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@cosme TOKYOからみる日本の美容トレンド2020

年末年始に日本に一時帰国をしていた際に、原宿に@cosme TOKYOなるものがオープンしました!

コスメ好きとしてこれは行くしかない、、!と思い、行ってきたのでその様子とそこから感じた2020年の日本の美容トレンドを、欧米の美容トレンドと比較しつつレポートとしてまとめてみました。(1月中にアップしようと思いつつ、気付いたら2月に。。)

@cosme TOKYOとは

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@cosmeの初の路面店であり、売場面積・取扱いブランド数ともに最大の店舗。約400坪を誇る売場面積を最大限に活用し、200前後のブランドを1箇所で扱うという、唯一無二の空間となっています。JR原宿駅の改札を出て、本当に目の前にドーンとあるのでびっくり。

【詳細】
アットコスメ 東京
オープン日:2020年1月10日(金)
所在地:東京都渋谷区神宮前1-14-27
売場面積:約1,300㎡
ブランド数:200前後

@cosme初のブランドも多数導入

POLA、CLARINS、SABON、GIVENCHY、TOM FORD BEAUTY、to/oneを始め、今回の@cosme TOKYOには@cosme初のブランドも多く見られます。

※その他、オルビス、ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)、ダイソン(dyson)、ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX Professional Makeup)、など。

充実したイベントスペース

@cosme TOKYOでは、ブランドによるイベントスペースがいくつか用意されています。

ポップアップスペースでは、LANCOMEによるプロモーションイベントが行われていました(2020年1月17日現在)。イベント内容としては、LINEの友達追加SNS投稿でLANCOMEの美肌菌のテスタープレゼントというものでした。

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また、インフルエンサー向けのライブ配信設備を搭載したスタジオ型スペースであるTOKYO STUDIOや、ファンミーティングやブランド発表会など多目的に利用できるイベントスペースであるTOKYO BEAUTY SPACEなど、多くのイベントスペースが用意されていました。

さらに、@cosme storeといえば、いろいろなコスメを気軽に試すことができるのが魅力の1つではありますが、「@cosme TOKYO」でも気になるアイテムをブランド横断で試せるテスター専用コーナー、その名も”テスターバー”を1階と2階それぞれに設けています。

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人気ランキングを反映したコーナー

a. 下地ランキング

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1位の「ポール&ジョー・モイスチュアライジングファンデーションプライマーS」は、言わずと知れたベストコスメ。ポール&ジョー自体は、昨年2019年冬のクリスマスコフレが豪華すぎると話題になりました。

b. ファンデーションランキング

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3位の「ディオール・スキンフォーエバーフルイドグロウ」は重すぎず、でも軽すぎもしないファンデーションでどんな人にも合いやすくオススメです(偶然今回はいずれも海外ブランドがランクインする結果となりました)。

c. フェイスパウダーランキング

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2位の「キャンメイク・マシュマロフィニッシュパウダー」は、化粧下地の仕上げにも良し、化粧直しパウダーにも良しでかなり万能です◎

d. コンシーラーランキング

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1位の「the SAEM・CPチップコンシーラー」は、個人的にもマストバイのベストコスメです。韓国コスメの下地やファンデーションはかなり厚手のものが多いイメージなのですが、ことコンシーラーにおいては基本的には一部のみに使うものなので、カバー力が強く魅力的です。

e. チークランキング

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1位と2位を独占した「セザンヌ」は、低価格帯でありながらハイクオリティであると有名です。チークのカラーバリエーションもかなり豊富で、いくつかの色を混ぜ合わせて使っても可愛いです。

f. アイシャドウランキング

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2位の「アディクション・ザ アイシャドウ」は言わずと知れたベストコスメ。99色のラインナップですが、中でもピンクラメの「99 ミス・ユーモア」やゴールドラメの「92 マリアージュ」は使い勝手もよくプレゼントにも◎

p.s. ザ アイシャドウが99色である理由は、「100に1つ満たない、その未完成な数字の可能性と将来性、ギリギリの緊張感を表現している」そうです。

g. アイブロウランキング

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1位の「ケイト・デザイニングアイブロウ3D」はアイブロウとしてはもちろん、涙袋の影を書くのにも大活躍。日本人女性のふわっとした眉毛は、海外でも少しずつ人気になりつつあります。

h. リップランキング

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1位の「オペラ・リップティントN」はお手軽な値段でカラーバリエーションが豊富、またシーズナルカラーも可愛く大人気です。(シーズナルカラーは発売するごとに即売り切れでなかなか買えた試しがない。。)

i. 洗顔料ランキング

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2位の「ビオレ・おうちdeエステ」は鼻の黒ずみを取り除いてくれるとネットで話題に。3位の「SABON・フェイスポリッシャーR」は1回で肌がツルツルになるとこれも話題に。SABONはイスラエル産のスクラブで、死海の塩をベースとした商品として有名です。

j. パック・フェイスマスクランキング

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その他、様々なニーズに応えるディスプレイも。メンズ・ユニセックスコーナーを始め、様々なところで男性の姿も。化粧やスキンケアは女性だけのものではないという風潮の目に見える現れで、個人的にはかなり嬉しい光景でした。

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テクノロジー導入ブランドの拡大

近年Beautytechの分野はますますの盛り上がりを見せています。今回の@cosme TOKYOでもそのトレンドを踏まえた商品が一部並んでいました。

着けるだけの「ながらケア」で表情筋にアプローチできる「メディリフト」ですが、SNSや人気YouTuber達の間でも話題になっている商品です。

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まとめます

セザンヌやキャンメイクをはじめとする、低価格帯いわゆる”プチプラコスメ”商品の人気はとどまるところを知りません。しかしながら洗顔料ランキングで1位の「ファンケル・ディープクリア洗顔パウダー」をはじめ、日本に無添加やその他オーガニックコスメのトレンドの波が来つつあると私は感じています。「無駄なものは極力排除する」というトレンド軸が浸透しつつあると私は感じていて、その流れでいくと動物実験の禁止などもトレンドワードとして持ち上がりそうです(LASHはその先駆者としてだいぶ有名ですが)。

米国ではオーガニッククリーンビューティは2019年からすでに大きなトレンドとして存在し、2020年はダイバーシティサステイナブルがトレンドワードと言われています。上記のキーワードはもちろん美容業界に限ったものでなく、オーガニックフードダイバーシティさを訴求した広告、サステイナブルな服やパッケージまで、様々なものが存在します。

今回の@cosme TOKYOの人気ランキングを見ていて再認識したことではありますが、現状、日本にはこのようなトレンドを汲み取った商品はまだまだ多くはありません。化粧品やコスメに限らず、このような世の中のトレンドをうまく汲み取った商品であることは、今後ますます注目を浴びていくためには必至であると言えそうです。

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