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会話の所作をバラエティに学ぶ

 昨日ムロtoなかいの初回放送を見返した。
前にこころの温度感について書いた回の放送。

 私は会話というものを連想ゲームだと思っていた節があったということに最近気がついた。
会話はキャッチボールってよく言うんだけど、相手から投げられたボールをキャッチしたら、私はそのボールを2個に増やして投げ返しちゃったり、話がとっ散らかって明後日の方向にボールを投げてしまったりとか、そういう失敗がよくあった。
 だから、今回はバラエティとして番組を見るんじゃなくて、中居さんのMCの回し方、ゲストとの会話のしかた、そういうところに注目しながら見た。会話のキャッチボールのコツを教えてもらおうと思って。

会話の要素をこのくらいに分けて分析してみる
・表情
・目線
・言葉の表現
・身体の表現
・相槌
・要約する力
・着眼点
・笑いの共有

 基本的にバラエティ番組だから笑いどころを作る必要がある。今回の笑いどころ、やっぱりほとんど全部のきっかけは中居さんが作っていたと思う。大きめのリアクションを取ったり、ムロさんをいじったり、ゲストに絡んだり。
 MCとして用意された流れを作るために話を切り替えたり、広げたりする質問もたくさんしてた。

 ゲストがいるバラエティって当たり前ですがゲストに焦点当たるようにしないといけないんですよね。自分のことについて話を振られたらそれなりに答えるけど、それ以上深くは喋らないし踏み込ませない。そこから切り返して別の人へあなたはどう思うのって振って話を回していた。

 いろんな情報をゲストから引き出し、言語化してもらうために多様な角度から話を捉え、話題になりそうな部分をちょっとしたところでもこぼさず拾って、逃さずギャッと広げる。話をよく聞いてちゃんと理解して落とし込み、ゲストがいつ、だれと、どこで何をしていて、どんなことを感じるのかを想像する。想像した中で生まれた疑問を、「なぜこうなるんだろうか?」「どうやって考えて対処しているのだろうか?」とゲストに再び問う。
 ゲストからの返答と自分の考えや経験と照らし合わせてみて気づいたことを言葉にしてみる。

 相槌も(うんうん、へぇ、とか)簡単なやつだけじゃなくて豊かなリアクションをつけて、繰り返し言っていたり別の言葉で表現したりしていて、相槌にもいろんなやり方があるんだと気づいた。

 たぶん明確に番組の中でココに落ち着くように話をもっていってください、とかは無いけど、ゲストに質問をして答えてもらい、解答からまた質問をして、トピックの流れをつくる、その流れのきっかけを会話の端々から逃さずキャッチする能力が中居さんはすごいなと感じた。

 中居さんって明るくて元気で、でも落ち着きがあって、常識があって、情熱を持ってて、頭の回転が速い人だ。そう思った。
ムロさんは中居さんのことを「優しい目でいろんな人を見ている」とおっしゃった。
人が持ついろんな面を見つけることが出来るいろんな目を持っていて、その目で優しく相手の心をつかんじゃうような。私は中居さんとお話したら全部見透かされてしまうんじゃないかと思っちゃった。

 自分の知りたい情報を聞き出す方法は一問一答のようなインタビューだけではなく、会話のキャッチボールの中でも行うことが出来るのだ。しかも、多分こっちの方がより自然体でゲストが話をしてくれるので、より視聴者にとっては親近感を抱きやすいのではないだろうか。私はテレビ業界の人間じゃないから本当のところなんて分からないけどね。

 書きながら会話のキャッチボールのコツをちょっとつかめた気がする。
相手の話の内容をちゃんと理解して落とし込む。
その状況の詳細、相手が抱いた感情、なぜそうなるのか、そんなところにスポットライトを当てながら、話の流れを作る。
相槌やリアクション、目線などから相手に快適な会話環境を提供し、自分との会話を楽しい時間だったと思ってもらえるように気を配る。
 意識的にやるようにしよう。話の核をつかみ、落とさないように話を膨らませられるようになりたい。
こうやってコミュニケーションや会話も細分化したら自分の死と呼べる人や学べる教材はとっても多く広くなる。会話だけじゃなくこのことは言えるけど、何からでも小さな学びを得て、学びの種をいろんなところから拾える人間になりたいよなーって思う。

長くなってしまったかも。読んでいただきありがとうございます。眠くなってきたから今日はここまで。
おーわり。



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