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【参加者追加募集】 自主ゼミ 「社会変革としての建築に向けて」 連勇太朗

執筆中の、赤字やコメントが入ったままの30,000字近い原稿を、最前線で活躍する超絶忙しい建築家の方々に送り、2時間じっくりフィードバックをいただくという、非常に図々しく(!)そして斬新な新著執筆プロジェクト「自主ゼミ」を2021年夏に始め、これまで4回開催しました。
仕上がっていないテキストを誰かに読まれるというのは非常に恥ずかしい経験でしたが、今、とても大きく確かな手応えを感じています。何が伝わり、何が伝わらないのかという伝達の問題だけではなく、自分自身が気づいていない理論の可能性や欠点を、対話を通して発見し、理解することができました。そして何よりも、自主ゼミのプロセスそのものが「社会変革としての建築」という新しい思考のフレームワークを伝搬させていくための布教活動だったのだ、ということにも思い至りました。
ゲスト講師をはじめ、参加していただいた90名ものゼミ参加者、レポートとしてクローズドな議論の場を外に発信することに貢献していただいた執筆者の方々と、リアルなコミュニケーションを通して「社会変革としての建築」の可能性を一緒に探求している感覚がありました。
今後も継続して自主ゼミを開催していきます。次は、建築の領域の少し外に出て、異なるフィールドで活躍されている方々と「社会変革としての建築」という概念を深めていきます。この自主ゼミのネットワークに加わりたい方は是非新たに参加してください。  連勇太朗

プログラム
有志の参加者(登録制・無料)とゲスト講師と共に、連が執筆中のテキスト「社会変革としての建築 ──建築によって複雑なネットワークを構築せよ」を共有し、議論を行います。参加者にはゲスト講師を交えた議論をオンライン同時配信/後日録画配信。

参加希望フォーム(2021年11月23日に締切りました)

ゲスト講師・テーマ
卯城竜太
(アーティスト、Chim↑Pom)「公を複層化するプラクティス」 11月29日[月]夜
西田亮介(社会学者)「ソーシャルイノベーションのこれから10年」 12月13日[月]19:00-21:00

主催|連勇太朗 millegraph[株式会社ミルグラフ]
連勇太朗(むらじ・ゆうたろう)
1987年生まれ。建築家。明治大学専任講師/特定非営利活動法人モクチン企画代表理事/株式会社@カマタ共同代表。
幼少期をロンドンで過ごす。2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。同年NPO法人モクチン企画設立。2018年株式会社@カマタ設立。2021年より明治大学理工学部建築学科専任講師として建築計画研究室(連勇太朗研究室)を主宰。主な著書に『モクチンメソッド 都市を変える木賃アパート改修戦略』(共著、学芸出版社、2017年)。

モクチン企画
「モクチンレシピ」をはじめとしたツールやサービスの開発を通して、縮小型社会に求められる都市デザイン手法の提案と実装を目的とした建築、デザイン、不動産、コミュニティデザインなどの専門家からなるソーシャル・スタートアップ。

@カマタ
東京の最南端である大田区の蒲田を拠点にした建築、不動案、アートなどを専門とするプレーヤーからなるコレクティブ。京急線高架下の開発プロジェクト「梅森プラットフォーム」のディレクションをはじめ、ものづくりをテーマとしたインキュベーションスペースKOCAの運営を行っている。

自主ゼミ「社会変革としての建築に向けて」は、ゲスト講師やレポート執筆者へ対価をお支払いしています。サポートをいただけるとありがたいです。 メッセージも是非!