「ママ」が亡くなる時に得た学び

ママが亡くなりました。享年91歳。
ママと言っても関係性はおばあちゃんと孫です。

私は産みの母親と、2歳くらいの時から離れて暮らし、父方の祖父母に育てられていたのですが、当時は産みの母親の記憶が無く、私はおばあちゃんのことを、本当にママだと思っていて、そう呼んでいました。

普通のおばあちゃんと孫の関係性ではなかったと思います。
よくある、とにかく優しい祖父母のイメージと違って昔の人だから、しつけと言って手も足も出る人でした。
鼻血が出るまで蹴られることもありました（笑）

ある日、叩かれていた幼少期の夢を見ました。
あの時は、よその家庭のことを知らないから「そんなもんだ」と思っていたけど、目が覚めて、私あの時悲しかったんだな。怖かったんだな。って振り返ったんです。
インナーチャイルド（心理学などで使われる自分の中の癒しきれていない内なる子供の意味）を、またひとつ見つけた気持ちでした。

そんな夢から数日後、父から急なメッセージがきました。
「今、おばあちゃんが緊急搬送された。あと、どのくらいもつか分からない」というものでした。

私の実家は福岡で、今住んでいるのは京都なので間に合わないなと直感したんです。

その時の出来事で、再確認できた学びがあったので是非シェアさせて下さい。

最期のことば

姉が病室に到着して、 ビデオ通話で私に繋げてくれたんです。

その時は、緩和治療での麻酔が効いていて、10分くらい普通にお喋り出来たんですけど、ハッキリと意識疎通が取れたのは、後にも先にもその10分間くらいだけだったと父が言うので驚きでした。
その通話の時から祖母は「アイス食べたいなぁ」ってずっと言っていて（笑）

もう腸壁が破れてる状態だったので飲むのも食べるのもダメって病院の先生に言われていました。

姉が一度病院を離れる時も、病室を出た途端部屋から「あーーーーー！アイスたべたーい！」って声が聞こえていたらしく、
「それが私が聞いた最期の言葉だったんだよー！」って姉が言ってて、お通夜の前に2人で笑っていたんですが、その時に思ったんです。

人間、死ぬ直前の願いって、元気な私達からすると、本当にそんな些細なものなんだな。って

赤ちゃんもそうですね。
生まれた時はお腹空いたか、オムツ替えてか、眠たい。そんな願いしかない。

それが社会に出て、車が欲しい、家が欲しい、洋服が欲しいと、どんどん際限なく欲が出て来ます。
もちろん、本当に欲しいものだったら凄く満たされて幸せな気持ちになるでしょう。
ですが、メディアや教育によって作られられた欲望であれば、尽きないでしょう。

生きている意味、使命とは

他人と自分の価値観が混在していて、それをずっと区別出来ずにいると、
・好きなものが分からない
・自分のやりたいことが分からない
・私の個性ってなに？
と、自分のカタチが見えにくくなり悩みが深刻化してくると、
生きている意味が分からない、となってしまうのではないでしょうか？

私のお友達の、星読み師さんやリーディングをする子や占い師さんに聞いても、よくクライアントさんからされる質問で「私の使命はなんですか？」と聞かれると言います。

（…いや、私も聞いたから、気になる方の気持ちもめちゃくちゃ分かるんですが🤣笑）

けど知ってみると、使命って自分の得意なコトだし、周りから何となく望まれるポジションだったりするんですが、意外と自分のやりたいコトじゃなかったりするものです（笑）

私が今回の出来事でお伝えしたいのは、
もっともっと自分の「好き」を知って欲しいのです。
それはまず、知らないと自分のことを愛せないからです。

自分に、友達と話す時みたいに客観的に沢山の質問を投げかけて掘り下げてあげると、本当の望み、したいこと、幸せに感じることって
とっても単純な答えで返ってくるものです。

主に五感に繋がることです。

私の場合は触覚です。
キンキンに冷えた手足であったか〜いお風呂に浸かる、あの瞬間が気持ちよくって大好きです！

あとは、瞑想の時やマッサージのお仕事中、お客様と同調した時に、気持ちいいと感じる至福感。
私の場合「気持ちいい」と皮膚や脳が感じることが大切だと分かりました。

これが自分で分かる簡単なワークをお伝えしますね！

自分の「好き」が分かるワーク

皆さんは何をしている時、幸せだなぁ？と感じますか？

ご飯を食べている時ですか？
植物を手入れしている時ですか？
ペットを愛でている時ですか？
走っている時ですか？
お裁縫をしている時ですか？
パートナーと触れ合っている時ですか？
歌を歌っている時ですか？
お昼寝をする時ですか？

この質問で出た答えに対して5回「なぜ？」と質問するのです。
例）
Q. 何をしている時が幸せ？
A. マッサージのお仕事をしている時！

Q. それはなぜ？
A. マッサージするのが好きだから。

Q. それはなぜ？
A. お客様が気持ちいいと言って下さるから。

Q. それはなぜ？
A. お客様が気持ちいいと、私も気持ちいいから。

Q. それはなぜ？
A. 施術中お客様と同調するから。

Q. それはなぜ？
A. 私自身が「気持ちいい」と感じることが心地良いから。

いかがでしょう？

この好きなことの種類が沢山あったり、
1つだったとしてもその回数を沢山してあげたりすると人生って豊かで充実していくと思います。
地球に生まれてきた甲斐がありますよね。

「美味しいものを食べるのが好き。でもこんなのみんな好きでしょ？」って思っても大丈夫。
みんなと同じでもいいし、
みんなと同じじゃなくてもいいのです。

最期に

ママの棺にはね、大好きだったアイスを入れてあげました。
でもね、もう食べれない。味わえないの。
魂が抜けたあとの身体は、ただの亡骸なの。

魂がこの身体に入っている間に、自分の周りを大好きでいっぱいにして、悔いのない人生にしていきましょうね！

長い文章、ここまで読んで下さり本当にありがとうございます。そんなあなたの好きなものが私は知りたいです！是非シェア頂けると嬉しいです！

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