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奏でる楽曲表現、その先へ

minisode3 : TOMORROW がもうすぐ発売されるこのタイミングでずっと考えていた自分の解釈をまとめる意味でもこの記事を載せようと思います。

きっかけはこちらの投稿。

我らがマンネズの1人であるTAEHYUNの歌唱技術についてをつらつら書き綴った訳ですよ。過去noteでも語っているのですが、私が初めてとぅばちゃんたちの声を聴いて衝撃が走った人がTAEHYUNなんです。なので彼の歌唱技術にはどうしても惹かれ、興味を持って分析したくなるんですよね…仕方ない。笑

これを投稿してから改めて自分の中にある5人の歌唱アプローチである
“分析型”
“憑依型”
“没入型”
をどう解釈しているのか、彼らの歌唱技術やパフォーマンスを載せつつまとめていきたいと思います。

まずは上記の3つの言葉の意味を理解しておきたいと思います(私は太字部分の意味合いで使用していることが多いかな…)。

ぶん-せき(分析)
①複雑な事柄を一つ一つの用を屋成分に分け、その構成などを明らかにすること。
②哲学で、複雑な現象・概念などを、それを構成している要素に分けて解明すること。
③物質の組成を調べ、その成分の種類や量の割合を明らかにすること。

デジタル大辞泉

ひょう-い(憑依)
①頼りにすること。よりどころにすること。
②霊などがのりうつること。

デジタル大辞泉

ぼつ-にゅう(没入)
沈み入ること。
②一つのことに心を打ち込むこと。没頭。
③官府に取り上げること。

デジタル大辞泉

この3つの言葉の意味を踏まえながら私がとぅばちゃんたちの音楽表現で思う感覚としては
分析型:SOOBIN / TAEHYUN
憑依型:BEOMGYU
没入型:YEONJUN
憑依型&没入型のmix:HUENINGKAI
だと感じていました。

分析型は歌詞や世界観を徹底的に細かく分析していて「この部分」では「どんな表現」が必要か。その時の感情は何が適切で、そこに対して必要な歌唱方法や表情は一体何が適切かを冷静に考えて表現するタイプ。
憑依型は歌詞や世界観にいる登場人物(もしくは対象物)として楽曲に入り込んでる。その登場人物として芽生えた感情や表現を歌唱技術や演技の表現に載せ繋げているタイプ。
没入型は憑依型と似ているようで少し違うと私は感じていて、歌詞や世界観、楽曲の音で表現している登場人物(もしくは対象物)の感情の中心がどういう方向性なのか第三者目線で判断して取り入れてじわじわと表現するタイプ。


歌唱方法で使う技術を理論立てて何を使うか判断する…分析型
歌唱方法で使う技術を割と感覚で掴んで判断する…没入型
分析型と没入型の間くらい?ただ没入型に近いのが憑依型かな?と。
ゼロバイのレコーディングビハインドでも少し語っていました。

こういう彼らの歌うことに対する姿勢を垣間見れるレコーディングビハインド…本当に大好物なんですよ(つい本音が…笑)
分析型の2人に関してはこういうビハインドでの解説が本当に面白いと思う。しっかりと理論立てて話してくれるから個人的に楽しい。それを感じたこの回のWeverse Liveも残しておきますね?

(この信頼ズのサムネ最高だな…)

물수제비 (Skipping Stones)とひとりの夜(最初に投稿した京セラのやつ)で使うテクニックをサラッと解説してて… “泣き声”ってどうやって出してるか意識していないと分からないですよね、普通。笑
もう少し詳細に語るとすれば
 ①泣き声にする音(高音部分)の息を強めに出す
 ②声門(声帯の間にある隙間(…だったよね?))を閉め切らずに息を漏らす
 ③エッジ(濁音)を感じさせる
 ④抑揚をつける
上記の4つを上手く使いこなすと“泣き声”は完成します。

難しいわ!!!

となると思います…私も書いてて訳わからなくなった(こら)
なのでもっと簡単に。
「鼻先に向かって音を出すように歌う」
これで何となく感覚は掴めるのではないかと思います!ちょっと鼻声に近いのかな??

