経管栄養 経鼻経管栄養編
今日は鼻から胃に管を通して、胃に直接栄養剤を流す経鼻経管栄養についてのお話。
鼻から胃に直接管を入れる・・・
ちょっと何言ってるかわからないですよね。
鼻に直径2〜3mmの管を入れ、その管を飲み込んでもらい、胃に管を誘導していきます。
片方の先端は胃、もう片方の先端は鼻から出ている状態になります。
経鼻経管栄養の目的
嚥下障害で誤嚥や肺炎などの危険性が高く、消化管の機能には問題ない人が栄養を補給するための方法です。
胃ろうや腸ろうよりも短い期間で口からの栄養摂取ができると見込まれる場合に行います。
メリット
胃ろうや腸ろうと違って、体に穴を開けるための手術の必要がありません。
口からの栄養摂取が可能になれば、すぐにやめることができます。
デメリット
細いチューブを鼻から挿入して食道を通して胃まで入れます。装着時の不快感から、本人がチューブを引き抜いてしまうおそれがあります。
チューブの交換時には苦痛を伴う可能性があります。
装着しているときの見た目があまりよくない。
装着中は常に何かを飲み込んでいる感覚があり、誤嚥性肺炎のリスクが高く、介護施設では受け入れを拒否されることがあります。
看護学校では患者様に提供する全ての看護について学生同士で演習を行います。その演習の中でも経鼻経管栄養は一番苦痛を伴うと言われています。
管を入れる時の不快感。
管が喉にあり、ずっと何かを飲み込んでいる感じが続く不快感。
管を抜いた後に喉に残る違和感。
私は演習でみんなの前で患者様役のモデルとなり、説明を受けながらなのでゆっくりと挿入などをされていた時に、くしゃみが我慢出来ずに先生の手に思いきりくしゃみをしてしまいました。
先生の手はしぶきでびっしょりに。
先生に謝罪しましたが、先生はこういうこともあるのよと優しく対応してくれました。
先生あの時は大変申し訳ありませんでした。
あ、体験してみたい方はご連絡ください。