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【28】#読書 40代を後悔しない50のリスト 大塚寿   1/6

 私は、今40代です。
こちらの本を1年前に読みました。
そして、実行できそうなことをメモして、度々思い出して、気持ちを新たにしていたのですが、1年たった今、また再読してみて、他の方にもご紹介したいと思いました。
いま40代の方、これから40代になる方、40代を後悔しない50のリストで、40代を謳歌しましょう。

50のリストが第1章〜第6章までにまとめられているので、私の実行してみてよかったものを各章から二つずつ選んでご紹介します。



序章

四十代は「必要なスキル」がかわる

 実は四十代は二十代、三十代の延長ではありません。もちろん時間的にはつながってこそいるものの、大きな断絶があるのです。

四十代には、マラソンの折り返し地点のように一通過点であっても、走る方向が一八〇度変わってしまうのに似た変化のポイントがあります。

その正体は、二十代にまいた種を三十代で育て、四十代で収穫するという収穫期に入ったことからくるライフサイクル的な変化です。仕事でいえば、二、三十代というのはずっと脇役で、四十代になると始めて主役を任されるチャンスが巡ってきます。

具体的には、それまではプレーヤーとして個の力を発揮することに集中していればよかったものが、今度は自分一人ではなく、まわりの力を発揮させて、さらにそれぞれの力を結集することだけでなく、その力を発揮する方向まで描くことを求められるようになるのです。                     
              (本文より)

第1章 この一〇年で何より大切にしたいこと

03  「二元論」で考えなければよかった

 私たちは二元論、つまり「白か黒か」「勝ちか負けか」「好きか嫌いか」、そして「成功か失敗か」という発想が大好きです。
 
私も四十代になるまでは、とにかくこの二元論の呪縛に囚われていました。成功でなければ失敗ですし、勝ちでなければ負けという全く間のない発想をしていたのです。

二十代や、三十代は「二元論」で決めつけてかかったほうが突発力が出るので、むしろ好ましいと思います。

しかし40代になったとき、私は何をもって成功とするかの定義自体が曖昧なことに気付き始め、今度は成功の基準について悩み始めました。「人生一度」と思えばこそ、なんとか成功というものを手に入れたいと思ったのです。
(中略)
 特にリタイアした人は、四十代に二元論で決断したことを後悔しています。

前に進むためにはときに二元論が必要なこともありますし、何かを捨てなければいけないこともあります。

しかし、白か黒かだけで考えると、白でないものは価値のないもの、黒ならもう終わり、というような極端な考えに結びつきやすくなります。これでは人生のほかの選択の可能性をすべて消し去ってしまうことなり、決して豊かな人生を送れません。

私はそのことを四十代になりたてのころに
知ったおかげで、面白い四十代を送ることができました。結局のところ、物事を面白がるには二元論で考えないことてす。いろいろな可能かあるのですから、二元論で考えて自ら可能性を断つのではなく、もっとグレーゾーンを味わいましょう。

本文より

05 未来の成功より「今日一日」を大切にすればよかった


あるとき、心理学者とブレンストーミングをしているときに「若い頃から目標設定をして、その目標を実現させて成功した人ってなぜ、みんな不幸そうな顔をしているのか」という疑問に話が及んだことがあります。

「みんな不幸そう」というのも極論というか、もちろん言葉のアヤで、「幸せそうな表情には見えない」という文脈を強調した結果です。

人の何倍も苦しんで、努力して成功を手に入たわけですから、その厳しさが顔に出て、その表情が幸せそうには見えないのだろうくらいに私は言ったはずです。

ところが、心理学者の指摘は違うところにありました。
「常に一〇年後とか二〇年後の目標設定をして、『なりたい自分』の世界に生きているので今を生きていない」というのです。
「今を生きていないので、今の幸せを実感できるはずがない、それってある意味不幸ですよね」というものでした。

「じゃあ、どうすればいいんですか」と尋ねてみると、「『なりたい自分』同様に『ありたい自分』、つまり今日をどう生きるか、今をどうありたいかの目標設定もしておくことですね」という答えが返ってきたのを鮮明に記憶しています。

一年ではなく、一日のスパンで「元気のもと」を探す


 読んでいただきありがとうございます。


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