大学教員採用に至るのに資格は必要なのか

 よく,「大学教員に資格は必要ない」と見聞きする。大学教員として働くうえで,確かに資格は必要ないと感じる。

 ただ,採用されるにあたってはいくつか条件(=資格)はあるのではないかと感じてる。
 1つ目。それは学位。「博士の学位」がないと採用されることは難しい状況になってきていると思う。
 2つ目。教育経験。これは,高等教育機関における経験だと感じている。大学院を設置している大学が多い現在,D・M合教員やD・Mマル合教員経験も問われることもあるのではないかと思っている。
 3つ目。採用される大学(学部,学科)で授与している資格に関する職務経験。例えば,看護師資格が取得できる学科では看護師として勤務した経験。小・中・高の教員免許が取得できる学科では教員として,もしくは教育委員会で勤務した経験。特に,教員養成系においては,コア・カリキュラムに関連する科目で,この傾向があるのではないかと感じている。
 4つ目。年齢。これは,採用する大学においてある年代の教員がまとまってしまうと,職位や退職時期など様々な問題が生じる可能性がある。そのため,採用されて思うが,あまり近い年代の教員がいない気がしている。

 その他,色々と感じることが多くなってきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?