カイゼン・ジャーニーを読み返した感想

自分が持っている仕事に関連する本の中でも、
多分一番読み返し率が高い。
あと、ぼんやり読みたいなぁーって、読みたくなって、読む本。
(ま、大体読みたいなぁーって思う時って、何か思うところがあるんだけど)

朝早いけど、大丈夫? が一番泣きそうになる

「・・・・・・朝早いけど、大丈夫?」
(カイゼン・ジャーニー 第一部 p.049 引用元)

この一言を向ける相手ができたことの大きさだったり、

おそらく、僕らはただ同じ時間に、同じ場所に座っているだけの関係なのだ。
(カイゼン・ジャーニー 第一部 p.014 引用元)

仕事する上の関係性とかが、こんな状態から、
それでも始めて一歩進んだ瞬間。が好き。

ワーキングアグリーメントって難しい

ルールは具体的で、誰でも同じ見解で判断できるようなもの、もしくは、状態や数値な記載されている内容が望ましいといえる。
(カイゼン・ジャーニー 第二部 p.091 引用元)

コロナの影響で、在宅メインになった時に。

デイリーの時間だったり、朝の就業時に挨拶するタイミングだったり、

小休憩や離席がわかるようにする工夫とかを、みんなで決めていた。

こういうわかりやすいルールは守りやすくて、

新しくチームに入ってきたメンバにも、伝えるのは簡単だし、

なんなら事前に伝えなくても、自然とやっていける。

だけどスプリントレビュー前に、

ペルソナ決めて、ロールプレイして、フィードバックが欲しい部分や

この機能を触ってもらおう。と事前に準備しよう。みたいな項目については

今までの流れがわかっているメンバは、すんなり継続したけど、

新しいメンバには、なかなか受け入れられなかった。

受け入れられないというか・・・。
「決まっているから、そうする。」感が、新しいメンバから、
拭えなかった。

こういう手順でレビューに臨みましょう。というのが決まった背景だったり、

こんな課題があったから。こういうやり方にしたんだぁ。
みたいな説明が足りてなかったなぁ。と反省。

踏み出すには、心理的安全性?勇気?

踏み出す必要性に気づいた「自分」からです。
(カイゼン・ジャーニー 第3部 p.197 引用元)

チーム内でのふりかえりのタイミングで気づいたことを共有する時に

反省会のような空気にしてしまうことが以前あったので、

少し踏み込むことを躊躇してたりする。

あるいは、チーム内のメンバ同士の期待がズレてるなぁ。と思ったから

「ドラッカー風エクササイズをやってみよう。」と気づいたとして。

ワークをやることに対して、「今?この目の前のは?」という

状態だと否定的になったりすることがあるから。

チームの状況をわかっていればいるほど、

今、ワークの1時間2時間を取ることを伝えることができるのだろうか?

僕はもうぶつかっていくしかなかった。僕の物言いにわずかながら、袖ヶ浦さんは反応したかのように見えた。
(カイゼン・ジャーニー 第3部 p.248 引用元)

気づいていて、どうにかしたいけど。
どこか諦めてしまった部分を持っている。

そんな状況に、ぶつかっていく。かっこいいなぁ。

僕とチームで乗り切っていかなければなりません。
カイゼン・ジャーニー 第3部 p.171 引用元

新年度になって、いろんな人が去って行って

今まで助けてくれた人がいなくなっても、それでも乗り切って行かないと

いけないよな。と組織が変わったり、チームメンバが変わったりする度に

そう思う。

まとめ

普通に読み物として、ストーリーが十分に面白く。

解説や場面場面の解説も、わかりやすい内容だと思う。

仮に仕事環境が全然違っても、一部だけ真似してみたり。

何よりも、「とりあえず、一人でも、小さく、始める」ことに

勇気がもらえる内容だと思う。

余談、ちなみに。

仕事している中で、一番読み返し率が高いのは
リーダブルコード だと思う。

油断してると、すぐ読みづらいコード書いちゃうから。


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