見出し画像

幸せな作品作りのための自分ルールブック

最近noteの見出し画像を簡単に作れる仕様が出来た画像加工アプリCanva。
お洒落で雰囲気のある加工が出来ると評判でインスタ界隈ですでに有名でしたね。
このCanvaのサイトのコンテンツ記事のひとつ。

”グラフィックデザイナーに言ってはいけない20のこと”
https://www.canva.com/ja_jp/learn/20-things-never-say-graphic-designer-probably/

否定の言葉から始まるタイトルなので身構えてしまうかもしれないけど、これは作り手も依頼する側も読んでおいていいもの。
作品を作り出すうえで望んでいいことであり、心構えでもあります。
依頼者に対するクリエイター側からの要望といった体裁になっていますが、逆を返せば要望を述べる側としてこれだけの体勢は持っていようという目安になるからです。

このご時世でクリエイターのなり手が増えました。
その作品を送り出す時に指標に出来る項目で、どれも経験上納得できることが書かれています。

「幸せな作品のやりとり」

なにぬ猫のずっと変わらない指標です。

そうは言ってもねぇ、うまくいかないこともままあります。
要因になるのは「ただ絵を描いてくれる便利な人」にされてしまった時が多いかな。
「とりあえず数あれば、のひとつ」
「とりあえずあればそれっぽくなるから」
…ああ、書き出しただけで凹む。😭

いちおうね、依頼があった時に過去作品を見てから決めていただくようにご案内するんですが、「ただ絵を描いてくれる便利な人」を求めてる人はほぼスルーして話をどんどん進めていく傾向にあります。
なにぬ猫として作品を提供するわたしと、なにぬ猫はどうでもいいからブツが欲しい依頼主と、そりゃうまくいくわけない。
これ、殆どが商用利用が絡んだケースでした。

3年前ですが、ここで触れた件は著作権がらみもあって今でもトラウマ気味…

作品への労力の認識の違いが招いた悲劇ですね。

作品を生み出す時間の価値はプロも素人も平等です。

作品に対する熱量は変わらない。
素材として受け取り何かに替えるにせよ、そこにリスペクトがあってほしい。
そこからこそ「幸せな作品のやりとり」が生まれると思っています。

便利屋で消耗して、疲弊して作れなくなってもリスペクトのない相手は助けてはくれません。

では、ここまでの経験を活かしてそういったリスクを減らそうじゃないか。

労力の認識が一致しないのにはこちらの作業に対する情報不足というのもあるわけで。

イラストに関して言えば、

・表現したい対象を調べる、参考になるものを探す
・表現に適した道具を揃える、方法を探る
・表現を可能にする技術を磨く
・クオリティを保つための集中力の維持

これらを継続、保持してきた成果の追加価値もあるし、
フリーランスなら自分の仕事を拡散する作業とメンタル力も課せられる。
ね?思ってる以上に資本がかかってます。

そこを明確に示して理解してもらう努力も必要だな、とも考えましてね。
これから先作業形態も変えていかなければならそうだし、自他ともに示せる自分ルールブックを固めようといろいろ参考にしている時に見つけたのが冒頭のCanvaの記事でした。

20ある項目のなかで特に④⑥⑦⑫⑯⑰はあるあるで、しっかり対策を固めておきたいなと思いましたね。
そしてそれをしっかり主張できるように自分の作業も再確認。

自分のルールを作るには自分の価値を認めることが大切です。

価値がわからなくては軸がブレまくってルールどころではなくなってしまう。

趣味の延長だから、無名だから、自信が無いから。
そんなことで価値の基準は決まりませんよ。
誰かその作品を望んでそして届けることが出来たら。
その時点ですでにプロです。

でも自分の価値って決めづらい、わからない。
その算出方法にこの方の記事がおすすめです。

基準にするのは何がいいのか、ヒントが詰まっています。

「幸せな作品のやりとり」の連鎖

自分の価値を卑下しないで。
そしてその価値を堂々と主張するために作業のクオリティを上げ続けることにエネルギーを注ぎましょ。
「幸せな作品のやりとり」のプラスの連鎖がその先にあります。

「この人の作品が欲しい」
そう願われるのがわたしであって欲しいし、あなたであってほしい。

クリエイターの皆さん、モノづくりの皆さん
幸せな作品作りしてまいりましょう。


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(2021/09/11追記 : 現在改訂版のみの販売です)


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