封印を解き放て
心を不自由にしていたのは
いつも、私自身だった。
呪いをかけて、封印したのも
全部、私自身だった。
今日久しぶりにアナログで絵を描いていて
気付いたこと。
ふと、朝起きたら
水彩絵の具で絵を描きたくなった。
約1年振りくらいに。
珍しいなと思いつつ
お風呂に入り、準備をした。
(絵の具を使って絵を描くときは
身を清めて、少し掃除をしてからという
私の中の謎なルーティンがある。笑)
去年水彩絵の具で絵を描いて
感じた気持ちは
やっぱり難しくて、なんか楽しくない。
アナログだと上手く描けない。 だった。
そんな気持ちがあって
去年はほとんど
デジタルでイラストを描いていた。
書き直しや手直しも何度でも出来るし
色も無限大だから自由で本当に楽しい!
と思いながらいつも描いていた。
何を描こうかな〜と考えていて。
思いついたのは、クリームソーダ。
私は、クリームソーダという
飲み物のフォルムや色が大好きで仕方ない。
着色料は大嫌いなので
決して飲んだりはしない。
クリームソーダは目の保養として愛している。
(無印良品の無着色クリームソーダだけは飲める。美味しくて可愛いなんて最高)
なので、きまって夏になると
描きたくなるのは
いつもクリームソーダだった。
さっそく、描いてみた。
かわいい…🥺
私の好きなクリームソーダだ…🥺
出来上がって眺めていたら思い出した。
そういえば、去年もクリームソーダ描いたな。
それがこちら
え ?!
夫に見せたら
本気でかいてないやつだよね?!
と笑っていた。
しかし、私は覚えている。
真剣にクリームソーダを描きたいと
絵の具をルンルンで用意して
描いたらあまりに想像と違う絵が完成し
あまりの下手さに絶望したことを。
クリームソーダは初めて描いたというのもあるが…
やっぱりアナログは難しいんだって思った。
それが今日水彩を描いていて
楽しくて楽しくて…仕方なかった。
この違いはなんなんだろう。
絵を描くにも
見えないルールや常識、様々な技法がある。
それらを勝手に取り入れてしまっていた。
"絵を描く"ということに対しても
私はたくさんの鍵やロックをかけてきた。
幼稚園の時から絵が大好きだった私は
歳を重ねる毎に何重にもロックをかけては
絵を描くことが楽しいという気持ちを
箱の奥底にしまいこんできた。
去年描いた絵は、
こんな絵を描きたいんだったら
こうやって描かなきゃいけないんだよね
と考えながら描いた絵。
今日描いた絵は、
クリームソーダが描きたい!
私の大好きなクリームソーダ!
大好きな色でガラスの光も感じたい!
それしか考えてなかった。
そこには大好きと楽しい!というエネルギーと
「私なら絶対に描けるよ」
「だから自由に描いてみて」
という自分への信頼だった。
だから下書きはせずに色で描いてみた。
なぜこんなに絵がたった1年で劇的に
進化したのか、考えてみると
失敗への恐怖という意識が
自分の中で変わっていた。
失敗したくない、失敗したくない。
良い絵が描きたい。
から
失敗してもいいよ
失敗は楽しいものだよ
失敗はただの過程
良い絵を描くより、楽しむことが大事
に変わっていた。
私がわたしにかけている
不自由の呪いは
目には見えなくても
いたるところにある。
目の前にある呪いに気付いたら
解き放つだけ。
愛しくてたまらない 愛犬もかいた。
エネルギーのパワーはすごい。
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