見出し画像

ふりかえる(前半)

※ 直接的でセンシティブな表現が含まれます。

今日は、これからの未来を歩んでいくにあたって、自分自身の記憶や気持ちを整理する目的で、わたしが「双極症・うつ」と診断された経緯をまとめます。

決定的となった大きな出来事は約10ヶ月前の自殺未遂かと思います。
わたしが本気で「死にたい」という気持ちを抱えていることを、親やきょうだいが、はじめて知ることになった出来事でした。

「死にたい」という気持ちを、いつから持つようになり、具体的に考えるようになったのかは、自分でも明確に覚えていません。
いつの頃からか、いつの間にか、その感情は自分にとって自然なものになっていました。

大学2年生の20歳くらいのころにはもう既に、ハッキリとした「死にたい」という願望があったことは覚えています。

日本に銃の文化がなくてよかったな、と思います。
きっと銃が手に入る環境だったら、わたしは今ここに居ないかな。

そのくらい、行動に移すのは衝動的で一瞬だと思います。

幸いにもわたしは意識を取り戻したので今ここに居ますが、
行動に移した当時は、自分の希死念慮とは裏腹に、自分の身体が命を懸けて死に抗った痕跡が残っていました。

ヒザに出来た大きな青紫色の痣、擦り傷、
身体を寝かせたり、起きたり、普通の生活をするだけで痛む首の筋、
赤みがかったピンク色の皮膚がむき出しになった、首に出来た直線の傷。

今はもう、痣や筋肉の痛みはもちろんなくなり、
首の傷はまだ少し色素沈着の名残がありますが、これもきっと、そのうち新陳代謝で消えると思います。
首の傷だけは残らせないようにしたらいいと思うからと、両親が皮膚科へ通わせてくれました。
こう振り返ると、よくぞ今日ここまでそれらの傷を治してきたなって、
思います。

でも、心の傷だけが、まだ治っていません。
傷なのかもわかりません。
だけど、わからないと放っておいてもどうしようもないと思うから、
こうしてゆっくり少しずつ、治すために有効かもしれない手段を自分で模索しながら過ごしています。

後半へつづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?