大学教員採用に至るのに資格は必要なのか その2

 前回,「大学教員採用に至るのに資格は必要なのか」との記事を書いた。
 その他に何か必要になるものがあるのか,考えた・・・ あっ,コネって必要なのか,考えてみた。
 私は,現在,2つ目の大学に勤務している。どちらの大学にもコネは全くない。なので,コネは必要ないと感じている。ただ,ある程度の"つながり"が必要なのでは?と感じている。

 その"つながり"とは?? 「推薦書を書いてもらう」と「応募者について紹介可能な方」の"つながり"である。
 実際に推薦書を書いてもらうときに,誰に書いてもらうのか。誰に紹介可能な方のお願いをするのか。。。 指導教員だったり,共同研究者だったり,様々だと思う。
 私は,いつも共同研究者にお願いしていた。ただ,それを断られることもあった。それは,お願いした先生が,「先生(私)より付き合いの長い先生もそこに応募するらしく,その方からもお願いされた。なので,どちらにも推薦書を書けないので,どちらもお断りする。」ということがあった。そうなると,また違う先生にお願いしないといけない。他に頼める先生がいないとなると応募できなくなる。多くの先生と"つながり"の関係性を保っておく必要がある。
 私も最近紹介者となった。実際に,共同研究者が応募した先の大学から「どのような先生か,以下のことについて簡単に紹介してほしい」とのメール連絡を受けた。共同研究者であったし,よく連絡のやりとりをしていた先生の紹介者だったので,すぐに書けた。これが,単なる面識があるとか,仲がいい程度では難しいのかなっと感じた。共同研究者であるがゆえ,どのようなスキルを持っていて,どのような人柄なのか,詳細が書ける。なので,単なる"つながり"ではない関係性を築いておく必要があると思う。

 "つながり"を築く,これも大学教員採用に至るのに必要な資格なのではないだろうか。

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