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当たり前の選択肢になりますように。 -低容量ピルの話-

数日前のセンター試験。あるツイートが話題になっていた。

「センターを控えていてインフル対策はしていたけれど、当日は生理で…」なかなかつらい話です。

大学2年生の時、先輩が

「このあいだの飲み会でさ、A子が23時になったら急にピル飲み出してさ。ピルってパッケージで分かるじゃん?あんな子でもビ○チなんて意外だわ(笑)」

ピルを服用する人=ビ○チ」と思っている人がいることが衝撃的だったのを今でも覚えています。

ピルの効用は避妊、というイメージがかなり大きいのは間違いありません。しかしながら、避妊以外の効用を目的に服用している人も多くいる、ということが少しでも伝われば、と思い、ピルを2年近く服用している私が今回記事を書いてみます。

そもそもピルってなんぞや

ピルは、正式には「経口避妊薬」と呼ばれている女性ホルモン剤のことです。ピルは一般的には低容量ピルを指します。

生理開始日から、1日1錠を決まった時間に21日間服用し、その後の7日間服用を休むのが基本周期です。服用を休止している7日間の間に、生理がくる仕組みです。

日本で低容量ピルを入手するには、医師の診察を受け、健康状態を考慮して、処方箋を受ける必要がある処方箋医薬品となっています。

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低容量ピルのいいところ

私自身、実はアメリカに留学を始めた頃に生活環境の大きな変化から、半年近くものあいだ生理が止まってしまいました。「でもピルはな。。」と悩んでいた当時、寮のルームメイトが2人とも服用しているのを見て「あれ?ピルって実はそんなに特別なことじゃないのかも」と思い、低容量ピルを飲み始めました。以下、私なりに感じたピルのいいところです。

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やっぱり個人的には、生理痛の緩和がかなり助かっています(もともとかなり酷くて、生理中の通学1時間半は本当に地獄でした。。)。

副作用ってあるの?

ほとんどありません。私の場合は、もう2年近く服用していますが、確かに始めて初月は不正出血があったものの、すぐに落ち着いてそれ以降は何もないです。

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まとめます

男女共に「ピル=避妊」というイメージが浸透しているのは事実であり、これが普及しづらい原因のひとつにもなっているのは間違いないと思います。ピルに関する教育がしっかりなされていないのも、残念ながら現実です。(私は中高女子校でしたが、その類いのものは全くと言っていいほどなかった。。) 

今では婦人科さんによっては「学割ピル」がある場合もあります(通常3000円→1800円程度に)。この記事を通じて、少しでもピルに対するイメージが変わったら嬉しいなと思います。

p.s. ピルがサブスクで家に毎月届くようになったらなあと切実に思ってます(笑)


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