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私は記憶力が悪い。

私は記憶力が悪い。
時々心配になるくらいに。
家族には冗談まじりに「金魚のように記憶が悪い」と言われる。
(金魚って3秒前に起こったことを忘れてしまうからとかなんとか←違うかも)

まあとにかく記憶が悪い。

この前書いた記事に、
「いつかこんな気持ちも消えていくのだろうか。
いや、たぶん、消えはしないのだろう。
心の隅に忘れられるだけだ。」
と書いた。

それを少し掘り下げよう。

私は、忘れやすい。
覚えている記憶の断片はあるが、それはどれも曖昧で。
唯一はっきり残っているのは、その時に感じた気持ち。
その人といたときの、安心感。
そしてその断片は日常のあらゆるところにぼやけて散らばっている。

似たような場所に行けば、思い返すけど
そうでなければ、正直あまり思い出せないし。
でも気持ちだけは思い返せるような気がする。

だけどその感情でさえ、
日に日に抽象的なものでしか表現できなくなってきている。

たまに自分は大丈夫なのかと心配になる。

だって人間にとって、
「記憶」はきっと
過去と未来を分けるものだから。

記憶がなくなれば
過去も未来も分からない

その時に私は
過去を覚えている人たちと
どうやって絡み合えるのか。

まあ、考えすぎかもしれないけれど。

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