見出し画像

小声の日記(03/11〜03/17) 焙煎に備える

03/11
今週末焙煎するよ、という投稿文の草案を書く。やっぱり自分は書いて、寝かせて、直して、寝かせて、直して、を繰り返してようやく1つ投稿する、というかたちのほうがしっくりくるみたいだった。その場書いて投稿をすると、余計な一言だとか、かっこつけた文章みたいなのがそのまま世に出てしまうので、時間をかけてそういった不要なものを削ぎ落としていく、という感じ。

そして、3.11。思い出す、ということは忘れていたことになるのだけど、忘れることは悪いことではないんじゃないか、と思っている。忘れないことで苦しむならば、忘れた方がいいのではないか。そして、大事なのは思い出す、ということにあるように思う。思い続けない、忘れ続けない、なにかのとっかかりで、ふと浮かぶ記憶やそのときに得た教訓を、確認するように思い出すこと。
で、思い出したので、次の売上を寄付に回すことに決めた。また寄付先を探す。今回も買った人が後で知る、というかたちで。

03/12
どうしても行きたいところがあり、仕事を休んで車で大阪へ。 池田市のnoji+。空間がすばらしく見てみたいのはもちろん、ずっと気になっていたsafujiの作品を展示販売しており、12月に恵文社に来るのも知っていたが、見たい空間に触れたい作品があるのだから良い機会だと思い、決行。
結果、購入。財布を買うなんていつぶりだろうかと思い返すと、7年前くらいに、妻(当時は彼女)が買ってくれたのだった。大変お世話になりました。 そして、自分が気に入った形の財布を奇しくも妻も気に入ってしまい、色違いで購入。過去に買ってもらった財布のお礼、ということで。ウキウキで帰る。

03/13
昨日の余韻に浸りつつ浮かれた気分で仕事をする。 子供の頃のクリスマス翌日の朝みたいな気分。ずっと夢見ていたものが目の前にあって、それがある生活がまだ馴染んでいない、みたいな感じ。
週末の焙煎に備えて、これまでの焙煎記録を見返す。もう少し甘みを出すための、ちょっとした手直しをしたい。 これまでの記録を見て、雑ながらもちゃんと書き残しておいて良かった、と思った。焙煎時の経過時間、火加減、気になったこと。焙煎直後の味、翌日の味、数日後の味、1週間後、2週間後。何gを何cc、どういった抽出方法でドリップ時間はどのくらいか。書き残した内容の一つ一つが、これからの焙煎のヒントになっている。なにかと積み重ねていればいいことがあるもんだな、と思う。

03/14
今日金曜日だと思っていた。1日損した気分になる。
夜、読書の日記。お葬式のことが書かれていて、自分は祖父母と父を10代、20代で見送っていて、これから待っているのは母か、という状態で、どこかそれは今までと何かが違うような気がして、母がいなくなったとき、自分はどういう態度でいるのか、まったく想像がつかなかった。

03/15
財布を買った翌日に入れ替える作業をしていたのだけど、毎日こういう楽しみになる小さな行事を前日仕込んでおくのもいいな、と思った。本を読むぞ!でも何でもいいんだけど、明日を少し楽しみに迎えられるようななにか。毎日が同じことの繰り返しではないことを実感できる小さな変化。思いつく選択肢を挙げておいて、前日の夜に選ぶのもいいかもしれない。

03/16
焙煎日。寝ている間に注文がいくつか来ていて、次回で終売予定だったコロンビアが今回で終わることになった。おどろいた。次回はブラジルだけになる。1種類だけだから、注文は少ないかもしれないな、と思う。でも、1種類だけでもやっていけるような自信も持てるようになりたいとも。
注文増に伴い焙煎内容、順序も変化して臨む。早いこと新しいものも加えたいので、ちょっと無理をしてテスト焙煎。
夜、テスト焙煎をした新しい豆の試飲。薄い。焙煎少しミスった感じがある。でも初日特有のものかもしれない。もう少し様子見。 この、焙煎を重ねるほどに自信がなくなるというか、不安になるのはなんだろうかと思う。やればやるほど不安。

03/17
試飲、選別、梱包、発送の日。午前中に終わらせることができなかった。 量もそうだけど、各作業に時間がかかっている。もう少しサクサク動けたらいいのだけど、梱包の時とか送付状と納付書が一緒か、納付書に書かれた商品が入っているか、汚れがついていないかとか、5,6回くらい見てようやく入れる、みたいなことを繰り返しているから想定以上の時間を要している。シャッシャッとやっていきたいが、いつもビビる。
昨日不安に感じていた新しい豆の試飲再び。問題なかった。安心。あとはどの程度焼くのか、求めたい味を見極めたい。
投函後、鍋の材料を書いにスーパーへ。白菜1/4が158円。旬はもう終わりなのか。
帰宅後、どっと疲れが出て動けなくなる。だめだいったん寝ようと横になったら、起きたときには日が暮れていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?