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~10回合格してわかった~ 合格する教採小論文の書き方

小論文が苦手
小論文ってどうやって書いたらいいの?
対策方法が知りたい!


小論文で落ちていた方が翌年に苦手を克服し、教採に合格できた教採小論文の書き方をご紹介します。

はじめに

教採の対策や研究をしている  マサシ  です。
過去には私も教採を受けていました。

大学では文学を専攻し、国語の教員をしていたこともあって、小論文を書くことは得意な方だと思います。そのこともあり、教採の小論文は毎回合格点を出すことができてました。複数の自治体を受験したこともあるので、累計10回以上、合格する小論文を書いています。そして毎回面接で落ちてました💦

現在は教採の研究をしつつ、対策の勉強会を定期的に開催しています。小論文の書き方や勉強方法もお伝えしており、その勉強会からは毎年多くの合格者が出ています。

そういった経験の中から、合格する小論文の書き方と練習方法に気付きました。その方法を小論文が苦手な方にお伝えしたところ、小論文が上達して、教採に合格することができました!

開催している勉強会でも受験される方から
「わかりやすい」
「この方法のおかげで小論文が書けるようになりました」
というお声をたくさんいただいています。

この記事では、小論文が苦手な方でも合格できる小論文の書き方と練習方法についてご紹介していきます。

小論文が苦手
小論文の対策がわからない
そういったお悩みが解決できるかと思います。

教採の小論文の特徴

教採の小論文はおおむね次のような特徴があります。

  • 40~60分

  • 600~800字

  • 教育課題がテーマとして課される

  • 課題に対する教育活動や解決策を具体的に述べる
    ※自治体によって違いはあります。

中には資料やグラフを読み取って、それに対する考えを述べるという自治体もあります。

教採小論文と一般小論文の違い

大学入試や大学の試験でも小論文が課されますが、教採の小論文は性質が異なります。教採小論文と一般小論文の違いは主に次の2つです。
・テーマが教育課題
・教育課題に対する方策が求められる
これらのちがいについて深堀していきます。

テーマが教育課題

最大の違いはテーマが教育課題であることです。教員採用試験ですので、教員として教育課題に対する考えや意見を持っているかを問うようになっています。
よく出題されるテーマはいかのテーマです。
・いじめの予防
・学習指導要領の改訂について
・基礎基本の学力の定着
・道徳心を育むには
・コミュニケーション能力の育成
・グローバル化への対応
・ICT機器の活用と注意点

いじめやコミュニケーション能力は普遍的なテーマです。学習指導要領が改訂されるのは10年に1度ですが、その前後は関連する内容が問われやすいです。また、これらのテーマは面接試験でも聞かれることが多いので、日頃から教育課題へのアンテナを高く張っておくといいでしょう。教育に関するキーワードは受験先の教育委員会HPや文部科学省HPの分野別キーワードのページが参考になるでしょう。

教育課題に対する方策が求められる

テーマが教育課題ですので、もちろんその課題に対する方策が求められます。
・「今後どのような教育が求められるか」
・「あなたはどのような教育活動を行うのか」
といったことを具体的に述べる必要があります。

後述しますが、評価の観点に「教育に対する情熱」や「教員としての素質」が含まれていますここでどのような方策を述べるかが評価に大きな影響を与えます。

また、一般論を答えるのではなく、具体的な方策を述べるように指示が入ることが多いです。ですので、あなたが教員として取り組めることを書く必要があります。

評価

評価はとても気になるところです。どんなに素晴らしい内容でも字数不足や、字数はクリアしていても内容が悪いといったことで不合格になります。

評価の基準を公開している自治体はいくつかありますが、情報公開に積極的な神奈川県と岐阜県の評価基準を参考にしてみましょう。

神奈川県の評価基準

<表現>
文字数(600字以上825字以下)
・文章の構成
・分かりやすさ 
・表記の正確さ(誤字、脱字)
<内容>
着想
・論旨、結論
・自分の考え

岐阜県の評価基準

<基本的事項>
 ・文章の構成
 ・分かりやすさ 
 ・誤字脱字
 ・文字数(論文用紙の80%以上)
<論文内容>
 ・テーマに沿って論じている
 ・テーマを多面的に捉えている
 ・自分の考えを具体的に記述している

小論文で評価されること

神奈川県・岐阜県の評価基準から、共通しているポイントが見えてきます
文字数
・文章の構成
・分かりやすさ 
・表記の正確さ(誤字、脱字)
これらは他の自治体でも同様に評価基準に記載されています。以上の4点をクリアした文章であれば、表現の面では合格に必要なラインを越えられるわけです。

では、これら表現の基準をクリアしつつ、内容面でも合格できる小論文の書き方について深堀りしていきましょう。

合格小論文の書き方(表現編)

クリアしやすいものからご紹介していきます。

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