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ポテトヘッド

こんなニュースが舞い込んできました。


ミスター・ポテトヘッド、ミセス・ポテトヘッドのことを『トイ・ストーリー』シリーズによって知ったという方は多いと思います。
(以下に、ミスター&ミセス・ポテトヘッドが『トイ・ストーリー』に出るようになった経緯を書いておきます。興味があれば読んでください)

『トイ・ストーリー』を制作するときに、ピクサーのオリジナルキャラクター(ウッディやバズ・ライトイヤーなど)だけではなく、他にもアメリカで人気なおもちゃを登場させることを考え、いくつかのおもちゃ会社に出演をオファーした。
その中の1つがハズブロ社のミスター・ポテトヘッドとミセス・ポテトヘッドだった。
これらの他にも、バービー人形やトトロなどもいる。
3次元でいう所の、ドラマとか映画などで、ゲストとして本人役で出演しているようなものなのです。


ということを踏まえた上でもあるのですが…

私は、この行動に対して「反対」の立場を取ります。
LGBTQ+やセクシャルマイノリティについて探究している身なのに「なぜ?」と言われるかもしれませんが…


正直に言って、「なんでもかんでも変えれば良い」「性別の壁を無くせば良い」というような風潮が気がしてくるからです。
ミスター&ミセス・ポテトヘッドに関しては、『トイ・ストーリー』シリーズにおいて1キャラクターとして成り立っているために、世界観や性格が壊れるというのもあります。

もちろん、ニュー・セクシャリティという考えもよく分かります。
ただ、「今ある “異性間でのカップル” を壊してまで、新しい形を作り出す必要があるのか?」という考えが浮かんでくるのです。
つまり、ミスター&ミセス・ポテトヘッドの「ミスター&ミセス」を外すのではなく、新商品(第3の商品)としてニュー・ポテトヘッドを販売してほしかったということです。


「性別についての考えが見直される」のであって、「今までの性別に対する考えが壊される」わけではないと思うのです。

なんでもかんでも「やればいい」という、甘い考えは持ってほしくありません。

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