を信じている。何があっても。」
鉄の雨が 降り散る情景
テレビの中 映画に見えたんだ
戦争なんて 愚かな凶暴
関係ない 知らない国の話
それならなんで あいつ憎んで
黒い気持ち 隠しきれない理由
説明だって できやしないんだ
「僕らは皆、何かの傍観者。ただ見ているだけ。それなのに気持ちは止められない。自然なことだ。憎悪も嫌悪感も。」
僕らはなんて 矛盾ばっかなんだ
「世界は矛盾しているから。生きたいのに死にたい。死にたくないけど生きたくない。」
この言葉も 訳されれば
本当の意味は伝わらない
「どれだけ頑張って言語を覚えたって、言語が同じ者同士でさえ伝わらないのだから。」
信じるのは その目を開いて
触れた世界だけ
「目で見たもの、触れたものは虚像でしかない。信じたいものを信じればいい。」
ただただ生きるのは嫌だ
「ならばいっそ、もう生きるのをやめようか。」
世界は残酷だ それでも君を愛すよ
なにを犠牲にしても それでも君を守るよ
「君を守るよ。愛しているから。だから、生きるよ。この残酷な世界で、ふたりで。」
選んだ人の影 捨てたものの屍
「僕達は屍の上に生きている。」
気づいたんだ 自分の中 育つのは悪魔の子
正義の裏 犠牲の中 心には悪魔の子
「産まれた時から、泣き喚いていた僕の声を聞いてほしいだけ。悪魔の声を聞いてほしいだけ。君の悪魔を受け入れる覚悟は、もう出来ているよ。」
こんなにも素敵な歌を、ありがとう。
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