作曲してくださったHANROROさんのCOVERを聴いていただけると分かりやすいです。インディーズロックの歌い方なのかHANROROさん独特の歌い方なのかは分からないのですが(おい)、、めちゃくちゃ鼻先に音を当てて歌ってるように聴こえませんか?

とぅばちゃんたちになるとあえて泣き声っぽく歌う場所とそうでない場所がある印象。どちらもそれぞれの良さが引き立つ歌い方ですよね。歌い出しのHUENINGKAIの音の当て方が本当に素晴らしい…みんな上手いのは前提で、の話です(それはそう)。

SOOBINも少し言及していましたね。詳しいテクニックと言うよりもメンバーそれぞれの良さを分かっている上での話だったので可愛いね…



さて次は憑依型です。
憑依型って個人的にはミュージカル俳優さんに近しいような?そんな風に感じていたりもします。これはチッケムを観た方が早い。

伝説のBEOMGYUチッケムと言えばこれ。完全に歌詞と世界観に入り込んでいると言い切っても良いくらい。

個人的にはこれも載せておきたい(私がいつでも観たいだけ)。憑依型はパフォーマンスと組み合わせることで最強になる(気がしている)。

HUENINGKAIはこのMVと

Devil by the Windowかな?と。
この2人の視線の扱い方とか表情筋は楽曲の世界観や人物に完全に憑依しないと出来ないと思っています。凄い…流石プロだ…(それはそう)
憑依して入り込んでいるからこそ歌い方にも反映されているんだろうな、という見解に落ち着いています。



最後に没入型。
先ずはこの人(この人)の理解能力の速さを知っていただきたい…
V先輩のMV(恐らく初見)を観た後の感想がこちら。

理解するのも速いしそれをしっかり相手にも分かりやすく伝えている言語能力にも驚きを隠せないと言いますか…この理解能力の高さが感情(喜怒哀楽etc…)を掴むための重要な部分を担っているのではないかと感じています。
後は楽曲自体の音やPDさんたちの歌声を聴いてすぐに声色やダンスでは表情・所作を選び出すセンスかな…

(異国の地で外国語を話しながらやり取りもスムーズにしてる…強)

(HUENINGKAIは憑依型&没入型mixだと思っているのでこちらでも…)

Xでの投稿でも書いたのですが、没入型は憑依型のように楽曲の1音目で世界観に入り込むのではなく、楽曲自体が進むにつれて動く感情に合わせて表現が進み、じわじわと感情という沼に入り込んでいくように感じています。



ここまで自分自身が感じていたことを書いてみました。上手くまとめきれていない部分も多く「何言ってんだこいつ」みたいに感じる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
私が最終的に言いたいのは、楽曲に対するこの3つのアプローチ方法…とぅばちゃんたち1人1人の個性が出ていて面白いな、と思うと同時に歌唱技術を磨いていくことでTAEHYUNの涙事件のような出来事が起こり、より“表現者”として楽曲で伝えたい思いをしっかり“代弁”してくれている素敵なアーティストだということ。

本当に感心しました。やっぱり凄いよこの5人…尊敬する。
この先の未来、彼らの歌声があれば今までのように救われると同時に希望も見いだせる…そんな風にも想えています。


ちなみに…この記事を書いているのはDeja VuのTeaser2が公開され、いよいよ明日カムバックというタイミングです。もちろん脳内沸いてます。

タイトル曲であるDeja VuをはじめPreviewで解禁した収録曲たちの素晴らしさと言ったら…もう、、頭抱えるレベルで好きーーーーーーーー!になってます(脳内で)

彼らの歌唱表現は常に進化し続けていて、新たな音楽ジャンルとの出会いを通して生じる様々な歌唱技術が待ち受けているかと思うと本当に楽しみで仕方がない…MOAちゃんたちみんな幸せ者だよね?…感謝。
だからこそ、とぅばちゃんたちにいい成績を届けたいとも思っています。私自身が出来ることは限られていますが、少しでも貢献したい!


みなさんで一緒に盛り上げていきましょうー!


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