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【雑記】kawaiiのその先

長女は大のシナモロール好きである。それならばと思いGW中にサンリオピューロランドに行ってみた。

テーマパーク、はたして何十年ぶりだろう...。もはや記憶にはない。。ちなみにかの有名な世界的ランドには行ったことがない(正確にいうと、好きではない)。

そして今年はキティーちゃんの生誕50周年だそうで、それを目的に来園している人も大勢いるであろう。とにかく人は多いが、各々が好き勝手に楽しんでいるのをみて、ふと思いを巡らせたことを書き留めておく。


このキャラクターが大好き!という感覚が、この場に来ている人々からは非常に強く感じられたのだが、私はその感覚を持ち合わせていない。むしろだいぶ引いてみていた。

かわいらしいのは理解できるが、何がそこまで人々を魅了させるのであろうか。そもそもキャラクターとは何か。キャラクターについてはこのあたりを読んでみよう。

キャラクターが大好き!と書くと、ひと昔前であればオタク的な扱いであったであろうが、現代では割と一般的な扱いのような気もする。

ただし、幼少期における好き(かわいい)と、大人の好き(かわいい)とは、根本的に何かが異なる気はするのだが、それがいったい何かはよくわからない。しいてあげるとするならば、大人ほど依存性(共依存的な?)が強いような気はしている。


かわいいに関して調べてみると、マス・メディアや資本主義関連に展開された内容が多かったように感じた。しかし、私が興味を持ったのはある種の「狂気」である。

かわいいの根底として、多くの論文では動物行動学者コンラート・ローレンツが提唱した「ベビースキーマ」(1943)を起点に論じられていた。

ベビースキーマとは幼い動物が持つ身体的特徴を意味する。背が小さく頭が大きい、目がクリっとしているなど、幼児期の見た目に対して本能的に「かわいい」と感じる遺伝子が組み込まれている、のであろうか。


なお、サンリオの経営理念は「みんななかよく」にあるという。

遊園地とテーマパークとの違いすら知らないで行っているため、子どもが遊べるようなアトラクションが少ないなーと思っていたが、それもそのはずでそもそものコンセプトを理解していなかったのである。

「みんななかよく」を掲げているにも関わらず、みたイベントでは悪の女王的なのが出ていたのは、いったい何であったのだろう・・・?


おそらく何かの見返りを求めている訳ではなく、いること(あること)が精神的なバランスを保つ方法のひとつのような気はしている。


kawaiiは今や共通語として認知されてはいるが、表面的(外見的)なかわいさと、内面的(性格的)なかわいさとがあるにも関わらず、日本語はその辺りざっくりと全体的を包括しているようにも思える。

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