貧乏脱出計画

　私が初めてnoteアカウントを開設したのは今から4年前に遡る。当時は貯金も無くカツカツの生活を送っていた。そこで、副業でもやるかと軽い気持ちで作ってみたものの、とくに書きたいこともなくそのまま放置。やがて存在をも忘れていった。

　しかし、この4年で生活は大きく変わった。今回noteに書こうと思ったのは、その軌跡の備忘録として。そして、同じ境遇の人々にも私の経験を活用してもらえればと思ったからだ。

　私と妹は共に現在30代半ば。私は30歳の時に仕事を独立。経済的自立を達成する為、資産形成に全力を注ぐことを自分に誓った。そして、5年程度で個人資産1000万円を作ることに成功した。今も資産は増え続けている。大金持ちではないが、小金持ちと言ったところだろうか。今のところお金に困らない生活を送れている。一方で、妹は一般的な会社員で貯金はゼロ。平気でローンを組んでショッピングをするような楽観的なタイプだ。私がいくら「無駄遣いをするな」とか「投資を始めたら」などと言っても、全くもって聞く耳を持たなかった。

　そんな妹だったが、ある日お金のピンチがやってきた。スマホの画面に妹からのラインが。

「今日離婚した。家を出て行かなきゃ」

昔から何事も事後報告の妹。驚きはしたものの、すぐに状況を理解した。

「まじか。引越しするお金あるの？」

「ない」

「どうするの？」

「わかんない。とりあえず貸して」

「今まで私の言う事聞いてれば、お金に困らなかったはずだよ！」

「はい。ごめんなさい。これからは言う事聞きます」

この日から、私たち姉妹の妹・貧乏脱出計画が始まった。

　次回の投稿では、具体的にどのようにしてお金の管理を改善し、資産を増やしていったのか、その詳細を書いていこうと思う。