映画

映画は沢山のことを淡々と教えてくれるから好き。
現実味のないことでも現実味が溢れていてもその真偽はどちらでも良くて映画が自分に吹き込んでいく「何か」
が好きだ。
それが常識として心の形が変わっていくのが分かる。
そこが何よりの魅力だと思う。
24時間のうちのたったの2時間でここまで確変をもたらしてくれるのはそうそうないし2時間ぽっきりで変わっている自分も単調で面白い。
人が映画にハマるのは日常との格差にあると思う。
映画のような事は非現実的で人の欲や希望、失望が全て垣間見えるその人道さが人を虜にするんだと思う。
音楽をやっている身、表現者としてどう表して、現すか、映画を見てみれば表現の難しさが分かる。人の表情
声色、音色、街の景観、空の重さ、空気感、全てが人の肌身でわかる情報だから表現者として最も優れていると思う。まだどう表現すれば人の肌に馴染む音楽が作れるかは分からないけど、それは映画に関わらず音楽でも小説でも全ての表現された物に答えはあると思う。
それが分かれば表現者としての偉大な1歩だと確信がある。だから表現者が面白い。難しく歯がゆく、届かない所に答えがある。人の思考や、動きを事細やかに人に想像させられる表現者に僕はなりたい。

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